2008年6月12日
在香港日本国総領事館
―総領事館からのお知らせ-
香港の市場におけるH5N1型鳥インフルエンザ事例の発見:追加情報
1.6月11日付け当館ホームページにおいて、7日に九龍半島新界地区深水ポー(Sham Shui Po)にある市場で20羽のサンプルのうち、5羽がH5N1型鳥インフルエンザウイルスに感染していた旨既にお知らせを致しておりますが、11日夜、香港政府は新たに3カ所の市場(粉嶺(Fan ling)、屯門(Tuen Mun)、鴨レイ州(Ap Lei Chau)の家禽売り場からH5N1型鳥インフルエンザが発見されたことを発表しました。
2.以上を受け香港政府は、11日夜小売市場の全ての生きた家禽を処分する発表をし、また、生きた家禽の中国本土からの輸入を停止を延長し、地元の養鶏場農場から市場への鶏の移動を停止、感染源の追跡、卸市場及び小売市場の徹底的な殺菌と清掃を実施等の措置を迅速にとっています。なお、現時点で、香港で鳥インフルエンザのヒト感染事例はありません。香港政府は、市民からの質問を受け付け、健康状態を調査するため、ホットライン(21251122)を開設しています。
3.また、同政府は市民に対し次のとおり呼びかけを行っています。
(1)高熱等のインフルエンザの兆候が見られる場合には、即座に医者にかかる。
(2)生きた鳥との接触を避ける。また、生きた鳥との接触があった場合、石鹸と水で手を良く洗う。
(3)鳥を食べる前には完全に調理(注)する。
(注)一般に鳥インフルエンザは、十分に加熱調理されていれば、食べ物を通じて感染することはないとされています。従って、(1)調理の前後の手洗いを励行する。(2)調理器具等を良く洗う、(3)十分に加熱調理する(中心温度が70度以上になるようにし、肉汁は透明に、肉はピンク色の部分がないようにする。)
(4)鳥インフルエンザを予防するため、個人及び環境の衛生には特別に注意を払う。
4.つきましては、在留邦人の皆様におかれては、以上を留意の上、十分注意されるようにしてください。
2008年6月11日
在香港日本国総領事館
―総領事館からのお知らせ―
サムスイポー(深水埗)の家禽売り場で発見されたH5N1型鳥インフルエンザに感染していた鳥について
1.7日夜、香港政府食物及衛生局長官は、九龍半島サムスイポー(深水埗)にある保安道市場の3つの家禽売り場の鳥かごから抜き出された20羽のサンプルのうち、5羽がH5N1型鳥インフルエンザウイルスに感染していたことを発表しました。
なお、同市場には9つの鶏売り場がありますが、他の売り場については、問題は見つかっていません。また、7日朝、食物環境衛生署は生きた家禽が販売されている64の市場を検査しましたが、異常は見つかっていません。
2.以上を受け香港政府は、保安道市場の全ての家禽売り場から約2700羽の家禽を処分、生きた家禽の中国本土からの輸入は一時的に21日間、地元の農場も、市場への鶏の発送を停止する等の措置を迅速にとっています。また、市民に対し次のとおり呼びかけを行っています。
(1)高熱等のインフルエンザの兆候が見られる場合には、即座に医者にかかる。
(2)市民からの質問を受け付け、健康状態を調査するため、ホットライン (2125 1122)を開設
(3)生きた鳥との接触を避ける。また、生きた鳥との接触があった場合、石鹸と水で手を良く洗い、鳥を食べる前には完全に調理する。
3.つきましては、在留邦人の皆様におかれては、以上に留意の上、十分注意されるようおすすめします。
