在香港総領事館
SARSに関する基礎知識(6月9日改訂)
主要な追加改訂部分は青色・斜体になっています。
(SARSの日本語名は重症急性呼吸器症候群。メディアでは「非典型肺炎」という言葉がよく使われます)
予防策 感染した場合の自覚症状 |
●香港政府のSARSホットライン 2961-8968
●日本語で受診できる病院
下記の病院は、日本語の通訳がいる病院です。日本語での診察には予め予約が必要ですので、詳細は各病院にお問い合わせ下さい。
九龍 |
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| Baptist Hospital | 電話:2339-8911、住所:222 Waterloo Rd. (九龍塘) | 救急24時間、月〜金:9:30〜13:00、14:00〜17:30、土:9:00〜13:00 | |
香港島 |
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| Adventist Hospital | 電話:2835-0509 住所:40 Stubbs Rd. (湾仔) | 日〜金:9:00〜12:30、14:00〜17:30、土:休み、日本人スタッフ | |
| Sanatorium & Hospital | 電話:2835-8600 住所:2-4 Village Rd. Happy Valley (ハッピーバレー) | 救急24時間 24時間、日本語は月〜金:9:00〜17:00、土:9:00〜13:00 | |
| St. Paul Hospital | 電話:9030-6821 住所:2 Eastern Hospital Rd. Causeway Bay (銅鑼湾) | 緊急24時間、外来24時間、日本語は月〜土:8:00〜20:00、日本人スタッフ | |
| Canossa Hospital | 電話:2522-2117 住所:1 Old Peak Rd. (ミッドレベル) | 緊急24時間 24時間 | |
| Matilda Hospital | 電話:2849-1573 住所:41 Mt. Kellet Rd. (ピーク) | 緊急24時間 月〜金:8:15〜17:30 土:8:15〜13:00、日本人スタッフ |
●最新情報が確認できる日本語のホーム・ページ
香港総領事館 http://www.hk.emb-japan.go.jp/index_j.html
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/
感染情報センター http://idsc.nih.go.jp/index-j.html
| ●SARSとは | ●予防生活 | ●マンション | ●日本および総領事館の対応 |
| ●マスク | ●出産&子供 | ●WHO | |
●検査法 |
●ただの風邪かもしれない・・・・・ | ●中国 | ●その他 |
| ●感染経路 | ●病院 | ●見通し | ● |
●飛行機 |
●職場などにおける感染者の発生 | ●帰国 |
| ● | SARSとは | |||
| 問 | 感染した場合の自覚症状はどのようなものですか。 | |||
| 答 | 38度以上の熱、悪寒、咳、下痢、息切れ、頭痛、筋肉のこわばり、全身の倦怠感等です。アモイ・ガーデンの集団発生ケースにおいては、特に下痢の症状がより普遍的に見られ、コロナウイルスの再変異の可能性を示すものとして注目されています。 | |||
| 問 | どのような場所で発生していますか。 | |||
| 答 | SARSの流行が始まった頃は、概して香港島よりも九龍サイドが多かったのですが、その後は香港、九竜、新界を問わず感染者が発見されました。また、衛生署はホーム・ページ上(http://www.info.gov.hk/dh/ap.htm)で過去10日以内に新たな感染者が発見されたマンションの名前と所在地を公開しています。 | |||
| 問 | 今年1月から2月にかけて、高熱、痰、咳を伴う風邪を家族でひきました。今はもう治っていますが、そのときSARSだったのでしょうか。 | |||
| 答 | その可能性はありません。仮にコロナウイルスに感染して発症しSARSの可能性が疑われたとしても、そのうち8〜9割は3〜5日で快復し、SARSとなるのは1〜2割程度です。つまり、コロナウイルスに感染することイコールSARSではなく、SARSとは呼吸器系に異常が起こる症候群の総称であり、今回のSARSはその原因がコロナウイルスと考えられているのです。 | |||
| 問 | SARSから通院せずに快復する方法や可能性はありますか。 | |||
| 答 | 一旦SARSを発症した場合に通院せずに快復するのは現実的ではないと思われます。むしろコロナウイルスに感染してもSARSを発症することなく快復することの方が多いです。 | |||
| 問 | いま香港で流行しているSARSは昨年末に日本で流行したインフルエンザとは違う種類のものなのですか。 | |||
| 答 | いま香港で流行しているSARSとインフルエンザは全く別の疾患ですが、症候群としては似ています。しかし、インフルエンザの肺炎とコロナウイルスの引き起こす非定型肺炎(新型肺炎)は明らかに発生メカニズムが異なります。インフルエンザウイルスが直接細胞障害を引き起こすのに対しコロナウイルスは直接細胞障害を引き起こさず、過剰な免疫反応を導き、その結果白血球が自らの肺を攻撃することにより肺炎を起こします。 |
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| ● | コロナウイルス | |||
