SARS予防・対策(2)
電話、FAX等による医務官相談の追加概要
4月10日から13日にかけて実施された古閑(コガ)医務官による電話等相談の内容に関し、SARSの予防・対策で役に立つ情報を下記の通りまとめましたので、ご利用下さい。
FAX・電子メールで寄せられた皆様からの質問(回答):目次 |
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| ● | SARSとは | ● | マンション |
| ● | コロナウイルス | ● | 出産&子供 |
| ● | 検査法 | ● | 学校 |
| ● | 感染経路 | ● | 中国 |
| ● | 飛行機 | ● | 見通し |
| ● | 予防生活 | ● | 日本国内への広報 |
| ● | マスク | ● | 帰国したら |
| ● | ただの風邪かもしれない・・・・・・ | ● | 日本および総領事館の対応 |
| ● | 病院 | ● | WHO |
| ● | 職場などにおける感染者の発生 | ● | その他 |
| ●SARSとは | ||
| 問. | 今年1月から2月にかけて、高熱、痰、咳を伴う風邪を家族でひきました。今はもう治っていますが、そのときSARSだったのでしょうか? | |
| →. | その可能性はありません。仮にコロナウイルスに感染して発症しSARSの可能性が疑われたとしても、そのうち8〜9割は3〜5日で快復し、SARSとなるのは1〜2割程度です。つまり、コロナウイルスに感染することイコールSARSではなく、SARSとは呼吸器系に異常が起こる症候群の総称であり、今回のSARSはその原因がコロナウイルスと考えられているのです。 | |
| 問. | SARSから通院せずに快復する方法や可能性はありますか? | |
| →. | 一旦SARSを発症した場合に通院せずに快復するのは現実的ではないと思われます。むしろコロナウイルスに感染してもSARSを発症することなく快復することの方が多いです。 | |
| 問. | いま香港で流行しているSARSは昨年末に日本で流行したインフルエンザとは違う種類のものなのですか? | |
| →. | いま香港で流行しているSARSとインフルエンザは全く別の疾患ですが、症候群としては似ています。しかし、インフルエンザの肺炎とコロナウイルスの引き起こす非定型肺炎(新型肺炎)は明らかに発生メカニズムが異なります。インフルエンザウイルスが直接細胞障害を引き起こすのに対しコロナウイルスは直接細胞障害を引き起こさず、過剰な免疫反応を導き、その結果白血球が自らの肺を攻撃することにより肺炎を起こします。 | |
| ●コロナウイルス | ||
| 問. | SARSのウイルスは湿気に弱いとの報道もありますが本当ですか? | |
| →. | 今回のSARSはコロナウイルスが原因と考えられています。インフルエンザウイルスは確かに湿気に弱いことが確認されていますが、今回のコロナウイルスについては良くわかっていません。 | |
| 問. | SARSの拡大ペースは気候に左右されるでしょうか。 | |
| →. | 原因と考えられているコロナウィルは湿気や熱に弱い等の報道もあるようですが、今のところSARSの拡大が気候に左右されるという証拠はありません。 | |
| 問. | コロナウイルスは体内から出た後、どのくらいの時間、生命力があるのですか? | |
| →. | 経験的には紫外線に弱い等、生存には様々な条件が必要なため、地面に落下した時点で感染力を失います。 | |
| 問. | ウイルスが地面に落下したら死ぬとの根拠は何でしょうか? | |
| →. | ウイルスは飛沫内で感染力を持ち、人体を離れてからの生存期間は生物学的に最も恵まれた条件下において約3時間と考えられておりますが現実的にはより短いでしょう。また飛沫が他の物質に接触した場合は、かなりの頻度でウイルス粒子が破壊されます。全てのウイルスが死滅するわけではありませんが、感染力を持続させるほどのウイルス量は残存しないものと推測されます。感染力の強いウイルスであればこの限りではありませんが、今回のケースでは、伝搬速度も遅いため感染力には限りがあるものと推測されます。 | |
| 問. | コロナウイルスは手洗いやうがいによって簡単に死んでしまうのですか? | |
| →. | そのとおりです。ただし、水だけのうがいではウイルスは死滅しません。イソジン等でうがいをして下さい。 | |
| 問. | ウイルスは人から人への感染を重ねるにつれて弱体化すると聞きましたが、コロナウイルスもそうですか? | |
| →. | ウイルスが生命体として生き残るためにキャリアである人体や家畜等との共存を図らなければならなくなった結果として弱毒化するということは起こり得ます。 | |
| 問. | コロナウイルスに一度感染し快復したら抗体はできますか? | |
| →. | 一度コロナウイルスに感染すれば抗体はできます。 | |
| 問. | コロナウイルスは変異し易いとのことですが、今回の騒動が収束後、変異バージョンのウイルスが再度猛威を振るう可能性は有りますでしょうか? | |
| →. | このウイルスが人か動物から来たか現在追跡中であり、今後解明するものと思われます。新興・再興感染症は、可能性としてあり得ます。 | |
| 問. | 原因のコロナウイルスはどういう状況の場合、増えるのかわからないのでしょうか。冬の寒い時期でも冷房をかけるという香港人の思い違いが原因ではないのでしょうか? | |
