過去のお知らせ(2004)

2017/12/1

2004年12月20日
 
感染症の予防を心掛けましょう
 
今年も冬の季節がやってまいりました。これからの時期、風邪、インフルエンザ、その他流行性の感染症に対し、より一層の注意が必要となります。
昨年のSARS発生の際に怖い思いをされた方、さらに鳥インフルエンザのことなどについて不安を抱えていらっしゃる方も多いと思います。
香港政府では現在、感染症対策に力を入れており、今年6月に衛生防護センター(Web Site: http://www.chp.gov.hk)という新たな組織を設立し、感染症の監視、抑制とともに感染症発生時の適切な対応に当たることになっています。また、こうした感染症の対策機関は、香港以外にも設置されている国、地域があり、WHOを含めた国際協力の下、各方面で様々な対応が行われています。
 
しかし、疾病からの感染を防ぐには、こうした関係機関による対策や研究のほか、各個人が普段から予防について心掛けておくことが大事です。
今年10月に当地にて講演会を行った国立国際医療センターの稲葉淳一医師によれば、日頃の予防対策として、(イ)手をしっかりと洗う、(ロ)インフルエンザワクチンの接種、(ハ)咳やくしゃみをする時はティッシュペーパーで押さえるといったエチケットの励行、(ニ)鳥・獣との濃厚な接触を避けることが予防の基本で、もし周囲でSARS、鳥インフルエンザなど感染症が発生した時にはマスクの着用が必要になるとしています。
こうした予防策の前提として、規則正しい生活、十分な休養、適度な運動、栄養バランスある食事等によって、体の抵抗力を高めておくことがより効果的と言えましょう。
 
インフルエンザほか、感染症の発生などの際には、当館としては、いち早く香港当局より情報入手の上、当館のホームページなどで皆様に情報提供致します。
また、感染症の情報は、下記から入手することも可能ですので、ご利用下さい。
なお、万一感染症にかかった場合、又は感染症のような症状が見られる場合には、早めに病院にかかることをお勧めいたします。香港内で日本語対応可能な病院・クリニックは、当館の日本語ホームページ「緊急時電話番号リスト」から「医療関係連絡先」で情報が入手できます。
 

 
○香港政府・衛生署 ホットライン187-2222
月~金 9:00-13:00、14:00-17:00
土 9:00-13:00
 
○香港政府感染症情報
・SARS (http://www.info.gov.hk/info/sars/en/index.htm)
・鳥インフルエンザ(http://www.info.gov.hk/info/flu/eng/index.htm
 
*何かご質問等ありましたら、いつでも日本総領事館へご連絡下さい。
次のE-mailアドレスへのご連絡も可能です(cgoj003@cgoj.org.hk


 

2004年11月
 
感染症に関する講演会の模様
 
 10月28日に、国立国際医療センター国際医療協力局派遣協力第一課派遣協力専門官(兼)国際疾病センター国際医療支援室医長(併任)の稲葉淳一医師が、香港日本人倶楽部において「感染症に関する講演会」を行いましたので、その概要をお知らせします。
なお、稲葉医師は、香港政府に新設された「衛生防護センター」(http://www.chp.gov.hk/)の開幕シンポジウム(10月27~28日)に参加するため、来港したものです。
 