| 問 | SARSのウイルスは湿気に弱いとの報道もありますが本当ですか。 | |||
| 答 | 今回のSARSはコロナウイルスが原因と考えられています。インフルエンザウイルスは確かに湿気に弱いことが確認されていますが、今回のコロナウイルスについては良くわかっていません。 | |||
| 問 | SARSの拡大ペースは気候に左右されるでしょうか。 | |||
| 答 | 原因と考えられているコロナウィルは湿気や熱に弱い等の報道もあるようですが、今のところSARSの拡大が気候に左右されるという証拠はありません。 | |||
| 問 | コロナウイルスは体内から出た後、どのくらいの時間、生命力があるのですか。 | |||
| 答 | 経験的には紫外線に弱い等、生存には様々な条件が必要なため、地面に落下した時点で感染力を失います。 | |||
| 問 | ウイルスが地面に落下したら死ぬとの根拠は何でしょうか。 | |||
| 答 | ウイルスは飛沫内で感染力を持ち、人体を離れてからの生存期間は生物学的に最も恵まれた条件下において約3時間と考えられておりますが現実的にはより短いでしょう。また飛沫が他の物質に接触した場合は、かなりの頻度でウイルス粒子が破壊されます。全てのウイルスが死滅するわけではありませんが、感染力を持続させるほどのウイルス量は残存しないものと推測されます。感染力の強いウイルスであればこの限りではありませんが、今回のケースでは、伝搬速度も遅いため感染力には限りがあるものと推測されます。 | |||
| 問 | コロナウイルスは手洗いやうがいによって簡単に死んでしまうのですか。 | |||
| 答 | そのとおりです。ただし、水だけのうがいではウイルスは死滅しません。イソジン等でうがいをして下さい。 | |||
| 問 | ウイルスは人から人への感染を重ねるにつれて弱体化すると聞きましたが、コロナウイルスもそうですか。 | |||
| 答 | ウイルスが生命体として生き残るためにキャリアである人体や家畜等との共存を図らなければならなくなった結果として弱毒化するということは起こり得ます。 | |||
| 問 | コロナウイルスに一度感染し快復したら抗体はできますか。 | |||
| 答 | 一度コロナウイルスに感染すれば抗体はできます。 | |||
| 問 | コロナウイルスは変異し易いとのことですが、今回の騒動が収束後、変異バージョンのウイルスが再度猛威を振るう可能性は有りますでしょうか。 | |||
| 答 | このウイルスが人か動物から来たか現在追跡中であり、今後解明するものと思われます。新興・再興感染症は、可能性としてあり得ます。 | |||
| 問 | 原因のコロナウイルスはどういう状況の場合、増えるのかわからないのでしょうか。冬の寒い時期でも冷房をかけるという香港人の思い違いが原因ではないのでしょうか。 | |||
| 答 | 現在までのところ、SARSを引き起こすと考えられているコロナウイルスが如何なる状況下で増殖するのかについては明らかになっていません。今後、徐々に解明されるものと期待しています。 |
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| ● | ||||
| 問 | もしコロナウイルスに感染していた場合、SARSは発症する前の潜伏期間中でも感染していることがわかるのですか?また、感染の有無は日本の医療機関でもわかるのですか。 | |||
| 答 | PCR(遺伝子増感法)検査を受ければ潜伏期間中でも感染の有無は約1日で判明します。日本では国立感染症研究所がPCR検査を行っていますが、個人で申し込んでも検査は受けられません。SARS感染の心配がある場合には、まずは最寄りの保健所や医療機関に電話で相談してください。また、診察を受けることになったら必ずマスクを着用したうえで病院に行ってください。 |
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| 問 | PCRは陰性と診断された場合の信頼性が低いとの報道もありますが、PCRのほかにSARSを診断する方法はないのですか。 | |||
| 答 | PCRのほかにも胸部X線や血液検査等による方法があります。 | |||
| 問 | 発症していないと検査はうけられないと聞きましたが、実際はどうなのでしょうか | |||
| 答 | まず、発熱や咳などの症状が出ていない間は他人にうつす危険はないと考えて良いと思います。ウイルスが他人への感染力を伴う程体内で増殖していないからです。症状が出ていない段階では確実に感染者と接触したという事実がなければ、隔離やPCRによる検査は行われないでしょう。 |
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| ● | 感染経路 | |||
| 問 | どんな風に伝染するのですか。 | |||
| 答 | 患者の唾液等の細かな粒がくしゃみ等により広がり、別の人の体内に取り込まれることによって感染することが確認されています。マスクの着用や、うがい手洗いを励行してください。また、現在までのところ空気感染の可能性は香港政府、WHOの何れによっても否定されています。アモイ・ガーデンにおける集団発生ケースは患者の排泄物に含まれるウイルスが、衛生的に好ましくない環境条件により拡散し発生したものと解釈されています。 |
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| 問 | SARSウイルスは人体を離れてから6時間生存すると聞きました。感染者が触れたものでも6時間後であれば感染の心配は無いのでしょうか。 | |||