| →. | 現在までのところ、SARSを引き起こすと考えられているコロナウイルスが如何なる状況下で増殖するのかについては明らかになっていません。今後、徐々に解明されるものと期待しています。 | |
| ●検査法 | ||
| 問. | もしコロナウイルスに感染していた場合、SARSは発症する前の潜伏期間中でも感染していることがわかるのですか?また、感染の有無は日本の医療機関でもわかるのですか? | |
| →. | PCR(遺伝子増感法)の検査をすれば分かります。結果は約1日で分かります。日本では国立感染症研究所でPCR(遺伝子増感法)の検査が出来ます。 | |
| 問. | 発症していないと検査はうけられないと聞きましたが、実際はどうなのでしょうか | |
| →. | まず、発熱や咳などの症状が出ていない間は他人にうつす危険はないと考えて良いと思います。ウイルスが他人への感染力を伴う程体内で増殖していないからです。症状が出ていない段階では確実に感染者と接触したという事実がなければ、隔離やPCRによる検査は行われないでしょう。 | |
| ●感染経路 | ||
問. |
SARSウイルスは人体を離れてから6時間生存すると聞きました。感染者が触れたものでも6時間後であれば感染の心配は無いのでしょうか? | |
| →. | 今回のSARSの原因はコロナウイルスと考えられていますが、コロナウイルスが人体を離れてからの生存期間は、最も恵まれた条件下において約3時間と考えられておりますが、現実的にはより短いでしょう。また、コロナウイルスは、発症した感染者が咳をした時にウイルスを含む唾液や体液などの細かな粒(飛沫)を通じて感染するものと考えられております(飛沫感染)。したがって感染者が接触した物体に接触しただけでは2次感染は起こりません。予防対策としてマスクの着用や手洗いの励行が勧められているのは、発症した感染者の細かな唾液等が附着したものを触った手を洗わないで、口や目や鼻等を触れると感染してしまう恐れがあるからなのです。 | |
| 問. | 飛沫伝染であることは確立された見解でしょうか | |
| →. | 香港政府の見解です。新感染症ですから例が少ないため、今までの経験を基礎として考察された結果です。もし空気感染なら感染者が一日何千人という単位で爆発的に増えているはずです。現在のところ、空気感染した例はありません。 | |
| 問. | 咳、くしゃみなどの飛沫は1メートル以上離れれば問題無しとする根拠は何でしょうか? | |
| →. | 咳の場合、感染力のあるウイルス量が経気道的に吸入されるには1m程度との経験則があります。もちろん、ウイルスの感染力によっては、この限りではないと思われますが、今回のケースの場合は1メートル程度ではないかと推測されます。 | |
| 問. | 「発症しなければ感染は広がらない」旨を衛生署に確認したところ「明らかになっていない」との回→を得ましたが、一体どちらが正しいのですか? | |
| →. | 発症していない人からの感染例はないと、衛生署の幹部(DR. TSE Lai-yin, JP.)から聞いています。基本的に、ウイルスを排出しなければ(つまり発症するほどに体内のウイルスの濃度が高くならなければ)他者への感染を引き起こすことは不可能です。 | |
| 問. | 患者との握手や、患者がさわったボタンに触れると感染はありうるとの見解もあるようですが、接触感染はあり得ないのでしょうか? | |
| →. | 感染させる能力のあるウイルス量がボタンについていれば感染はあり得ますが、ボタンを触れた手を口や鼻に入れたり、その手で眼をこすったりせず、そのまま石鹸で手洗いすれば感染しません。もちろん、アルコールティッシュ等で手を消毒すれば完璧です。 | |
| 問. | SARSに初めにかかった人は食品関係者だそうですが食品や外食から感染する事はありますか? | |
| →. | 基本的に食品から感染することはありません。しかし、発症した人の飛沫が食品につき、それをそのまま食べると感染する可能性はないとは言えません。ただこのような極端な想定は通常は起きないと思います。また、外食だから危険が高いということはありません。 | |
| 問. | 外食した際に、おはし、食器などからの感染する可能性はありますか? | |
| →. | 外食時に食器から感染する可能性については、全く無いとは言い切れませんが、香港ではほとんど全てのレストランでマスクの着用が義務付けられているようなので、その可能性は非常に低いと考えられます。また、ウェットティッシュなどで食事前に手を拭くのも効果があるでしょう。 | |
| 問. | プールで感染する可能性は考えられますか?海はどうですか? | |
| →. | プールの水は塩素消毒されているため、ウイルスは生存できません。したがって、プールの水そのものは安全なはずです。公共プールが閉鎖されているのは、医学的な見方からすれば水中で感染する懸念からではなく、人が多く集まる場所だからだと考えられます。海水で感染することはありません。 | |
| ●飛行機 | ||
| 問. | 空港や機内ではどのようなことに気をつければ良いのでしょう? | |
| →. | 飛行機内に患者がいても、マスクをしていれば、感染を予防することができます。空港や機内だけの特別な予防法はありませんが、インフルエンザにかからないようにするのと同様に、マスクをしたり、うがいをしたり、手を石けんでよく洗ったりすれば、大丈夫です。これは大人子供を問わず有効な対策です。 | |