*この件についての香港政府のホームページは
こちらをクリックしてください。
2008年3月20日
在香港日本国総領事館
-総領事館からのお知らせ-
(馬湾におけるH5N1型鳥インフルエンザに感染していた野鳥の死骸の発見)
1.3月8日、馬湾(当館注:馬湾は、九龍半島から空港のあるランタオ島にかかる青馬大橋の橋げたのある島)で野鳥(ハヤブサ)の死骸が発見されましたが、14日、香港政府は右の野鳥の死骸がH5N1型鳥インフルエンザに感染していたことを確認した旨発表しました。今回は、鳥の死骸が発見された地点より半径3キロ内には養鶏場はありません。
今シーズン香港におけるH5N1型鳥インフルエンザの感染による野鳥の死骸発見は本件で10例目です。
2.3月11日及び14日付の本件に関する香港政府による発表の概要は、以下の通りです。
(1)8日に馬湾で生きたまま発見され、同日死んだ野生のハヤブサ一羽が、H5N1型鳥インフルエンザに感染していた(ハヤブサには当地に稀に生息するものと、冬季に香港に飛来するものとがある。)。
(2)今回死骸が発見された地点より半径3キロ内には養鶏場はない。
(3)同署は、今回の事案の発生に鑑み、家禽農家に対し鳥インフルエンザ対策を強化し、安全措置をとるよう指示する他、ペット取り扱い業者等に注意喚起を行う。食物環境衛生署、衛生署、香港海関もそれぞれ措置をとる。
(4)鳥インフルエンザの脅威は存続している。香港市民には健康に留意するとともに、野鳥や生きた家禽及びそのフンへの接触を避け、接触した場合には手を完全に消毒するよう求める。家禽とその卵は、よく調理した上で食するよう求める。
2008年3月20日
在香港日本国総領事館
-総領事館からのお知らせ-
(広東省広州市における高病原性鳥インフルエンザによる鶏の大量死の発生)
2月27日付当館ホームページにおいて、広東省汕尾市で44歳女性が鳥インフルエンザ(H5N1型)で死亡したとお知らせいたしましたが、今度は同じく広東省広州市で高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の感染による鶏の大量死がありました。
1.概要
(1)3月16日、中国農業部は、広州市茘湾区金花新市場(「陳家祠」、「光孝寺」等の観光地の近く)において、3月13日に鳥インフルエンザと疑われる状況(114羽の鶏が発病し、死亡)が発生し、確認の結果、高病原性の鳥インフルエンザ(H5N1型)が原因であったことが確認されたことを発表しました。同発表によれば、農業部及び広東省関係部局が、発生地点の確定、発生地区の封鎖、消毒、鶏のと殺処分、無害化処理等の緊急措置を講じたとのことです。その後の発表によれば、これらの鶏は、広西省玉林市から仏山市南海区の里水鎮草場村の違法家禽市場を経て広州市に流入したものであることが判明しました。また、17日現在、広東省内において新たな家禽の異常死の発生報告はないとのことです。
(2)香港政府は、本件発表を受けて予防措置として、感染発生地から半径13km以内の地域からの生きた鳥、家きん、鶏肉製品の輸入を16日から21日間停止すると発表しました。
2.鳥インフルエンザ予防の為の日常生活上のご注意
中国に滞在・旅行される方におかれては、日常生活上次のようなご注意をお願いします。
(1)石けんでの手洗い、うがいなど通常の感染症予防対策を励行すること。
(2)生きた鳥に近寄らない、できるだけ飼育しない、死んでいる野鳥などに触れないこと。特に、