| 答 | 今回のSARSの原因はコロナウイルスと考えられていますが、コロナウイルスが人体を離れてからの生存期間は、最も恵まれた条件下において約3時間と考えられておりますが、現実的にはより短いでしょう。また、コロナウイルスは、発症した感染者が咳をした時にウイルスを含む唾液や体液などの細かな粒を通じて感染するものと考えられております。したがって感染者が接触した物体に接触しただけでは2次感染は起こりません。予防対策としてマスクの着用や手洗いの励行が勧められているのは、発症した感染者の細かな唾液等が附着したものを触った手を洗わないで、口や目や鼻等を触れると感染してしまう恐れがあるからなのです。 | |||
| 問 | 飛沫伝染であることは確立された見解でしょうか。 | |||
| 答 | 香港政府の見解です。新感染症ですから例が少ないため、今までの経験を基礎として考察された結果です。もし空気感染なら感染者が一日何千人という単位で爆発的に増えているはずです。現在のところ、空気感染した例はありません。 | |||
| 問 | 咳、くしゃみなどの飛沫は1メートル以上離れれば問題無しとする根拠は何でしょうか。 | |||
| 答 | 咳の場合、感染力のあるウイルス量が経気道的に吸入されるには1m程度との経験則があります。もちろん、ウイルスの感染力によっては、この限りではないと思われますが、今回のケースの場合は1メートル程度ではないかと推測されます。 | |||
| 問 | 「発症しなければ感染は広がらない」旨を衛生署に確認したところ「明らかになっていない」との回答を得ましたが、一体どちらが正しいのですか。 | |||
| 答 | 発症していない人からの感染例はないと、衛生署の幹部(DR. TSE Lai-yin, JP.)から聞いています。基本的に、ウイルスを排出しなければ(つまり発症するほどに体内のウイルスの濃度が高くならなければ)他者への感染を引き起こすことは不可能です。 | |||
参考までに、WHOが5月15日付けで公表した「大規模イベントに関する指針(全文和訳はここ)」からの抜粋を以下に引用いたします。 SARSに関し現在までに分かっている情報によれば、症状が現れている人だけが他人に感染させることができ、感染には「密接な接触」が必要である。「密接な接触」とは、SARSの「疑い例」や「可能性例」とされた人の看病をすること、そのような人と同居すること、またはそのような人の呼吸器系分泌物や体液に直接接触することである。 |
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(注) |
この点に関し、5月24日に福利衛生・食物局から寄せられた書簡の中に次のような回答がありましたのでご紹介します。 | |||
| ○ | SARS患者に臨床上現れる症状に関する香港やカナダなど海外の初期の研究では、医学的治療を必要とする患者で発熱の症候を示す患者の割合は99%以上を占めることが示されている。 | |||
○ |
最近、病院管理局は発熱の症候を示さない患者というケースに遭遇したが、これらは例外的なケースに過ぎないものであり、かつ、全てのケースが病院での綿密な治療を必要とする他の重要な病気を示している入院患者である。 | |||
○ |
さらに、今までのところ、感染者が症候を示さない潜伏期間の間に(他人に)著しく感染させやすいという証拠もない。 | |||
○ |
「臨床上典型的でなく現れる症状を示す少数の入院患者が存在することが、症状を示さないことで他人を危険にさらしている患者が地域社会に相当数存在することを意味すると受け止めるべきではない。」 | |||
| 問 | 患者との握手や、患者がさわったボタンに触れると感染はありうるとの見解もあるようですが、接触感染はあり得ないのでしょうか。 | |||
| 答 | 感染させる能力のあるウイルス量がボタンについていれば感染はあり得ますが、ボタンを触れた手を口や鼻に入れたり、その手で眼をこすったりせず、そのまま石鹸で手洗いすれば感染しません。もちろん、アルコールティッシュ等で手を消毒すれば完璧です。 | |||
| 問 | SARSに初めにかかった人は食品関係者だそうですが食品や外食から感染する事はありますか。 | |||
| 答 | 基本的に食品から感染することはありません。しかし、発症した人の飛沫が食品につき、それをそのまま食べると感染する可能性はないとは言えません。ただこのような極端な想定は通常は起きないと思います。また、外食だから危険が高いということはありません。 | |||
| 問 | 外食した際に、おはし、食器などからの感染する可能性はありますか。 | |||
| 答 | 外食時に食器から感染する可能性については、全く無いとは言い切れませんが、香港ではほとんど全てのレストランでマスクの着用が義務付けられているようなので、その可能性は非常に低いと考えられます。また、ウェットティッシュなどで食事前に手を拭くのも効果があるでしょう。 | |||
| 問 | プールで感染する可能性は考えられますか。海はどうですか。 | |||
| 答 | プールの水は塩素消毒されているため、ウイルスは生存できません。したがって、プールの水そのものは安全なはずです。公共プールが閉鎖されているのは、医学的な見方からすれば水中で感染する懸念からではなく、人が多く集まる場所だからだと考えられます。海水で感染することはありません。 |
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| ● | ||||
| 問 | 空港や機内ではどのようなことに気をつければ良いのでしょう。 | |||
