新年のご挨拶
令和5年1月4日
新年のご挨拶
香港及びマカオにお住まいの邦人の皆様へ
新年明けましておめでとうございます。
昨年はオミクロン等の感染が広がったこともあり、厳しい状況が続き、皆様も様々な困難に直面されたかと拝察します。ようやく年後半に至り、日本、香港及びマカオでも新型コロナの規制が緩和されました。日本政府が実施する措置として、3月から段階的に留学生受入れが再開し、6月から団体観光、10月からは査証免除が再開となりました。また、香港政府も段階的に水際対策措置を緩和し、9月末には入境時の指定検疫ホテルによる義務的検疫が撤廃されるなど大きな緩和措置がなされました。また、マカオにおいては、入境後の義務的検疫が現在も継続されておりますが、期間は徐々に短縮されているところです。在留邦人の皆様におかれましては、何年かぶりに日本に一時帰国された方も多くおられたかと思います。また、多くの香港の方々より、再び日本に旅行できて嬉しいとの話しをうかがい、とても喜ばしく感じております。今後も、この傾向が続き、生活、観光、ビジネス等の様々な場面でコロナ前に戻ることを切に願っております。
規制の緩和は続いている一方、依然として新型コロナの感染状況は予断をゆるしません。香港・マカオにお住まいの邦人・日系企業の皆様に安全かつ安心な海外生活をお過ごしいただくために、引き続き、日本政府、香港政府及びマカオ政府が実施する水際対策措置や防疫措置などを中心に、タイムリーな情報提供に努めて参ります。また、これまで同様、各政府要人と接する機会を捉え、大陸との往来の回復を含め、皆様からの声を踏まえた日本のメッセージや要望をしっかり伝えて参ります。
新型コロナに関する規制が緩和されていく中、昨年、第7回目の開催となった「日本秋祭in香港」では、150以上の関連イベントが行われ、過去2番目に多い登録数となりました。各イベントを主催いただいた方々、ご協力いただいた方々、また各イベントにご参加いただいた方々に心からお礼申し上げます。日本と香港及びマカオの関係のためにさまざまな取り組みをされている皆様にあらためて敬意と謝意を表したいと思います。日本総領事館としても、香港とマカオにおける日本との相互理解を深めるべく、香港及びマカオとの交流を盛んにして参りたいと思っております。
マカオでの新型コロナに関する入境措置が続いているため、令和3年9月に着任して以降、残念ながら、未だマカオを訪れることができておりません。出来る限り早い時期に、マカオにお住まいの皆様ともお目にかかりたいと思っております。
当館としては、引き続き開かれた総領事館を目指し、皆様の香港・マカオでの生活、ビジネスのお手伝いができればと考えておりますので、お気づきの点・ご要望等がございましたら、いつでもお気軽にご連絡頂きますようお願い申し上げます。今年も様々な難題が発生しても、在留邦人の皆様としっかり手を携えてオール・ジャパンで取り組み、解決していきたいと思います。
最後に、皆様のご健康とご多幸を心から祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和5年1月
在香港日本国総領事館 総領事
大使 岡田 健一