生きた鳥(ニワトリなど)を屠殺・さばく場所のある農産物市場には近寄らない。
(3)ウィルスは加熱(70度で5分間)により死滅するが冷凍では死滅しないので、調理時は十分な加熱をし、卵や調理道具は十分洗浄すること。
(4)できるだけ発生地域への旅行する際は、特に外務省海外安全ホームページ、感染症情報等を確認すること。
2008年3月11日
在香港日本国総領事館
-総領事館からのお知らせ-
(新界・大埔近くの自然護理区管理事務所付近におけるH5N1型鳥インフルエンザに感染していた野鳥の死骸の発見)
1.2月29日、新界・大埔近くの自然護理区管理事務所付近で野鳥(シキチョウ)の死骸が発見されましたが、3月7日、香港政府は右の野鳥の死骸がH5N1型鳥インフルエンザに感染していたことを確認した旨発表しました。
今シーズン香港におけるH5N1型鳥インフルエンザの感染による野鳥の死骸発見は本件で9例目です。
2.今般のお知らせの特記事項としては、以下の通りです。
鳥の死骸が発見された地点より半径3キロ以内に養鶏場が1つあります。ただし、飼育されている鶏には異常死や鳥インフルエンザの兆候は見つかりませんでした。
3.3月4日及び7日付の本件に関する香港政府による発表の概要は、以下の通りです。
(1)2月29日に新界・大埔近くの自然護理区管理事務所付近で発見された野生のシキチョウ一羽の死骸は、H5N1型鳥インフルエンザに感染していた(シキチョウは香港の在来種)。
(2)本件を踏まえ、3月4日、同事務所付近の消毒を行うとともに、市民が鳥やその死骸には触れないよう掲示を行なった。
(3)今回死骸が発見された地点より半径3キロ内には養鶏場が1つあり、同署の係官をこの養鶏場に派遣したが、飼育されている鶏には異常死や鳥インフルエンザの兆候は見つからなかった。
(4)同署は、今回の事案の発生に鑑み、家禽農家に対し鳥インフルエンザ対策を強化し、安全措置をとるよう指示する他、ペット取り扱い業者等に注意喚起を行う。食物環境衛生署、衛生署、香港海関もそれぞれ措置をとる。
(5)香港市民は健康に留意するとともに、野生の鳥や生きた家禽への接触を避け、接触した場合には手を完全に消毒するよう求める。
2008年2月27日
在香港日本国総領事館
-総領事館からのお知らせ-
(中国(広東省汕尾市)における高病原性鳥インフルエンザのヒトへの感染疑い事例の発生(患者死亡)について)
広東省衛生庁はホームページにて、2月24日、広東省汕尾市で44歳の女性への高病原性(H5N1型)鳥インフルエンザの感染の疑いがあることを発表するとともに、25日には当該患者は死亡したと公表しました。公表内容の概要は以下の通りです。
なお、中国における鳥インフルエンザのヒトへの感染状況は、今回の感染疑い例が確定した場合、30例目(このうち死亡者例は20例)となります。
邦人の皆様におかれましては、引き続き死んだ鳥には近づかない、うがい手洗いの励行等ご注意ください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)
(中国広東省衛生庁による公表の概要)
1.患者:張某某、女性、44歳、外来工(四川人、汕尾市海豊県滞在)。
2.2月16日に発病後、発熱、咳痰、肺炎の症状を発症。22日に、汕尾市衛生局では診断グループを組織し診断を行い、「原因不明肺炎」と診断した。現在、病状は重く、治療を行っている。(なお、患者は25日に至り、死亡したとの追加発表があった。)
3.