| 問. | 飛行機内での感染リスクを指摘する医者もいますが、これは狭い密閉された空間や湿度が関係していると考えて良いのでしょうか? | |
| →. | 飛行機内で長時間座っている場合、隣の席の乗客がSARSを発症しており、かつ、マスクもしないで咳をしていて、あなたがマスクをしていなければ、感染の可能性は高いです。お互いマスクをしていれば、感染の可能性は少ないです。飛行機内は乾燥している為、のどの粘膜がやられ、感染する確率は高まるかもしれません。 | |
| 問. | 幼児が機内でずっとマスクをするのは不可能です。機内感染のリスクはどの程度のものなのでしょう? | |
| →. | SARSは、1メートル程度の近距離において、患者の呼吸器の飛沫又は呼吸器の分泌液との接触によって感染します。SARSの症状は、発熱(38度以上)、悪寒、咳、息切れ、下痢、頭痛、筋肉のこわばり、全身の倦怠感などを伴います。このような症状がない段階で、周囲の人が感染することはありません。機内に患者(発症している人)がいれば、その周り1メートル程度は、その人が咳をした時などに吐き出す飛沫によって感染する可能性はあります。しかし、マスクをつけることによって、ウイルスの侵入を防御することは可能です。 | |
| ●予防生活 | ||
| 問. | 最も効果的だと思われる予防法を教えて下さい。 | |
| →. | 効果的な予防法については、感染症の予防の基本である、「うがいをする」「マスクを着用する」「手を良く洗う」「特に汚れた手で目、口、鼻に触れない」「人混みを避ける」「免疫力を維持する」等が挙げられます。 | |
| 問. | 服は洗ったほうが良いですか? | |
| →. | 服は基本的に毎日洗うべきです。不特定多数の人が集まるような狭い場所に行った場合には、特に洗うべきでしょう。スーツ等は、スチームアイロンをかければ大丈夫です。 | |
| 問. | 免疫力がUPするような食材などがあれば教えてください。 | |
| →. | 免疫力がUPするような食材とのことですが、特定の何かと言うよりも、栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠を心がけることが大切です。 | |
| 問. | 消毒はブリーチがいいと聞きましたが、キッチンハイターのようなものでいいのですか? | |
| →. | 結構です。さらし粉(漂白剤)であれば次亜塩素酸ソーダが入っています。 | |
| ●マスク | ||
| 問. | 日本製のマスクは洗うことでフィルターの効果が半減していくと書かれていますが、使い捨てマスクのほうが良いのでしょうか? | |
| →. | マスクは目の細かいものが効果が高いと考えられます。近くに感染者がいない場合、使い捨てマスクで十分です。目の粗い布製マスクは余りおすすめできません。 | |
| ●ただの風邪かもしれない・・・・・・ | ||
| 問. | 昨日から喉が痛く病院へ行こうか迷っています。SARSと一般的な風邪の区別は 急な高熱がでるかどうかだけですか? | |
| →. | SARSの自覚症状は38度以上の熱、悪寒、咳、下痢、息切れ、頭痛、筋肉のこわばり、全身の倦怠感等ですが、初期段階では一般的な風邪と非常に区別が付きにくいものです。ただ喉が痛いだけであれば、まずはイソジン等を使って頻繁にうがいをしましょう。その後、発熱を伴うようであればお医者さんの診察を受けて下さい。SARSの可能性があれば指定された病院に行くことになります。 | |
| 問. | ノド風邪をひいた場合、家でできること(うがい以外)があれば教えてください。ノドは温めた方が良いのですか?お茶でのうがいは効果ありますか? | |
| →. | ノド風邪をひいた場合には、水やお湯だけでなくイソジンやリステリン等でうがいすると良いでしょう。お茶でのうがいは緑茶や紅茶、あるいは熱いかぬるいかを問わず、ある程度の効果は期待できます。 | |
| ●病院 | ||
| 問. | 感染が疑われる場合には、日本語のできる病院よりも専門病院に行ったほうが良いでしょうか?あまり英語は得意で無いのですが。 | |
| →. | まず、今回のSARSの原因と考えられているコロナウイルスに感染したら必ずSARSとなる訳ではありません。仮にコロナウイルスに感染して発症し、SARSの可能性が疑われたとしても、そのうち8割は3〜5日で快復し、SARSとなるのは1〜2割程度です。発症していない段階であれば、まずは資料にある日本語のできる病院で診てもらうのが良いでしょう。病院の診断によりSARSの疑いが高まれば専門病院で治療が行われることになります。 | |
| 問. | 万全な態勢で臨んでいるはすの医療関係者の感染が増え続けているのは何故でしょうか? | |
| →. | 集中治療室等に入院されているSARSの患者からは、ウイルスが多量に出ており、患者と接触する機会の多い医療従事者は完璧な防御をする必要がありますが、必ずしも十分に徹底されていないということだと考えます。実際、病院によっては医療従事者の2次感染を全く出していないところもあります。 | |
| ●職場などにおける感染者の発生 | ||
| 問. | 会社の入っているビルで感染者が出たようなのですが。 | |