| 答 | 飛行機内に患者がいても、マスクをしていれば、感染を予防することができます。空港や機内だけの特別な予防法はありませんが、インフルエンザにかからないようにするのと同様に、マスクをしたり、うがいをしたり、手を石けんでよく洗ったりすれば、大丈夫です。これは大人子供を問わず有効な対策です。 | |||
| 問 | 飛行機内での感染リスクを指摘する医者もいますが、これは狭い密閉された空間や湿度が関係していると考えて良いのでしょうか。 | |||
| 答 | 飛行機内で長時間座っている場合、隣の席の乗客がSARSを発症しており、かつ、マスクもしないで咳をしていて、あなたがマスクをしていなければ、感染の可能性は高いです。お互いマスクをしていれば、感染の可能性は少ないです。飛行機内は乾燥している為、のどの粘膜がやられ、感染する確率は高まるかもしれません。 | |||
| 問 | 幼児が機内でずっとマスクをするのは不可能です。機内感染のリスクはどの程度のものなのでしょう。 | |||
| 答 | SARSは、1メートル程度の近距離において、患者の呼吸器の飛沫又は呼吸器の分泌液との接触によって感染します。SARSの症状は、発熱(38度以上)、悪寒、咳、息切れ、下痢、頭痛、筋肉のこわばり、全身の倦怠感などを伴います。このような症状がない段階で、周囲の人が感染することはありません。機内に患者(発症している人)がいれば、その周り1メートル程度は、その人が咳をした時などに吐き出す飛沫によって感染する可能性はあります。しかし、マスクをつけることによって、ウイルスの侵入を防御することは可能です。 |
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| ● | 予防生活 | |||
| 問 | 最も効果的だと思われる予防法を教えて下さい。 | |||
| 答 | 効果的な予防法については、感染症の予防の基本である、「うがいをする」「マスクを着用する」「手を良く洗う」「特に汚れた手で目、口、鼻に触れない」「人混みを避ける」「免疫力を維持する」等が挙げられます。また、お住まいのマンションで感染者が発生した場合には、百倍に薄めたブリーチ(漂白剤)を使って水回りを中心に消毒することをお勧めします。 | |||
| 問 | 服は洗ったほうが良いですか。 | |||
| 答 | 服は基本的に毎日洗うべきです。不特定多数の人が集まるような狭い場所に行った場合には、特に洗うべきでしょう。スーツ等は、スチームアイロンをかければ大丈夫です。 | |||
| 問 | 免疫力がUPするような食材などがあれば教えてください。 | |||
| 答 | 免疫力がUPするような食材とのことですが、特定の何かと言うよりも、栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠を心がけることが大切です。 | |||
| 問 | 消毒はブリーチがいいと聞きましたが、キッチンハイターのようなものでいいのですか。 | |||
| 答 | 結構です。さらし粉(漂白剤)であれば次亜塩素酸ソーダが入っています。 |
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| ● | マスク | |||
| 問 | 日本製のマスクは洗うことでフィルターの効果が半減していくと書かれていますが、使い捨てマスクのほうが良いのでしょうか? | |||
| 答 | マスクは目の細かいものが効果が高いと考えられます。近くに感染者がいない場合、使い捨てマスクで十分です。目の粗い布製マスクは余りおすすめできません。 | |||
| ● | ただの風邪かもしれない・・・・・・ |
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| 問 | 昨日から喉が痛く病院へ行こうか迷っています。SARSと一般的な風邪の区別は 急な高熱がでるかどうかだけですか。 | |||
| 答 | SARSの自覚症状は38度以上の熱、悪寒、咳、下痢、息切れ、頭痛、筋肉のこわばり、全身の倦怠感等ですが、初期段階では一般的な風邪と非常に区別が付きにくいものです。ただ喉が痛いだけであれば、まずはイソジン等を使って頻繁にうがいをしましょう。その後、発熱を伴うようであればお医者さんの診察を受けて下さい。SARSの可能性があれば指定された病院に行くことになります。 | |||
| 問 | ノド風邪をひいた場合、家でできること(うがい以外)があれば教えてください。ノドは温めた方が良いのですか?お茶でのうがいは効果ありますか。 | |||
| 答 | ノド風邪をひいた場合には、水やお湯だけでなくイソジンやリステリン等でうがいすると良いでしょう。お茶でのうがいは緑茶や紅茶、あるいは熱いかぬるいかを問わず、ある程度の効果は期待できます。 |
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| ● | 病院 | |||
| 問 | 感染が疑われる場合には、日本語のできる病院よりも専門病院に行ったほうが良いでしょうか。あまり英語は得意で無いのですが。 | |||
| 答 | まず、今回のSARSの原因と考えられているコロナウイルスに感染したら必ずSARSとなる訳ではありません。仮にコロナウイルスに感染して発症し、SARSの可能性が疑われたとしても、そのうち8割は3〜5日で快復し、SARSとなるのは1〜2割程度です。発症していない段階であれば、まずは日本語のできる病院で診てもらうのが良いでしょう。病院の診断によりSARSの疑いが高まれば専門病院で治療が行われることになります。なお、病院に行かれる際には必ずマスクを着用するなどして感染防止に努めてください。 | |||