患者は発病前に病死した鳥に接触していたため、患者に密接に接触していた者及び病死した鳥に密接に接触していた者を対象に厳密な医学観察を行っている。広東省疾病予防コントロールセンター(CDC)は、患者の標本を検査したところ、
鳥インフルエンザウィルス(H5N1型)核酸の陽性反応が確認されたため、人感染鳥インフルエンザ応急マニュアルに基づき、既に中国衛生部に報告し、確認を待っている。
4.感染疑い病例発生後、広東省は本件を極めて重視し、既に専門家チームを現地に派遣し、治療及び調査等に当たっている。また、衛生部門では、相応の防疫措置を実施したほか、農業部門にも関連情報を通知した。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省安全ホームページ:
https://www.mofa.go.jp/anzen
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
2008年2月25日
在香港日本国総領事館
-総領事館からのお知らせ-
(中国(広西壮族自治区)における高病原性鳥インフルエンザのヒトへの感染について)
2月21日、中国衛生部は、ホームページで、広西壮族自治区で高病原性鳥インフルエンザのヒトへの感染が確認され、同人は死亡した旨を公表しました。公表内容の概要は以下の通りです。なお、中国における鳥インフルエンザのヒトへの感染状況は、本例で29例目、また死亡は19例目となります。
邦人の皆様におかれましては、引き続き死んだ鳥には近づかない、うがい手洗いの励行等ご注意ください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)
(中国衛生部による公表の概要)
1.2月21日、衛生部は、広西壮族自治区で1例の高病原性鳥インフルエンザのヒトへの感染を確認した。
2.患者は、梁某、男性、41歳。広西壮族自治区南寧市西郷塘区人。無職。2月12日発病。2月14日病状が重くなり入院治療。2月18日、患者の病状が急速に悪化し、全力の治療も及ばず2月20日明け方5時に死亡した。2月20日、広西自治区疾病予防コントロールセンターは、患者の標本の検査を行ったところ、鳥インフルエンザウイルス(H5N1)核酸陽性であった。2月21日、中国疾病予防コントロールセンターは男性の気道の標本を再検査したところ、結果は鳥インフルエンザウイルス(H5N1)核酸陽性であった。ウイルス分離作業を現在行っているところである。当地の衛生部門の流行病学調査によれば、患者は発病前に死んだ家禽と接触している。
3.WHOのヒト感染高病原性鳥インフルエンザ確定診断定義と中国の診断基準に基づき、衛生部ヒト感染インフルエンザ予防コントロール専門家チームは、この患者をヒト感染高病原性鳥インフルエンザと確定診断した。
4.感染の発生後、当地政府はこれを高度に重視し、すでに「ヒト感染高病原性鳥インフルエンザ応急マニュアル」に基づき、相応の防疫措置を実施した。全ての密接接触者に対して厳密な医学観察を実行し、今までに臨床異常症状は現れていない。
患者の発病状況について、衛生部は既にWHO、香港、マカオ、台湾地域及び一部分の国に通報した。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省安全ホームページ:
https://www.mofa.go.jp/anzen
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
2008年2月20日
在香港日本国総領事館
―総領事館からのお知らせ-
(中国(湖南省永州市)における高病原性鳥インフルエンザのヒトへの感染について)
2月18日、中国衛生部はホームページにて、湖南省で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、同人は死亡した旨を公表しました。公表内容仮訳は以下のとおりです。
なお、中国における鳥インフルエンザの人への感染状況は、本例で28例目、また死亡は18例目となり、今回、感染源については発表されていません。
邦人の皆様におかれましては、引き続き死んだ鳥には近づかない、うがい手洗いの励行等ご注意ください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)