| →. | 事務所があるビルで感染者が出たとしても、当該ビルに対して隔離措置がとられなければ、事務所を閉める必要はないといえます。これは同じフロアーで感染者が出た場合も同様です。職員に感染者が出た場合、出勤させずにそのまま病院に向かわせることが必要です。それは、職場での感染を防ぐためです。万が一、職場で発症している職員を発見した場合には、他の人も感染の危険がありますので、直ちに衛生署に通報し(ホットライン2961-8968) 、消毒、隔離などの措置に協力してください。 | |
| 問. | 社員の住んでいるマンションで感染者が出ました。その社員には健康上、何の変化もありませんが、どのように対応すべきでしょうか。 | |
| →. | 発症していなければ他人に感染させてしまうことはありませんので、その社員の方を出社させてもかまいません。職場で生じる心理的抵抗が懸念される場合には、社員にマスクを着用させることによって周囲に安心感を与えることができると思います。 | |
| 問. | 社員の家族に課している移動の制限は解除しても良いでしょうか? | |
| →. | まず、個人における感染防御が基本です。感染の機会を減少させるために、人の移動を制限することは効果的です。今回のコロナウイルスより感染力の強い感染症であれば、政府、WHOは一層強い制限をすることでしょう。病気をうつさない、うつされない事が重要です。 | |
| ●マンション | ||
| 問. | 同じマンションの別棟で患者が出ました。消毒はしたようですがマスク着用、うがい、手洗い以外に特に気をつけるべきことはありますか? | |
| →. | 自宅が心配であれば室内を清潔に保ちましょう。水回りや換気設備等を中心に100倍に薄めたブリーチ(漂白剤)で消毒するとウイルスを殺すことができます。これを10日間行ってください。 | |
| 問. | マンションの同じブロックで感染者が出ましたが、管理事務所からは感染経路や家族感染の有無、快復状態等は教えてもらえませんがどうすれば良いのでしょう? | |
| →. | 香港はプライバシーに敏感なので、どうしても必要だと判断されない限り感染者個人やその家族に関わる情報は公開されないでしょう。コロナウイルスは空気感染しないと考えられていますし、万が一マンションでの感染拡大が懸念されるようであれば、衛生署が相応の対策を採るはずです。その場合、衛生署からはマンションの住民に対して管理事務所を通じて指導や情報が届くはずですから、管理事務所からのお知らせに注意を払ってください。 | |
| ●出産&子供 | ||
| 問. | 現在、SARSを治療している病院で出産する予定なのですが院内感染が不安です。また、万が一出産前後に感染してしまったらどうなるのでしょう? | |
| →. | 院内感染の可能性は、全く無いとは言えませんが、SARSの治療部門と出産を担当する部門では病棟が異なるので、可能性は非常に低いはずです。万が一感染した場合は、帝王切開による出産となり、新生児に感染しないような処置が施されるでしょう。なお、妊娠13週未満の妊婦に対しリバビリンを用いると副作用があり、奇形を生じる危険があります。肝心なのは感染しないように個人の感染防御に万全を期することです。 | |
| 問. | 妊娠中です。感染したが発症しない場合、胎児に感染してしまうことはいることはありうるのでしょうか。また感染・発症した場合に、妊娠を続けることは可能でしょうか?妊婦は一般的に免疫力が強いとのことですが、コロナウイルスに対してはどうでしょうか。 | |
| →. | 感染した妊婦から胎児に感染したという事例や、ウイルスが臍帯を通過する証拠は今のところありません。妊婦が感染した場合には、専門病院で胎児が菌やウイルスに感染にしないような措置をとりながら帝王切開にて出産することになります。妊婦の免疫力については何とも言えません。香港の病院からは、妊婦がSARSに感染し3名の新生児が経過観察になっていると聞いています。 | |
| 問. | 新生児・子供はSARSになる可能性はありますか? | |
| →. | 新生児、子供はコロナウイルスに感染しても重症化する、すなわちSARSを発症する可能性は小さいようです。 | |
| ●学校 | ||
| 問. | 日本人学校の閉鎖が延長される可能性は高いでしょうか。 | |
| →. | 閉鎖延長の可能性については何とも言えませんが、香港全体での収束の見通しが新感染者の増減と密接に関連しているという点からすれば、今週から来週(注:4/6の週から4/13の週)にかけての新感染者の増減に注目する必要があると言えるでしょう。 | |
| 問. | 子供は一時帰国していますが、このまま日本で学校に通わせたほうが良いのでしょうか。子供は一時帰国していますが、このまま日本で学校に通わせたほうが良いのでしょうか。 | |
| →. | 香港での教育が長期にわたって停滞するという心配でしょうが、まだ結論を出すのは早いのではないでしょうか。今しばらく様子を見られるのが賢明かと思われます。 | |
| 問. | 香港の学校再開は政府が終息宣言を出してからになるのでしょうが、最後の発症者がでてから7日後前後になると考えて宜しいでしょうか? | |
| →. | 学校の再開については、医学的な観点以外の要素も考慮されると思いますので、香港政府にお聞きいただくのが良いと思います。 | |
| ●中国 | ||
| 問. | 深センに工場があります。深センで香港以上に注意が必要なポイントはありますか? | |