1.SARS
   SARSは主として飛沫・接触により感染する重症の呼吸器疾患である。元来コロナウイルスは風邪のウイルスのひとつであり、主として患者の咳やくしゃみにより感染が拡がっていくが、現在は、香港のCHPも含め世界的にSARS対策が準備されてきている。
2.鳥インフルエンザ
   鳥インフルエンザは本来鳥がかかる病気である。現状で人間に感染することは非常にまれであるが、感染した場合の病毒性は高い。現在心配されていることは、鳥インフルエンザが豚等の体内で遺伝子が変化し、ヒトからヒトに対する感染力を獲得してしまうことであり、そうなると世界中に広まる危険性がある。
3.ご自分で可能な対策
   平常時の対策は、手洗いの励行、インフルエンザワクチンの接種、鳥・獣との濃厚な接触の回避(市場に入らない)等である。
ワクチン接種を勧める理由は、(ⅰ)ご自身が通常のインフルエンザに感染する危険性が減り、また、感染しても軽症となる、(ⅱ)通常のインフルエンザに感染した人が同時に鳥インフルエンザにも感染すると、人間の中で遺伝子の交換が行われて、鳥インフルエンザがヒトからヒトに感染する能力を持つ危険性があるが、この危険性を減少させることができる、(ⅲ)ワクチンを接種していた場合、インフルエンザのような症状が出れば、早期からSARSや鳥インフルエンザを疑うことができる、(ⅳ)ワクチン接種の副作用等の危険性はゼロではないが、香港では接種による便益の方がはるかに高いと思われる。
SARS、鳥インフルエンザが周囲で発生した段階の対策は、平時の対策に加えて、通常のマスクの着用(飛沫を避けるため)が有効である。インフルエンザのような症状がある場合には、早めに病院受診をする。鳥インフルエンザでも初期ならば抗インフルエンザ薬の「タミフル」等が効くためである。
4.日本におけるSARS等の疾病に対する準備状況
   SARSは、原則現地治療であり、香港は治療経験も豊富なので、無理に日本に戻るのは益が少ない。しかし原因不明の疾患で日本に戻る場合には、国立国際医療センターに2004年10月より「国際疾病センター」が設立されており、国内受入窓口となる。
5.質疑応答
 
(質問) 手洗いは15秒必要と香港政府が言っていたが、どの程度必要か。
(回答) 手を水で濡らすだけでは駄目で、普通の石鹸で良いので、30秒とか40秒しっかりと洗うことが大事である。特に、手先、爪の間、指の間に注意すべきである。
(質問) うがいは、うがい薬と水のどちらが良いか。マスクはどのくらいで取り替えるべきか。また、工場のある中国では手洗いの習慣がなく困っている。

(回答)
うがいが感染症対策に有効という明らかな証拠はないが、したほうが良いと思う。ただし、症状がない時に、濃いイソジンを使用するのは、かえって粘膜を傷害し抵抗力を落としかねない。予防のためのうがいは、水又は塩水、あるいは適切に薄めたイソジンうがい液で十分だと思う。マスクは汚れていくので、適宜交換する必要がある。抗菌マスクもあるので考慮してみてほしい。また、中国人従業員に対しては、とにかく教育していくしかないと思う。
 

 
2004年7月8日
 
中国安徽省等における鳥インフルエンザの発生
 
 中国安徽省等における鳥インフルエンザの発生を受け、当館から香港特別行政区政府(衛生防護センター)に確認したところ、次のとおりですので、お知らせします。
参考:香港特別行政区政府報道発表:
http://www.info.gov.hk/gia/general/200407/06/0706250.htm
http://www.info.gov.hk/gia/general/200407/08/0708235.htm
 
1.  中国安徽省における鳥インフルエンザの発生を受け、香港特別行政区政府は2004年7月6日、同省から香港への生きた鳥と家禽類の肉の輸入を一時停止した。
 安徽省以外の中国本土の地域から香港への輸入は、広東省からの輸入を含めて、停止されていないが、香港特別行政区政府としては状況を観察していく。
 なお、2004年3月の中国本土からの輸入再開以後、安徽省から香港への家禽類の肉の輸入実績はない。
   
2.  また、タイにおける鳥インフルエンザの発生が報道されているが、同国から香港への生きた鳥及び家禽類の肉の輸入は、2004年1月以来一時停止している。
   
3.  市民、特に鳥インフルエンザの発生地域に旅行する方は、感染を予防するため、個人衛生と環境衛生の保持に努めてほしい。家禽類及び鳥類、特に排泄物との直接の接触を避ける必要がある。もし接触したら、可能な限り速やかに石鹸と水で徹底的に手を洗う必要がある。また、市民の方は次の措置を取ってほしい。
 
