電話詐欺に関する注意喚起

2021/5/5
 電話詐欺に関する注意喚起
 
今年4月、香港の日系企業を狙った詐欺未遂事件が複数件発生しています。いずれも、(ネイティブではない)日本語を使用し,日本本社の代表名を名乗りM&Aの交渉のため指定の弁護士と連絡を取るよう促すものです。また,現法代表が異動した直後を狙ったという可能性もあります。これまでのところ、実際の被害が生じたとの情報はありませんが、今後も同様の事案が発生するおそれがありますので、注意いただくようお願いいたします。
 
事案の概要は以下のとおりです。
【事案1】
●4月12日に香港法人のオフィスに電話があり、現地社員がとったところ、日本本社の社長の名前を名乗り、「M&Aの交渉を行っているのだが、資金が不足している」「これから言う弁護士のアドレスにメールを送ってほしい」と日本語で話してきた。近くにいた日本人の現法代表が電話を替わり、改めて名前を確認したところ、再度社長の名前を名乗ったが、実際の声とは違うこと、また話し方が日本人(ネイティブ)とは異なることから偽物と判断。そこで、「こちらから本社に確認する」と言ったところ、電話は切れた。電話番号は表示されなかったため、どこからかかっていたのかわからない。
●こうした電話は初めてで、その後はかかってきていない。日本人が聞けば外国人とすぐわかる発音であり、いろいろ問い質すと日本語がしどろもどろになった。現地職員を狙った犯行と見受けられる。
 
【事案2】
●4月13日、香港法人の財務担当(日本人)に直通で電話があり、日本本社の会長の名前を名乗ってきた。「今役員が集まってM&Aの話をしている。今から言う弁護士に電話をしてほしい」「お前、経理やな」などと関西弁で話すものの、日本人ではないとわかる発音であり、また会長本人とは違う声質であった。そこで改めて本人なのか確認すると、電話は切れてしまった。
●電話機に表示された番号は香港の番号であったが、調べると迷惑電話でよく使われる番号であったことから、海外から香港を経由してかけてきたものと考えられる。
 
 なお、類似の事件がメキシコやドイツでも2019年ごろ起きていることから、他国の日系企業でも起こりうる事件ですので、もしこのような電話やメールが来ましたら、当館及び本社の担当部署にお知らせ願います。