| →. | 深センと香港とで予防法に特に違いはありません。香港と同様の予防に心がけてください。 | |
| 問. | 仮に香港のSARSが収束しても、大陸から感染者が流入すれば香港のSARSも再度拡大するのではないでしょうか? | |
| →. | 香港で新感染者がいなくなり大陸から感染者が入ってくるような状態になれば、香港は輸入感染症対策を新たに講じるものと思われます。現在すでに香港への入境時には特別な申告書に健康状態の記入が求められ、必要な場合には衛生署から派遣された担当官が現場で対応することになっていますが、これもそうした措置の一環と言えましょう。 | |
| 問. | 現在、広東への出張を控えていますが、空気感染で無いのであればマスク等の自己防衛をすれば広東に行っても構わないのでしょうか? | |
| →. | 手洗い、うがい等を含め自己防御すれば大丈夫です。 | |
| ●見通し | ||
| 問. | 香港でSARSが収束し、元の日常生活に戻れるのはいつ頃になりそうですか。 | |
| →. | 収束の見通しは難しいですが、香港政府も市民もマスクをしたり、手を洗ったりと予防対策に努力していますので、個人的には今月一杯で収まるものと期待しています。 | |
| 問. | 病院管理局関係者は今月末には感染者が1,800人〜3,000人になる恐れがあるといっており、今月一杯で収束するとの見通しは楽観的に過ぎるのではないでしょうか?今月一杯で収束しなかった場合には、感染方法や防御の有効性に疑問が生じることにはなりませんか? | |
| →. | 毎日新たな感染者数が政府より発表されているので、その後の推移を見届けましょう。また、香港市民による個人的感染防御に対する認識が高まっていることにより、感染者が減少することは確実です。 | |
| 問. | 収束とはそもそもどのような状態ですか。また、今月一杯と見込む根拠は何ですか? | |
| →. | 収束とは、新感染者が減少してゼロに近づいていくことを指します。個々人の感染防御が徹底すれば新感染者はおのずから減少するため収束に向かうというのが基本的な考え方です。香港での2次、3次感染が始まった頃と比較して、現在では人々の感染予防に対する意識・知識も高まっていますし、データー上も香港での新たな感染者数は日々上がり下がりはあるものの、全体的には減少しています。 | |
| 問. | 大陸から来たたった一人の感染者が原因でここまで拡大した以上、収束宣言を出すのは容易なことではないと思いますが? | |
| →. | 香港で2次、3次感染が始まったばかりの時期と現在とで香港市民の感染防止に対する意識・知識を比較すると、現在のほうが格段に高いレベルにあると言えるでしょう。最も大切なのは、一人一人が感染を防止するために十分な対応を取ることにあるものと考えます。 | |
| 問. | 4月内に家族を香港に呼び寄せることはできそうですか? | |
| →. | 香港全体での収束の見通しが新感染者の増減と密接に関連しているという点からすれば、今週から来週 (注:4/6の週から4/13の週)にかけての新感染者の増減に注目する必要があると言えるでしょう。 | |
| ●日本国内への広報 | ||
| 問. | 日本の報道や新聞を見ていると、香港に住んでいるだけでバイキンのように思われているようです。日本では説明会で伺ったような話は伝わっていないのですか? | |
| →. | 11日には外務省と厚生労働省が中心となってSARSが拡大している地域に進出している企業関係者を対象に、感染症の専門家による講演会を開催しました。残念ながら日本では香港で起こっているSARSに関する正しい認識が必ずしも十分に普及しているとは言えず、センセーショナルな報道や噂が目立ってしまっている情況にはありますが、現在、国は一般の人々の誤解を解くために尽力しているところです。 | |
| 問. | 「発症していなければうつらない」というのが事実ならば、日本国内にもきちんと広報されるべきではないでしょうか? | |
| →. | おっしゃるとおり、一般の方々の心理的抵抗を解除するために、国はできる限りのことをしなければならないと思います。9日に香港で行った説明会でも、日本国内に対する広報をきちんと行って欲しい旨の要望をいただきました。9日の説明会の概要は総領事館のホームページに掲載され、また東京の外務省や厚生労働省に報告されています。また11日は東京でも外務省と厚生労働省が中心となってSARSが拡大している地域に進出している企業関係者を対象に、感染症の専門家による講演会を開催しました。 | |
| ●帰国したら | ||
| 問. | 成田に到着後すぐにSARSの感染の可能性を調べ、感染していないことを家に帰る前に証明できるようなことはできませんか? | |
| →. | 現在、最も確実で迅速な検査方法として、ウィルスのRNAをPCR(遺伝子増感法)という技術を使ってコロナウイルス(SARSを発症させるもの)の存否を判定する方法が使われています。しかし、結果が分かるには、半日以上かかります。 | |
| 問. | 日本では、どのような生活をすればいいのでしょうか?帰国後何日間かは外出しないとか、潜伏期間とされている期間中に医療機関で診察してもらうとかが必要でしょうか?周りの人を安心させる手段が必要です。 | |
| →. | 既に感染していたとしても、発症前で症状がなければ感染させることが出来る程ウイルスが体外には出ないでしょう。万が一38度以上の熱と風邪の症状が出現したらすぐにマスクをして、医療機関で受診して下さい。香港から来たと言えば優先的に見てもらえると思います。 | |