風通しを保つ。
人混みや風通しの悪い場所は行かないようにする。
くしゃみ、せき、鼻をかんだ後は手を洗う。
バランスのとれた食事をし、適切に運動し、休息をとり、体の抵抗力をつける。
たばこを吸わない。
インフルエンザのような症状が現れたら、速やかに医療機関に相談する。
   
4.  参考(中国安徽省における鳥インフルエンザの発生)
7日付安徽日報ネット版によれば、巣湖市居巣区亜父街道事務所の養鶏場において鶏の死亡が確認され、国家鳥インフルエンザ参考実験室における診断により、鳥インフルエンザであることが確定された。王太華書記及び王金山省長等の指示により、現在、既に「動物防疫法」に基づき、感染区の封鎖、鳥の処分等及び予防措置が実施され、感染の拡散を防止する措置が採られた。
「鳥インフルエンザ感染処置技術規範」に基づき、感染地域の封鎖を厳格に行った。感染地域およびその周辺の3キロ以内の鳥は既に全て屠殺し無害化処理を行った。また、感染地域周辺の5キロ以内の範囲で全ての鳥に対して強制免疫を実施し、且つ徹底的に消毒を行い、厳格に隔離する等総合的防止措置を実施した。
出典:在上海総領事館:https://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/
 

 
● 2004年4月28日
 
SARS情報(日本国内の対策)
 
    28日現在、SARSは、中国国内において2名の確定例と6名の疑い例患者がおります。
    日本国内の検疫所においては、現在、中国(香港及びマカオを除く)への出国者に対して、患者発生に関する情報提供、渡航中の感染防止等の注意喚起の徹底や中国(香港及びマカオを除く)からの入国者に対して発熱、呼吸器症状を呈した者の申告を積極的に求める入国者を特定の検疫ブースに誘導するなどしてサーモグラフィー又は体温計を使用した体温測定を実施しています。
    詳細は、以下のホームページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2003/03/tp0318-1.html
 

 
●2004年4月26日
 
SARS情報(香港政府のSARS警戒態勢)
 
    4月23日、香港政府は、中国政府衛生部がSARS確定例2件と疑い例2件を確認したことを受けて、SARS警戒体制に入ったと概要次のように発表しましたのでお知らせします。
 
    香港政府は、本日(4月23日)、中国政府衛生部がSARS確定例2件と疑い例2件を確認したことを受け、SARS警戒レベルを3級としました。
    香港政府は既に緊急指揮体制をとり、衛生福利食物局、衛生署、医院管理局が事態を把握し、予想される新たな事態の進展に対して適切な行動をとることにしています。
    香港政府のSARSに関する緊急体制では、香港以外の地域における検査でSARS病例が確認されれば、香港政府はこの緊急体制を発動することとなっています。
    衛生防護センターの総責任者である梁博士は、香港政府衛生署は中国大陸の関係部門と密接に連絡をとりあっており、衛生署は北京市と安徽省から香港に到着した航空機と直通列車の旅客に健康通告カードを配布し、予防措置をとったと述べました。
    また、体温測定及び健康状況の申告を含む厳しい健康検査を行う他、空港とホンハム駅の医療人員を増やし、この2地域から来る旅客を特に注意しています。
    この2都市から香港に到着するすべての航空機及び北京から到着する直通列車の旅客についても関連情報を流します。
梁博士は、「衛生署はこの2地域より香港に到着する旅客、並びにこの2地域に出発する旅客に対して健康情報カードを配っている」と述べました。
    香港政府衛生署は、医院管理局、民間病院、香港のすべての医師、医療専門人員及び検査室の人々に注意するよう指示しました。
    「我々は彼らに関連の疾病例を報告するよう促した」
    梁医師は、衛生署は全ての漢方の医者に対して、警戒するよう手紙を出していると述べました。また、「香港は、昨年6月から今まで、「SARS」の新たな病例は発生していないが、市民はいつも警戒し、衛生に注意しなければならない」と補足しました。
 