| 問 | 万全な態勢で臨んでいるはすの医療関係者の感染が増え続けているのは何故でしょうか。 | |||
| 答 | 集中治療室等に入院されているSARSの患者からは、ウイルスが多量に出ており、患者と接触する機会の多い医療従事者は完璧な防御をする必要がありますが、必ずしも十分に徹底されていないということだと考えます。実際、病院によっては医療従事者の2次感染を全く出していないところもあります。 |
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| ● | ||||
| 問 | 会社の入っているビルで感染者が出たようなのですが。 | |||
| 答 | 事務所があるビルで感染者が出たとしても、当該ビルに対して隔離措置がとられなければ、事務所を閉める必要はないといえます。これは同じフロアーで感染者が出た場合も同様です。職員に感染者が出た場合、出勤させずにそのまま病院に向かわせることが必要です。それは、職場での感染を防ぐためです。万が一、職場で発症している職員を発見した場合には、他の人も感染の危険がありますので、直ちに衛生署に通報し(ホットライン2961-8968) 、消毒、隔離などの措置に協力してください。 | |||
| 問 | 社員の住んでいるマンションで感染者が出ました。その社員には健康上、何の変化もありませんが、どのように対応すべきでしょうか。 | |||
| 答 | (1)発症していなければ他人に感染させてしまう可能性は非常に低いと考えられ、かつ発症していない人から感染した実例は確認されてはいないので、それを前提に考えれば、その社員の方を出社させてもかまいません。職場で生じる心理的抵抗が懸念される場合には、社員にマスクを着用させることによって周囲に安心感を与えることができると思います。 |
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| (2)なお、参考までに香港衛生署のホーム・ページに掲載されている見解の要約を以下に引用いたします。 | ||||
| 同じ建物の中で働いていても、発熱、咳、呼吸困難、下痢などの症状がある患者との密接な接触が無い限り、他者が感染する可能性は低いと言えます。ここに言う密接な接触とは、「患者を介護した」であるとか、「患者と同居している」であるとか、或いは「患者の唾液や体液に直接接触した」ことを指します。同じオフィスで働いている、或いは同じ建物の中にいることは密接な接触には含まれず、感染を過度に心配する必要はありません。衛生署は100倍に希釈した漂白剤による電話、スイッチ、応接室の机・椅子床などの消毒が予防措置として最も重要だと考えます。もし同じ建物で働いている人がSARSに感染した可能性があるか感染が確認された場合には、上記のような場所の徹底的な清掃と消毒が必要になります。患者と日常的な接触があるだけの同僚は通常と変わることなく働くことができます。清掃・消毒後は個人の感染防止に努めれば感染の可能性は非常に低いため、その他の職員を出勤させないことは公衆衛生の観点からは正当化できません。 | ||||
| 問 | 社員の家族に課している移動の制限は解除しても良いでしょうか? | |||
| 答 | まず、個人における感染防御が基本です。感染の機会を減少させるために、人の移動を制限することは効果的です。今回のコロナウイルスより感染力の強い感染症であれば、政府、WHOは一層強い制限をすることでしょう。病気をうつさない、うつされない事が重要です。 | |||
| 問 | 香港に事務所を構える企業はSARSにどのように対応しているのでしょうか。何か情報はありませんか。 | |||
| 答 | 企業によっては、駐在員の中国本土への出張を制限したり、バックアップ・オフィスの設置、あるいは駐在員家族の一時帰国措置などの対応をとられていると聞いております。先日発表されたジェトロ香港実施の「香港に拠点をおく日系企業を対象に行ったSARSの影響に関するアンケート調査」も参考になると思います(http://www.jetro.org.hk/index.aspのSARS関連情報17・アンケート結果)。 |
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| ● | マンション | |||
| 問 | 同じマンションの別棟で患者が出ました。消毒はしたようですがマスク着用、うがい、手洗い以外に特に気をつけるべきことはありますか? | |||
| 答 | 自宅が心配であれば室内を清潔に保ちましょう。水回りや換気設備等を中心に100倍に薄めたブリーチ(漂白剤)で消毒するとウイルスを殺すことができます。これを10日間行ってください。ただし、漂白剤を十分薄めずに使用すると、排水管を腐蝕させる危険がありますので御注意下さい。 | |||
| 問 | マンションの同じブロックで感染者が出ましたが、管理事務所からは感染経路や家族感染の有無、快復状態等は教えてもらえませんがどうすれば良いのでしょう? | |||
| 答 | 香港はプライバシーに敏感なので、どうしても必要だと判断されない限り感染者個人やその家族に関わる情報は公開されないでしょう。コロナウイルスは空気感染しないと考えられていますし、万が一マンションでの感染拡大が懸念されるようであれば、衛生署が相応の対策を採るはずです。その場合、衛生署からはマンションの住民に対して管理事務所を通じて指導や情報が届くはずですから、管理事務所からのお知らせに注意を払ってください。なお、感染者が発生してから10日を経過していないマンションについては建物の名前とその所在地が衛生署のホーム・ページ(http://www.info.gov.hk/dh/ap.htm)で公開されています。 |