| ●日本および総領事館の対応 | ||
| 問. | 外務省やWHOの勧告は、どのような条件・状態で変わるのでしょうか? | |
| →. | 新しい患者が発生しない状態が継続すれば解除されることになるでしょう。 | |
| 問. | 日本ではリバビリンの静脈注射による投与が認可されていないとのことでしたが、実際に日本で発病者が出た場合どのような治療対応をする予定でしょうか? | |
| →. | 日本にはリバビリンが別の症状のために既に準備されているのでご安心下さい。 | |
| 問. | 今後総領事館から出される邦人向け情報は香港政府の見解の代弁と考えるべきでしょうか、それとも日本政府の見解と受け止めて宜しいでしょうか?これまでの情報は香港政府の発表の和訳と言った面が強かったように思いますが? | |
| →. | 総領事館には医務官が常駐していないこともあり、確かに4月初めまでは皆様に提供する情報の大部分を香港政府に依存していた面はあったと思います。総領事館としては、SARSが未知の病気であり日本では未だに症例が無い一方、香港政府の情報は多くの臨床例に基づいているため、それなりの信頼性があるものと判断しています。現在では日本政府も独自の情報収集に努めており厚生労働省を中心とし対策に乗り出しているところです。今後、総領事館としては情報源を明示しつつ邦人の皆様に役に立つ情報の発信に努力してまいります。 | |
| ●WHO | ||
| 問. | WHOが勧告を緩和させる見通しに関し何か情報はありますか。 | |
| →. | WHOの勧告緩和の見通しについても今のところ情報はありません。 | |
| 問. | WHOが広東省、香港での調査を終えて結果はどのように公開されているのでしょう? | |
| →. | WHOのHPで公開されるものと思われます。また、在香港日本総領事館HPでも紹介していますので、参考にして下さい。 | |
| ●その他 | ||
| 問. | 日本でレストランを開いています。箸は念を入れて何度も洗っていますが、割り箸に切り替えてしまったほうが良いのでしょうか? | |
| →. | 日本では感染者は発生していませんので、過剰に心配する必要はないと思います。どうしても心配であれば、お箸を漂白剤(次亜塩素酸ソーダ)で消毒することをおすすめします。漂白剤にはウイルスを殺す効果があります。もちろん、熱湯消毒も効果的です。 | |
SARS予防・対策
「古閑医務官による説明会の概要」
在香港日本総領事館
4月9日(木)午後(2時、3時、7時、8時の4回)、香港日本人倶楽部において、古閑医務官によるSARS予防方法の説明会を実施しました。皆様のご参考に、説明会の概要を以下に掲載します。なお、下記の内容は古閑医務官が説明に先立って行った当地行政府医療関係者および病院組織との意見交換を踏まえ行った医学的見地からの説明です。
<古閑医務官よりの説明概要>
1 |
これまでの経緯 | |
| 始まりは広東省、中国政府は当初(昨年)H5N1と認識 | ||
| 2月26日 ハノイで20名の発症 | ||
| 4月2日 WHO、香港及び広東省への不要不急の旅行延期を勧告 | ||
| 4月3日 厚生労働省、コロナウィルス、新感染症に認定 | ||
2 |
SARS | |
| ・ | SARSは呼吸器系に異常が起こる症候群のこと。 | |
| ・ | 今回のSARSの原因はコロナウィルス。咳、痰、尿、糞便等に含まれる。 | |
| ・ | コロナウィルスは形が変わりやすい(資料1)。 | |
| ・ | WHOは現在広東省で発生源が人間からか動物からかを調査中。近く判明するであろう。 | |
| ・ | 日本人の感染は報告されていない。これまでのところ疑わしい例もシロと判明した。 | |
| 3 | 検査法 | |
| ・ | ウィルスに感染した細胞のRNAをPCR(遺伝子増感法)という技術を使ってコロナウィルスの存否を判定する。 | |
| ・ | 香港には検査できる場所が3ヶ所(香港大学、香港中文大学、衛生署研究所)ある。 | |
4 |
感染者 | |
| ・ | WHOのドクター等、医療関係者が多い。 | |
| ・ | アモイ・ガーデンの集団発生 | |
| ・ | 初めは25〜35歳の医療関係者が多かったが、35〜45歳の人々や高齢者への感染が広がっている。 | |
| ・ | 合併症を持つ高齢者の死亡率は高い。 | |
| ・ | SARSは白血球が自らの肺の細胞を破壊することが原因であり、子供は免疫力が発達していないので重症化しにくい。 | |
| 5 | 症例 | |
| ・ | 38度以上の高熱 | |
| ・ | 感染してから5〜7日、長くて10日以内に発症。10日経過して発症しなければ感染はしていない。 | |
| 6 | 感染経路および防止法 | |
| ・ | 唾、咳などを吸い込むことによる飛沫感染で空気感染ではない。 | |
| ・ | 病棟における感染はネブライザー(噴霧器)使用によるエアロゾル(大気中に浮遊する微細な粒子)の拡散、マンションではトイレのしぶき、換気口等が感染経路と思われる。 | |
| ・ | 周囲に発症している人がいなければ感染の心配は無い。とはいえ、エレベーターや地下鉄、バス等ではマスクをするべき。 | |
| ・ | 麻雀、映画館などは感染の可能性が高くなる。 | |