    呼吸を通じた感染を予防するため、市民のみなさんは以下の措置を取って下さい
衛生習慣を保持し、くしゃみ、せき、鼻をかんだ後は手を洗う。
風通しを保つ。
人混みや風通しの悪い場所は行かないようにする。
もし呼吸器に感染の兆候が現れたら、直ちに医者にかかる
もし呼吸器に感染の兆候が現れたら、マスクをつけ、疾病が伝染する機会を減らす。
バランスのとれた食事をし、定期的に運動し、十分な休息をとり、ストレスを少なくし、たばこを吸わないようにし、抵抗力をつける。
 
 
Alert Level of SARS response system activated

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The Government announced today (April 23) that the Alert Level of the three-level emergency response system relating to severe acute respiratory syndrome (SARS) has been activated following the confirmation of two SARS cases and two suspected SARS cases in the Mainland by the Ministry of Health.

An emergency response command structure involving senior officials from the Health, Welfare and Food Bureau, the Department of Health (DH) and the Hospital Authority (HA) has been put in place. It would monitor the developments closely and decide on appropriate action in anticipation of new developments.

According to the Government's emergency response system on SARS, Alert Level would be activated when there was a laboratory-confirmed SARS case(s) outside Hong Kong.

The Controller, Centre for Health Protection, Dr PY Leung, said the DH would maintain close contact with their Mainland counterparts about the situation. "As a preventive measure, the DH is distributing Health Alert Cards to passengers arriving from Beijing and Anhui by air and rail," he said.

Additional healthcare staff have also been deployed to the airport and Hung Hom through-train terminal to watch out for ill people among these passengers, in addition to the ongoing stringent health screening measures, including temperature screening and health declaration.

All inbound flights from these two places and through-trains from Beijing have also been asked to broadcast relevant messages to the passengers.

"Health information leaflets about the situation in Beijing and Anhui and health advice are being distributed to passengers coming from and leaving for these two places," Dr Leung said.

The HA, private hospitals, all doctors, healthcare professionals and laboratory personnel in Hong Kong are being alerted to the incidents.

"They are reminded to maintain vigilance in disease reporting.

"We are also sending letters to all traditional Chinese medicine practitioners to advise them to be vigilant," Dr Leung said.

"Even though Hong Kong has been free from SARS since last June, the general public is reminded to remain vigilant and observe good personal hygiene," he added.

For prevention of respiratory tract infection, the public is advised to adopt the following measures:

* Maintain good personal hygiene, and wash hands after sneezing, coughing or blowing the nose;

* Maintain good ventilation;

* Avoid visiting crowded places with poor ventilation;

* Consult a doctor promptly if respiratory symptoms develop;

* Put on a mask if suffering from respiratory tract infection to reduce the chance of spreading the infection to other people; and

* Build up good body immunity by having a proper diet, regular exercise and adequate rest, reducing stress and avoiding smoking.

Ends/Friday, April 23, 2004
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● 2004年3月9日
 
渡航情報(広域情報)の発出
アジア地域における鳥インフルエンザの発生(3)
 
本日、アジア地域における鳥インフルエンザに関する、渡航情報(広域情報)が発出されました。概要は、以下のとおりです。
(内容)

1.アジア地域における鳥インフルエンザの発生と渡航・滞在に関する注意
世界保健機関(WHO)は3月4日現在、鳥インフルエンザの発生が確認されている国や地域に対して渡航制限等の勧告は行っていませんが、これらの地域に渡航・滞在する方に対しては生きた動物を取り扱う市場や鶏、アヒル、七面鳥等の家禽農場へは近づくべきでないとの提言を出しています。鳥インフルエンザは感染した鳥と近距離で接したり、病鳥の排泄物に触れることによりヒトへの感染が起こる場合がありますので、これらの地域に渡航・滞在される方は引き続き以下のことを念頭において行動するようおすすめします。
 