(公表内容仮訳)
1.18日、衛生部は、湖南省で1例の高病原性鳥インフルエンザの人への感染を確認した。
2.患者は、李某、男性、22歳。湖南省永州市江華県人。1月16日に発熱や頭痛等の症状。同22日に郷鎮衛生院で診察をうけ、症状に合わせた処置後、症状は著しくは好転せず。同23日県病院へ転院し、病状は悪化を続け、呼吸困難がひどくなり、全力の治療も及ばず1月24日午後5時に死亡した。2月15日、湖南省疾病予防コントロールセンターは、患者の気道から採取したサンプルを検査したところ、鳥インフルエンザウイルスH5核酸陽性であった。2月17日晩、中国疾病予防コントロールセンターも男性の気道から採取した液を再検査したところ、結果は鳥インフルエンザウイルスH5N1核酸陽性であった。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省安全ホームページ:
https://www.mofa.go.jp/anzen
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
2008年2月20日
在香港日本国総領事館
―総領事館からのお知らせ―
(九龍半島・長沙湾におけるH5N1型鳥インフルエンザに感染していた野生の鳥の発見)
1.2月10日、九龍半島・長沙湾(Cheung Sha Wan)でH5N1型鳥インフルエンザに感染していた野生のシキチョウ(Oriental Magpie)が発見されました。
今シーズンH5N1型鳥インフルエンザの感染による野鳥の死骸発見は本件で8例目です。
2.今般のお知らせの特記事項としては、食品卸売市場で死骸が発見された点です。
3.2月12日及び15日付の本件に関する香港政府による発表の概要は以下の通りです。
(1)10日に九龍半島・長沙湾の食品卸売市場で発見された野生のシキチョウ一羽の死骸は、H5N1型鳥インフルエンザに感染していたことが確認された(シキチョウは香港の在来種)。
(2)本件を踏まえ、2月13日、長沙湾の食品卸売市場及び家禽卸売り仮設市場の消毒を実施。また、卸売市場に対する検査を強化すると共に、卸売業者に対して清潔を保つよう再周知を行なう。
(3)同署は、今回の事案の発生に鑑み、家禽農家に対し鳥インフルエンザ対策を強化し、安全措置をとるよう指示する他、ペット取り扱い業者等に注意喚起を行う。食物環境衛生署、衛生署、香港海関もそれぞれ措置をとる。
(4)香港市民は健康に留意するとともに、野生の鳥や生きた家禽への接触を避け、接触した場合には手を完全に消毒するよう求める。
2008年2月20日
在香港日本国総領事館
―総領事館からのお知らせ―
(落馬州におけるH5N1型鳥インフルエンザに感染していた野生の鳥の発見)
1.2月8日、落馬州(Lok Ma Chau)でH5N1型鳥インフルエンザに感染していた野生のアオサギ(Grey Heron)が発見されました。
今シーズンH5N1型鳥インフルエンザの感染による野鳥の死骸発見は本件で7例目です。
2.今般のお知らせの特記事項としては、死骸が発見された地点より半径3キロ以内に3つの養鶏場がある点です。(飼育されている鶏には異常死や鳥インフルエンザの兆候は見つかりませんでした。)
3.2月11日及び14日付の本件に関する香港政府による発表の概要は以下の通りです。
(1)8日に新界・落馬州地区で発見された野生のアオサギ一羽の死骸は、H5N1型鳥インフルエンザに感染していた(アオサギは冬季に香港に飛来する水鳥の一種)。
(2)今回捕獲された地点より半径3キロ内には3つの養鶏場があり、同署の係官をこれらの養鶏場に派遣したが、飼育されている鶏には異常死や鳥インフルエンザの兆候は見つからなかった。
(3)同署は、今回の事案の発生に鑑み、家禽農家に対し鳥インフルエンザ対策を強化し、安全措置をとるよう指示する他、ペット取り扱い業者等に注意喚起を行う。食物環境衛生署、衛生署、香港海関もそれぞれ措置をとる。
(4)香港市民は健康に留意するとともに、野生の鳥や生きた家禽への接触を避け、接触した場合には手を完全に消毒するよう求める。
2008年2月12日
在香港日本国総領事館
―総領事館からのお知らせ―
(元朗地区におけるH5N1型鳥インフルエンザに感染していた野生の鳥の発見)