| ・ | 握手ではうつらない。 | |
| ・ | トイレが気になる場合には、ブリーチなどの消毒液を100倍で薄めて使うと良い。 | |
| 7 | マスク | |
| ・ | 飛沫を防ぐためなら、ふつうのマスクでも良い。 | |
| ・ | N95はウィルスを通しにくい。 | |
| ・ | 日本製のフィルター付アレルギー用マスクも効果あり。 | |
| 8 | 薬 | |
| ・ | リバビリン:香港では使用されている。日本では未認可。13週以内の妊婦には不可。 | |
| ・ | ステロイド:肺炎を抑える効果。日本国内でも使用可。 | |
| ・ | イムノグロブリン(血清療法) | |
| ・ | 漢方薬は初期段階での効用はあるが、全体的な効用は科学的には確認されていない。 | |
| ・ | ワクチンの生産はまだ先になる。研究は始まったばかり。 | |
| 9 | 今後の見通し | |
| ・ | 香港では既に診断方法や治療方法が確立している。 | |
| ・ | 目下、5,6次感染段階と推測。7次感染以降の情況次第であるが通常山は下がる。 | |
| ・ | 日本にもリバビリンはあるが静脈注射薬ではない。日本での使用認可は目下可能性に留まる。 | |
| ・ | アモイ・ガーデンにおける集団発生例からの2次感染例は減少している。 | |
| ・ | 個人的観測としては今月一杯で収まるのではないかと思う。 | |
| (配付資料) | ||
| 最新の患者発生状況 | ||
| ・ | 資料1:香港総領事館作成SARSに関する基礎知識 | |
| ・ | 資料2:コロナウィルスについて | |
| ・ | 資料3:累積患者報告数と香港における患者の前日比増加数 最新情報はこちらhttp://idsc.nih.go.jp/others/urgent/cumm12.html |
|
| ・ | 資料4:香港政府作成パンフレット「非典型肺炎:予防措置」 | |
<質疑応答>
●SARSの特徴 |
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| 問 | インフルエンザとの違いは何ですか。 | |
| → | SARSよりもインフルエンザのほうが感染力は強いです。騒ぎになっているのは新しい感染症だからです。 | |
| 問 | 報道によれば、潜伏期間は一般に言われている2〜7日よりも長いこともあるとのことですが。 | |
| → | 厚生労働省は10日としており、人によって違いますが99.9%は、それ以内に発症しています。 | |
| 問 | 亡くなっているのは体力の弱い人ですか。 | |
| → | 主に医療関係者が多いです。これはウィルスに接触する機会が多いためと考えられます。体力の強弱については、データが少なく何とも言えません。 | |
| 問 | 発症して亡くなっている人の年齢の傾向は? | |
| → | 初めのうちは25歳以上、次に35歳以上と推移し、今は合併症を持つお年寄りが死亡するケースが増えています。 | |
●子供 |
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| 問 | 子供は重症化しにくいとのことですが、子供の感染例は無いのですか。 | |
| → | 感染例はあります。学校が閉鎖しているのはそのためで、感染防御の基本と言えます。 | |
| 問 | 子供を一時帰国させるのですが、潜伏期間中にはホテルと実家のどちらに住まわせるべきでしょうか。 | |
| → | 基本的にはマスクを着用させることです。潜伏期間が経過したら大丈夫と説明すれば良いでしょう。 | |
●治療方法 |
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| 問 | 治療方法は確立しているのですか。 | |
| → | 香港では確立しています。 | |
| 問 | 妊婦は治療できますか。 | |
| → | 妊婦にも治療はできます。但し、胎児毒性があるのでリバビリンを妊娠13週以内の妊婦に用いることはできません。 | |
| 問 | PCR検査法は自覚症状が無くても分かるのですか。また、自覚症状が無くても受けられますか。 | |
| → | 自覚症状は無くても分かりますが、自覚症状が無い段階で検査が受けられるかは保証できません。おそらく状態の思わしくない方が優先されると思われます。 | |
●予防生活 |
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| 問 | 普段通りの生活で良いのですか。 | |
| → | 普段通りの生活で問題ありません。 | |
| 問 | 免疫力の強い人と弱い人では感染・発症に違いがありますか? | |
| → | 免疫力の強い人はコロナウィルスに罹りにくいと言えます。 | |
| 問 | マスクの種類はどんなものが良いですか? | |
| → | 通常の生活であれば普通の物でも結構です。 | |
| 問 | 発症しなければ感染しないのであれば、患者がいないのに消毒する意味はあるのでしょうか。 | |
| → | 万が一のためです。 | |
●感染ルート |
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| 問 | 潜伏期間中に他人に飛沫感染させてしまう恐れはありますか? | |
| → | ありません。ウィルスをばらまくのは発症してからです。 | |