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| ● | 出産&子供 | |||
| 問 | 現在、SARSを治療している病院で出産する予定なのですが院内感染が不安です。また、万が一出産前後に感染してしまったらどうなるのでしょう? |
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| 答 | 院内感染の可能性は、全く無いとは言えませんが、SARSの治療部門と出産を担当する部門では病棟が異なるので、可能性は非常に低いはずです。万が一感染した場合は、帝王切開による出産となり、新生児に感染しないような処置が施されるでしょう。なお、妊娠13週未満の妊婦に対しリバビリンを用いると副作用があり、奇形を生じる危険があります。肝心なのは感染しないように個人の感染防御に万全を期することです。 | |||
| 問 | 妊娠中です。感染したが発症しない場合、胎児に感染してしまうことはいることはありうるのでしょうか。また感染・発症した場合に、妊娠を続けることは可能でしょうか?妊婦は一般的に免疫力が強いとのことですが、コロナウイルスに対してはどうでしょうか。 | |||
| 答 | 感染した妊婦から胎児に感染したという事例や、ウイルスが臍帯を通過する証拠は今のところありません。妊婦が感染した場合には、専門病院で胎児が菌やウイルスに感染にしないような措置をとりながら帝王切開にて出産することになります。妊婦の免疫力については何とも言えません。 | |||
| 問 | 新生児・子供はSARSになる可能性はありますか? | |||
| 新生児、子供はコロナウイルスに感染しても重症化する、すなわちSARSを発症する可能性は小さいようです。 |
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| ● | 出入境 | |||
| 問 | 香港国際空港での出入境に制限はありますか。羅湖駅やその他の場所での出入境に制限はありますか。 | |||
| 答 | 現在、香港空港では出入境に際し、以下の措置をとっています。 | |||
| 出境の際は体温検査、入境の際は健康申告書の提出及び体温検査、乗り換えの際は体温検査が義務づけられています。基本的には38度以上の熱がなく、SARSの症状がない限り、通常の出入境及び乗り換え手続きに進むことが許可されます。体温検査の結果38度以上の熱がある場合は、空港で健康診断を受けることになります。診断の結果SARSの疑いがあれば、飛行機に搭乗できなかったり、また、入境直後に指定の病院に搬送されたりします。詳細は、香港国際空港のホーム・ページ(http://www.hkairport.com)及び当館ホーム・ページ(香港空港での健康チェック)(http://www.hk..emb-japan.go.jp/index_jhtml)をご参照ください。 | ||||
| また、鉄道ではKCRの羅湖駅や紅ハム(Hung
Hom)駅、海上輸送ではチャイナ・フェリーターミナル(尖沙咀)及び香港マカオ・フェリーターミナル(上環)、陸路では沙頭角(Sha
Tau Kok)、文錦渡(Man
Kam To)、落馬洲(Lok
Ma Chau)の出入境所において、体温検査、健康申告書の提出による健康チェックが実施されています。 |
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| ● | 中国 | |||
| 問 | 深センに工場があります。深センで香港以上に注意が必要なポイントはありますか? | |||
| 答 | 深センと香港とで予防法に特に違いはありません。香港と同様の予防に心がけてください。 | |||
| 問 | 大陸に出張に出かけるのですが、出入境に特別な措置が実施されているそうですが。 | |||
| 答 | 一旦香港から出て再入境する場合には、出入国審査の段階で特別な申告書に健康状態の記入を求められます。その際、疑わしい症状が観察される場合には、衛生署から派遣された要員によって現場で措置が採られるとのことですが、特段の問題が無い場合には申告書の提出で済むようです。また、羅湖や落馬洲、KCR紅ハム駅では赤外線検査機が導入され体温検査が実施されています。 | |||
| 問 | 仮に香港のSARSが収束しても、大陸から感染者が流入すれば香港のSARSも再度拡大するのではないでしょうか? | |||
| 答 | 現在すでに香港への入境時には特別な申告書に健康状態の記入が求められ、体温検査を実施しています。SARSの疑いがあれば、入境直後に指定の病院に搬送されます。 | |||
| 問 | 現在、広東への出張を控えていますが、空気感染で無いのであればマスク等の自己防衛をすれば広東に行っても構わないのでしょうか? | |||
| 答 | 5月23日、WHOは広東省に対する渡航延期勧告を解除し、日本政府も「渡航の是非を検討して下さい」(不要不急の渡航については延期をおすすめします)との渡航情報を「十分注意して下さい」に引き下げました。広東への御出張にあたっては、香港滞在中同様、引き続き@手を良く洗う、A汚れた手で目、口、鼻に触れない、B免疫力を維持する等の自己防衛に努めて下さい。 |
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| ● | 見通し | |||
| 問 | 香港でSARSが収束し、元の日常生活に戻れるのはいつ頃になりそうですか。 | |||