(1)手洗い、うがいなど通常の感染症予防対策を励行すること。
(2)鳥インフルエンザの流行が見られる地域の鶏舎等の立ち寄りを避ける。
(3)鳥インフルエンザの流行が見られる地域において、生きた鳥への接触、また、生きた鳥を扱う市場への不用意、無警戒な立ち寄りを避けること。なお、インフルエンザ・ウィルスは加熱(75度で1分間)により死滅しますので、加熱調理した鶏肉や鶏卵を食べることによって感染することはありません。
 
2.鳥インフルエンザ関連情報について
鳥インフルエンザの発生状況は日々変わっています。これらに関する最新の情報(鳥インフルエンザの発生確認地域やヒトへの感染症例数等具体的なデータ)については、以下の「アジア地域における鳥インフルエンザの発生(2)」(2月16日掲載)の3.にある各機関のホームページをご覧下さい。
 
3.なお、本件渡航情報の全文は、海外安全ホームページの以下のアドレスで公開されていますので、ご覧下さい。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2004C089
 

 
●2004年2月16日
 
渡航情報(広域情報)の発出
アジア地域における鳥インフルエンザの発生(2)
 
本日、アジア地域における鳥インフルエンザに関する、渡航情報(広域情報)が発出されました。概要は、以下のとおりです。
 
1. 世界保健機関(WHO)は2月11日現在、鳥インフルエンザの発生が確認されている国や地域に対して渡航制限等の勧告は行っていませんが、これらの地域に渡航・滞在する方に対しては生きた動物を取り扱う市場や鶏、アヒル、七面鳥等の家禽農場へは近づくべきでないとの提言を出しています。鳥インフルエンザは感染した鳥と近距離で接したり、病鳥の排泄物に触れることによりヒトへの感染が起こる場合がありますので、これらの地域に渡航・滞在される方は引き続きご注意下さい。
2. 鳥インフルエンザのヒト-ヒト感染の疑いについて
  WHOはベトナムのタイビン県で発生した症例(23歳と30歳の姉妹)についてヒト-ヒト感染の可能性があるとして調査していましたが、2月6日に、本件は姉妹とも鳥由来の感染で、姉妹からのウィルスの遺伝子はヒトからヒトへと感染しやすい形に変わっていないと発表しました。(その後、WHOは2月9日に、検査結果は姉妹のうちの一人とベトナム国内の別の症例のものだったと訂正しましたが、2月11日に姉妹のもう一人の検査結果も鳥由来の感染であった旨を発表しました。)
3. 鳥インフルエンザ関連情報について
  鳥インフルエンザの発生状況は日々変わっています。これらに関する最新の情報(鳥インフルエンザの発生確認地域やヒトへの感染症例数等具体的なデータ)については、以下のホームページ等をご参照下さい。
 
・  感染症情報センターホームページ/鳥インフルエンザ関連情報(日本語)
(アドレス: http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
鳥インフルエンザに関するQ&A
感染確定症例(ヒトへの感染)
WHOプレスリリース訳文他
国際獣疫事務局(OIE)ホームページ
(家禽類における鳥インフルエンザの発生状況)訳文
・  WHOホームページ/鳥インフルエンザ関連情報(英語)
(アドレス: http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
・  FAOホームページ/鳥インフルエンザ関連情報(英語)
(アドレス: http://www.fao.org/
・  FAO日本事務所ホームページ/鳥インフルエンザ関連情報(日本語)
(アドレス: http://www.fao.or.jp/
4. なお、本件渡航情報の全文は、海外安全ホームページの以下のアドレスで公開されていますので、ご覧下さい。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2004C052
 

 
●2004年2月16日
 
鳥インフルエンザ(香港当局の対応策)
 