| 問 | 感染者に接触すると感染してしまうのですか。 | |
| → | 重症化するのは10人に1人です。 | |
| 問 | 帰国の際の飛行機は危険ですか。 | |
| → | 飛行機には空調やフィルターもあり特に危険ということはありませんが、マスクは着用した方が良いでしょう。 | |
| 問 | 感染した場合または感染した気がする場合、指定病院に行っても良いですか。その際、タクシーや地下鉄を使っても構いませんか。 | |
| → | 病院へはマスクを着用した上で行って下さい。 | |
| 問 | アモイ・ガーデンのケースは普通とは違うのですか。 | |
| → | 現在調査中とのことですが、通常とは異なる想定外の感染ルートという意味では特異なケースと言えます。 | |
| 問 | エレベーターや手すりは手洗いで対応できるかと思いますが、マイクはどうですか。 | |
| → | マイクは感染の可能性があります。カラオケなどは狭い空間でマイクを使用するのであまりお勧めできません。 | |
●見通し |
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| 問 | 日本人の感染者はゼロとのことですが安心できますか? | |
| → | 今週から来週にかけての動向に注目する必要があります。 | |
| 問 | 統計の数は多いようですが……。 | |
| → | PCR検査が確立する前からの数字が入っているため、実際の感染者よりも数値が大きくなっていると推測されます。 | |
| 問 | 第4次、第5次感染で収束に向かっているのでしょうか? | |
| → | 個人的には今月一杯で収束と見込んでいます。 | |
●ウィルス&ワクチン |
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| 問 | ウィルスはどういう環境で生存するのですか。手すりとか唾とかはどうですか。 | |
| → | 唾のウィルスは落ちたら死滅します。手すりからは感染しにくいでしょう。手を洗うのが効果的です。ウェットティッシュでも効果はあります。 | |
| 問 | 報道によれば、大便にウィルスが残るとのことですが。 | |
| → | 今までのところ、感染者の症例としては確認されていません。 | |
| 問 | ワクチンは何時頃できますか。 | |
| → | 何ヶ月かあればできるかもしれません。まだ研究が始まったばかりなので時間はかかるでしょう。 | |
●会社・工場等の対策 |
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| 問 | 社員のマンションで感染者が出た場合、会社としては如何なる処置をとるべきですか。 | |
| → | 当該マンションが隔離措置に遭わなければ問題は無いでしょう。特段の症状がなければ働き続けて結構です。 | |
| 問 | 従業員が発症して隔離された場合にはどう対応したら良いですか。他の従業員を検査させる必要はありますか。 | |
| → | 発症者は、そのまま出勤させず病院に向かわせることが大切です。検査は6〜8時間で済み翌日には結果が出ますが、職場で発症したのでなければ、他の従業員を検査させる必要はありません。 | |
| 問 | 超音波発生器工場の洗浄機から飛沫感染する可能性はありますか。 | |
| → | 機械にウィルスが入り込まなければ心配ないでしょう。症状のある人は工場に入れるべきではないでしょう。 | |
| 問 | スタッフがアモイ・ガーデンに住んでいたのだが、検査してはもらえませんか。 | |
| → | 発症していない限り優先度は下がるでしょう。 | |
| 問 | 会社に発症者が出ていなければ感染することはないのですか。 | |
| → | 発症していなければうつりません。 | |
●日本政府&総領事館の対応 |
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| 問 | 総領事館員の家族への帰国命令は何時ですか? | |
| → | 現在その予定はありません。当地米総領事館も命令ではなく緊急な任務のない職員や家族の中で希望する者は帰国しても良いとの許可です。 | |
| 問 | 説明を聞いていると大変な病気では無いようですが、皆過剰反応してはいませんか。日本でもこのような説明会を開いて下さい。 | |
| → | 外務省と厚生労働省が共同でSARSに関する企業説明会を行うことを検討していると聞いています。 | |
●中国の情況 |
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| 問 | 中国の情報は信頼できますか。深セン、東莞は出張禁止になっています。 | |
| → | 現在、中国にはWHOの調査団が入っています。中国でSARSは完全に収まってはおらずデータも不十分ではありますが、対策等はきちんと行っているようです。日本からも医師を広州に派遣し情報を収集しています。 | |
| 問 | リバビリン、ステロイドは中国でも使っているのですか。 | |
| → | 多分使用しているものと思われます。ただ、使用経験に乏しく、入手は困難かもしれません。 | |
| 問 | 広東省の人々はあまりマスクをしていないようですが。 | |
| → | 広東省の情報は少ないですが、マスクは着用した方が良いです。 | |