岡田総領事（大使）着任挨拶

 
　皆様はじめまして。この度、在香港日本国総領事館の総領事（大使）として着任いたしました岡田健一と申します。どうぞよろしくお願いいたします。私は1988年に外務省入省後、翌年、香港中文大学の夏季語学コースで研修し、紅磡で2ヶ月暮らしました。その時にはマカオも訪れ、香港とはまた違った風景や文化に強い印象を受けました。そうした思い出もあり、この度再度香港に来ることができて大変嬉しく存じております。前任地の米国シカゴでは、同じく総領事として勤務しており、また、これまでに北京、上海、台北、ソウル、ワシントンDCでの在勤経験がありますが、香港において任務にあたるのは初めてであり、また、香港・中国情勢は大きく変化しているため、微力を尽くして多くのことを学んでいきたいと考えております。皆様から宜しく御指導賜れれば幸いです。
 
当館は、約150年前の1873年（明治6年）に開館しており、このように長きに亘り、日本と交流がある香港において、総領事として勤めさせていただく機会を得られたことを大変光栄に感じております。在任中、一人でも多くの皆様にお会いできることを楽しみにしております。
 
現在も新型コロナウイルス感染症が世界的に広まっており、多くの方々が不安な日々を過ごされていることかと存じます。在留邦人の皆様に安全かつ安心な海外生活をお過ごしいただくために、館員一同、引き続きタイムリーな情報発信等に努めて参ります。マカオの在留邦人の皆様におかれましては、香港-マカオ間の往来制限のため、領事出張サービスを行うことができず、ご不便をおかけしております。当館へのご意見・ご要望等がございましたら、いつでもお気軽にご連絡いただきますようお願い申し上げます。
 
新型コロナの影響により、日本と香港・マカオ間の往来が制限される中でも、日本と両地域の関係強化のために様々な分野において活動されている皆様を御支援させていただき、橋渡しの役割を果たしていく所存でございます。
 
最後に、今年も多数の方々に御協力をいただき、「日本秋祭in香港 – 魅力再発見」を開催いたしますので、各団体・企業の皆様におかれましては、ぜひイベント登録を御検討いただき(なお、既に実施されているイベントもあると承知しております)、また各種イベントに御参加いただければ幸いです。