| 答 | 香港におけるSARS収束のタイミングを具体的に何時と特定するのは困難ですが、マスクの着用や手洗い等の市民による個人レベルでの感染防御や、消毒や出入者に対する体温検査の実施、隔離等といった香港政府の防疫政策が功を奏したこともあり、5月23日には香港に対するWHOの渡航延期勧告が解除されました。しかしながら、香港は依然として「最近の地域内伝播が疑われる地域」にはリスト・アップされています。このリストから除外されるには、新しい症例が20日間発生しないことが必要とされています。また、著名な疾病研究機関である米CDC
(Centers for Disease Control and Prevention) は6月4日、香港におけるSARSの伝播は限定されてきているとして、それまで香港に対して発出していた渡航延期勧告を(travel
advisory)を注意喚起(travel alert)へと引き下げました。 |
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| ● | 帰国 | |||
| 問 | 日本に帰国したいのですが。 | |||
| 答 | 帰国はもちろん可能です。日本入国時に自覚症状があれば健康相談所に相談してください。なお、香港出境前に感染が確認されると強制的に隔離され治療を受けることになります。いずれにしても、万が一自覚症状のある場合には、お医者さんに見ていただいてください。 | |||
| 問 | 日本に着いた後、具体的にはどのようなことが起きますか。5日ほど空港近くのホテルに隔離されるとの噂もありますが。 | |||
| 答 | 政府の措置としてホテルに隔離されるという事実はありません。日本への帰国に際しては、まず、ご搭乗機内で航空会社から健康状況に関する質問票が配布されます。質問票に必要事項をご記入の上、空港に到着後、検疫ブース(入国審査カウンターの手前)で係員に提出してください。発熱、のどの痛み、激しいせき、呼吸困難のいずれかの症状がある場合には、空港内の健康相談室にて医師の相談を受け、アドバイスに従ってください。医師の診断の結果、指定された医療機関に入院となる場合もあります。 | |||
5月1日からは各検疫所で「健康カード」を配布し、帰国後10日間は人に会うのを最小限に控えること、外出時にマスクを着用することなどをお願いしています。外務省は5月23日に、香港および広東省に発出している渡航情報を「渡航の是非を検討して下さい」(不要不急の渡航については延期をおすすめします)から「十分注意して下さい」に引き下げましたが、カードは引き続き配布されています。カードでお願いしている内容は法的強制力を伴うものではありません。 なお、外務省では「渡航の是非を検討して下さい」との危険情報を発出している地域から帰国した職員に対しては10日間の自宅待機命令を出していますが、「十分注意して下さい」に引き下げた地域(香港と広東省が該当)から帰国した職員に対する自宅待機命令は解除し、個々人の判断に委ねることとしました。 |
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| 問 | 成田に到着後すぐにSARSの感染の可能性を調べ、感染していないことを家に帰る前に証明できるようなことはできませんか。 | |||
| 答 | 現在、最も迅速な検査方法として、ウイルスのRNAをPCR(遺伝子増感法)という技術を使ってコロナウイルス(SARSを発症させるもの)の存否を判定する方法が使われています。しかし、結果が分かるには、半日以上かかります。また、日本で同検査を行おうとすると自治体が国立感染症研究所に申し込む仕組になっており、個人的に受けることはできません。感染の心配がある場合には、まず検疫所に相談頂くのが最も現実的だと思われます。 | |||
| 問 | 日本に帰国するには医師の診断書が必要というのは本当ですか。 | |||
| 答 | (1)日本入国に際して医師の診断書は必要ありません。入国時に求められるのは機内または空港で配布される健康申告書の提出のみです。万が一発熱などの症状がある場合には、機内乗務員または空港の健康相談所に御相談下さい。 |
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(2)香港国際空港では飛行機を利用して香港を離れる方々に4月17日から搭乗券発行前に体温検査を実施しています。この体温検査で38度以上ある診断されると、旅行に適当であると認める医師の診断書が無い限り搭乗を拒否されてしまいます。 |
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| 問 | 日本では、どのような生活をすればいいのでしょうか?帰国後何日間かは外出しないとか、潜伏期間とされている期間中に医療機関で診察してもらうとかが必要でしょうか?周りの人を安心させる手段が必要です。 | |||
| 答 | 既に感染していたとしても、発症前で症状がなければ感染させることが出来る程ウイルスが体外には出ないでしょう。万が一38度以上の熱と風邪の症状が出現したらまずは電話で最寄りの医療機関か保健所に連絡してください。また、診察を受けることになったら必ずマスクを着用した上で医療機関に赴いてください。 なお、法的拘束力を伴うものではありませんが、5月1日からは各検疫所で「健康カード」を配布し、帰国後10日間は人に会うのを最小限に控えること、外出時にマスクを着用することなどをお願いしています。 |
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| ● | 日本および総領事館の対応 | |||
| 問 | 日本の報道や新聞を見ていると、香港に住んでいるだけでバイキンのように思われているようです。日本では説明会で伺ったような話は伝わっていないのですか? | |||