2月12日、香港特別行政区政府から在香港の各国・地域の総領事館に対し、鳥インフルエンザの発生に備えた香港の対応策について説明がありましたので、お知らせします。
 
1. 鳥インフルエンザ発生防止のための香港の対応策
  ・ 2003年から全ての輸入鶏及び香港産の鶏に「ワクチン」を接種。
・ 香港の飼育場を規制(生物学的安全措置を強化。新規感染の有無を確認するため、ワクチンを接種しない鶏も混入して監視)。
・ 輸入を厳格に規制(健康証明書の義務付け、中国本土は登録農場のみから輸入)。
・ 市場の休業日を設定(1か月に卸売は4回、小売は2回の休業日で、清掃・消毒や、小売市場で売れ残った生きた家禽類の処分を実施)。
(注)家禽類:鶏、鴨、七面鳥、ガチョウ、ウズラ、ひよこ
・ 卸売市場及び小売店に対する衛生要件を設定(H5ウイルスに感染した死亡鳥が1羽でもあった場合は全ての生きた家禽類を処分)。
・ 人間のインフルエンザ及び鳥インフルエンザを監視。
2. 仮に鳥インフルエンザが発生した場合の香港の対応策
  H5N1ウイルスが、仮に(1)香港で死亡した家禽類又は(2)香港内の人間から発見された場合、香港内の全ての生きた家禽類を処分(cull)。卸売業者・小売業者・食肉処理業者に対しては一定の補償。
3. 家禽類業者への措置
  ・ 感染国・地域からの生きた鳥及び家禽類の肉の輸入を暫定的に停止。(米国はデラウェア州(H7型)のみ。)
・ 野生の鳥の監視を強化。
・ 中国本土との正式な連絡要員体制を樹立。
・ 飼育場及び市場の検査を強化。
・ 飼育場で死亡した鶏をドア・トゥー・ドアで収集。
4. 病気監視措置
  ・ 条例を改正し、2004年1月30日から鳥インフルエンザ(H5型)は法令上届出が必要な病気に分類。
・ 入境地点における健康検査(病気と感じている者に対し、旅行歴と家禽類との接触歴を質問)。
・ 監視強化(人間のインフルエンザ及び鳥インフルエンザの監視、実験室での監視、発生状況の調査、感染地域へ旅行歴のある者のインフルエンザ類似の病気の監視)
・ 外部とのコミュニケーションの強化(直近の状況についての中国本土との毎日の連絡、WHO及び鳥インフルエンザ発生地域の保健当局との緊密な連絡)。
5. 鳥インフルエンザに関するウェブ・サイト
  http://www.info.gov.hk/info/flu/eng/index.htm
 

 
●2004年1月30日
 
海外渡航情報(広域情報)の発出
アジア地域における鳥インフルエンザの発生
1. アジア地域における鳥インフルエンザの発生
2003年より2004年にかけて、韓国、ベトナム及び日本(山口県)において鳥類の感染症である鳥インフルエンザが発生し、ベトナムにおいては8名が鳥からヒトへの感染により死亡しています。タイにおいても2003年12月頃より鶏が大量死しており、2004年1月23日にタイ公衆衛生省よりWHOに対し、2例の、また、1月26日には更に1例の高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)のヒト感染例が報告されました。感染者はスバンブリー県、カンチャナブリー県及びスコータイ県であり、うち2名は死亡しました。
また、インドネシアでも、これまでのところヒトが感染したとの報告はありませんが、2003年8月以来鶏が大量死しており、1月25日にはインドネシア農業省により鳥インフルエンザ発生が確認されました。
1月27日現在、WHOにより鳥インフルエンザ(H5N1)の感染が確認されている国は、韓国、日本、中国、ベトナム、タイ、カンボジアで、その他の国においても家禽類の大量死が確認されており、原因は現在調査中です。
   
2. 鳥インフルエンザのヒトへの感染について
鳥インフルエンザのヒトへの感染については、上記1.のように何例か見られますが、鳥インフルエンザに感染した鳥やその内臓、排泄物に接触することで感染する場合が多く、これまでのところ鶏肉や卵などを食べることによって感染したという報告はありません。また、ヒトからヒトへの感染は確認されていません。
ヒトが感染した場合の症状は、発熱、咳などの一般的なインフルエンザと同じ症状から多臓器不全による重症なものまでありますが、鳥インフルエンザに対する有効なワクチンは現在のところ開発中の段階であり、また、現在使用されているヒトのインフルエンザワクチンは、ヒトの間で流行しているAソ連(H1N1)型、A香港(H3N2)型、及びB型に対して効果があるもので、H5などの鳥インフルエンザに対しては予防効果がありません。なお、A型インフルエンザの治療に使用される薬には症状を軽くするなどの効果があると言われています。
   
3. 予防法
現段階では、通常の旅行や生活の中で、鳥インフルエンザ・ウィルスに関する特別な予防を行う必要はありませんが、鳥インフルエンザは感染した鳥と近距離で接することによりヒトへの感染が起こる場合がありますので、安全を確保するために以下のことを念頭において行動するようおすすめします。
(1)手洗い、うがいなど通常の感染症予防対策を励行すること。
(2)鳥インフルエンザの流行が見られる地域の鶏舎の立ち寄りを避ける。
(3)鳥インフルエンザの流行が見られる地域において、生きた鳥への接触、また、生きた鳥を扱う市場への不用意、無警戒な立ち寄りを避けること。
なお、インフルエンザ・ウィルスは加熱(75度で1分間)により死滅しますので、加熱調理した鶏肉や鶏卵を食べることによって感染することはありません。
   

 
●2004年1月7日
 
海外渡航情報の発出
広東省(中国):SARS感染の確認
 
※本件渡航情報は下記の通り発出されましたが、随時更新されます。
 
1. 2003年12月27日にSARS「疑い例」と発表された広東省広州市在住の男性については、その後中国衛生部が世界保健機関(WHO)と協議を行った結果、1月5日夕、中国衛生部生部及びWHOは当該患者のSARS感染を最終的に「確認」した旨発表しました。
中国衛生当局によれば、同患者の症状は既に落ち着いており、体温も正常である由であり、また、これまでに当該患者と密接な接触のあった42名及び一般的接触のあった39名には発熱等の異常は見られず、密接な関係のあった者のうち17名を除いては既に隔離・医学観察は解除の措置がとられています。
   
2. 重症急性呼吸器症候群(SARS)については、2003年7月5日にWHOがSARS終息宣言を出しましたが、その後、9月にシンガポール、12月初旬に台湾において、どちらもウィルスの研究機関においてSARSコロナウィルスの研究に従事していた研究者が感染するケースが発生しました。今回の広東省のケースは、2003年7月の制圧以降、一般市民が感染した初のケースになりますが、患者の隔離など適切な措置がとられており、WHOも今回のケースが直ちに地域的な感染拡大につながる可能性は小さく、現時点で広東省をはじめとする中国全土への旅行は問題なく、渡航自粛を実施する状況にないとの見方を示しています。
   
3. 今冬においては、これまで上記の3つのケースでSARS感染が確認された以外、SARS「疑い例」は確認されていません。
ただし、SARSはいつどこで発生するか予断は許されない病気であり、今までのところ、万全の治療法や予防薬などもないのが現状です。海外渡航または海外滞在に際しては、改めて健康状態に十分注意するとともに、予防対策をとるなど十分留意して行動し、常に関連情報の入手に努めるようにして下さい。
   
4. 日本国内の空港検疫所においては、中国広東省から帰国された方及び広東省に向けて出国される方に対し、感染予防のための注意喚起を行っています。
また、主にアジアの各国はSARS対策の観点から、出入国時の検疫措置をとっており(各国における出入国時の措置については、外務省海外安全ホームページ「重症急性呼吸器症候群(SARS)関連情報」の「4.その他のSARS関連情報(1)SARS基礎情報(ハ)各国における出入国措置」(アドレスは下記のとおり)をご覧下さい。場合によっては微熱等であってもSARS感染を疑われ、これらの国からの出国ができなくなる可能性もありますので、これらの国において空港を利用される場合には体調にはくれぐれもご注意下さい。
アドレス http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/sars/index.html