| 答 | 4月11日には外務省と厚生労働省が中心となってSARSが拡大している地域に進出している企業関係者を対象に、感染症の専門家による講演会を開催しました。SARSがこれまでに無い病気であり、専門家の見解も必ずしも一致していないことから、センセーショナルな噂や報道が目立ってしまう状況にはありますが、現在、国はSARSに対する正確な認識を普及すべく研究や広報に尽力しているところです。 | |||
| 問 | 日本政府が発出している渡航延期勧告に、帰国勧告は含まれないのですか。帰国した方が良いでしょうか。 | |||
| 答 | 日本政府は5月23日に、それまで香港に対して発出していた「渡航の是非を検討して下さい」(不要不急の渡航については延期をおすすめします)との渡航情報を「十分注意して下さい」に引き下げました。 | |||
| 問 | どうしても香港に行かなければならない理由があるのですが、勧告にもかかわらず香港に渡航した場合、何か不利益処分を受けますか。 | |||
| 答 | 日本政府は5月23日に、それまで香港に対して発出していた「渡航の是非を検討して下さい」(不要不急の渡航については延期をおすすめします)との渡航情報を「十分注意して下さい」に引き下げました。渡航に対する不利益処分はもともとありません。香港に渡航される場合には、@マスクを着用する、A手を良く洗う、B特に汚れた手で目、口、鼻に触れない、C人混みを避ける、D免疫力を維持する等して十分な予防に努めて下さい。香港総領事館や厚生労働省 (東南アジア等で流行している「重症急性呼吸器症候群関連情報」) 、国立感染研究所・感染情報センターのホーム・ページでは逐次最新情報が掲載されていますので、そちらも御参照下さい。 | |||
| 問 | 外務省やWHOの勧告は、どのような条件・状態で変わるのでしょうか? | |||
| 答 | 勧告の変更を考慮する要素としては、香港における新しい感染者の発生状況や、香港の医療設備の稼動状態等が挙げられます。 | |||
WHOは5月23日に香港に対する渡航延期勧告を解除しましたが、香港は依然として「最近の地域内伝播が疑われる地域」にはリスト・アップされています。このリストから除外されるには、新しい症例が20日間発生しないことが必要とされています。 また、外務省の渡航情報は5月23日に「渡航の是非を検討して下さい」(不要不急の渡航については延期をおすすめします)から「十分注意して下さい」に引き下げられました。 |
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| 問 | 今後総領事館から出される邦人向け情報は香港政府の見解の代弁と考えるべきでしょうか、それとも日本政府の見解と受け止めて宜しいでしょうか?これまでの情報は香港政府の発表の和訳と言った面が強かったように思いますが? | |||
| 答 | 総領事館には医務官が常駐していないこともあり、確かに4月初めまでは皆様に提供する情報の大部分を香港政府に依存していた面はあったと思います。総領事館としては、SARSが未知の病気であり日本では未だに症例が無い一方、香港政府の情報は多くの臨床例に基づいているため、それなりの信頼性があるものと判断しています。現在では日本政府も独自の情報収集に努めており厚生労働省を中心とし対策に乗り出しているところです。今後、総領事館としては情報源を明示しつつ邦人の皆様に役に立つ情報の発信に努力してまいります。 | |||
| (注) | 4月15日掲載開始のSARS予防・対策(2)では、日本でのリバビリンの使用可能性についての問に対し、「日本にはリバビリンが別の症状のために既に準備されている」との回答を載せていました。香港では実際にリバビリンがSARS治療に使用されていますが、日本で実際に使用されるか否かについては、4月末時点で総領事館として確認できませんでしたので、この記述は削除しました。 |
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| ● | ||||
| 問 | WHOが勧告を緩和させる見通しに関し何か情報はありますか。 | |||
| 答 | WHOは5月23日に香港に対する渡航延期勧告を解除しましたが、香港は依然として「最近の地域内伝播が疑われる地域」にはリスト・アップされています。このリストから除外されるには、新しい症例が20日間発生しないことが必要とされています。 | |||
| 問 | WHOが広東省、香港での調査を終えて結果はどのように公開されているのでしょう? | |||
| 答 | WHOのHPで公開されるものと思われます。また、在香港日本総領事館HPでも紹介していますので、参考にして下さい。 |
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| ● | その他 | |||
| 問 | 香港政府はどのような措置を採っているのですか。 | |||
| 答 | 原因究明やホットラインの開設、患者の隔離を含む医療体制の確立、小中学校・幼稚園の段階的再開、公共の場所の消毒等を行っています。 | |||
| 問 | 日本でレストランを開いています。箸は念を入れて何度も洗っていますが、割り箸に切り替えてしまったほうが良いのでしょうか。 | |||
| 答 | 日本では感染者は発生していませんので、過剰に心配する必要はないと思います。どうしても心配であれば、お箸を漂白剤(次亜塩素酸ソーダ)で消毒することをおすすめします。漂白剤にはウイルスを殺す効果があります。もちろん、熱湯消毒も効果的です。 |
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