1.2月5日、当館より香港島南部の海洋公園でH5N1型鳥インフルエンザに感染していた野生のゴイサギが発見されたとお知らせしましたが、今度は元朗地区でH5N1型鳥インフルエンザに感染していた野生のダイサギ一羽が発見されました。
2月5日及び9日付の本件に関する香港政府による発表の概要は以下の通りです。
(1)2日に元朗地区で発見された野生のダイサギ一羽の死骸は、H5N1型鳥インフルエンザに感染していた。(ダイサギは冬季に香港に飛来する渡り鳥の一種)。
(2)予防措置として、米埔自然保護区(Meipo Nature Reserve)を6日から21日間閉鎖する。
(3)今回捕獲された地点より半径3キロ内に養鶏場はない。
(4)漁農自然護理署は、今回の事案の発生に鑑み、家禽農家に対し鳥インフルエンザ対策を強化し、安全措置をとるよう指示する他、ペット取り扱い業者等に注意喚起を行う。食物環境衛生署、衛生署、香港海関もそれぞれ措置をとる。
(5)香港市民は健康に留意するとともに、野生の鳥や生きた家禽への接触を避け、接触した場合には手を完全に消毒するよう求める。
2.邦人の皆様におかれましては日頃から次の事項に注意して下さい。
・鳥インフルエンザ発生地に入らない
・死んでいる野鳥などには近寄らない
・生きた鳥を扱う市場や農家などには近づかない
・鶏肉は加熱調理する (自分では捌かない)
・鶏卵は良く洗い、加熱調理する
・うがい・手洗いの励行
・人混みを避ける
・不摂生をしない(抵抗力を弱めない)
・保湿を行う(N95規格以外のマスクも有用)
・インフルエンザワクチンの接種を受ける
2008年2月5日
在香港日本国総領事館
―総領事館からのお知らせ―
(海洋公園におけるH5型鳥インフルエンザに感染していた疑いのある野生の鳥の発見)
1月28日、香港島南部の海洋公園(Ocean Park)でH5型鳥インフルエンザに感染していた疑いがある野生のゴイサギ(Black-crowned Night Heron)一羽の死骸が発見されました。H5N1型であるか否かは引き続き調査中です。
注:香港政府は2月1日夜、該当のゴイサギがH5N1型鳥インフルエンザに感染していたことが確認された旨発表を行いました。(2008年2月5日更新)
本件に関する香港政府による1月30日付発表の概要は以下の通りです。
(1)1月28日に香港島南部の海洋公園で発見された野生のゴイサギ一羽の死骸は、H5型鳥インフルエンザに感染していた疑いがあり、現在更なる検査を実施中である(ゴイサギは冬季に香港に飛来する渡り鳥の一種)。
(2)予防措置として、海洋公園の鳥の檻(the walk-in aviaries)を1月31日から21日間閉鎖する。
(3)今回捕獲された地点より半径3キロ内に養鶏場はない。
(4)漁農自然護理署は、今回の事案の発生に鑑み、家禽農家に対し鳥インフルエンザ対策を強化し、安全措置をとるよう指示する他、ペット取り扱い業者等に注意喚起を行う。食物環境衛生署、衛生署、香港海関もそれぞれ措置をとる。
(5)香港市民は健康に留意するとともに、野生の鳥や生きた家禽への接触を避け、接触した場合には手を完全に消毒するよう求める。
なお、1月31日付当地新聞には、海洋公園の責任者の「海洋公園の全ての鳥は感染しておらず、既にワクチンの接種を受けている。」とのコメントが紹介されています。
2.邦人の皆様におかれましては日頃から次の事項に注意して下さい。
・鳥インフルエンザ発生地に入らない
・死んでいる野鳥などには近寄らない
・生きた鳥を扱う市場や農家などには近づかない
・鶏肉は加熱調理する (自分では捌かない)
・鶏卵は良く洗い、加熱調理する
・うがい・手洗いの励行 |
|
・人混みを避ける
・不摂生をしない(抵抗力を弱めない)
・保湿を行う(N95規格以外のマスクも有用)
・インフルエンザワクチンの接種を受ける |
2008年1月15日
在香港日本国総領事館
―総領事館からのお知らせ―
中国(江蘇省南京市)における鳥インフルエンザのヒト-ヒト感染疑い例について
1.中国(江蘇省南京市)における鳥インフルエンザのヒト-ヒト感染疑い例について2007年12月14日付け当館ホームページでお知らせしました中国(江蘇省南京市)における鳥インフルエンザのヒト-ヒト感染疑い例の発生に対し、中国衛生部は1月10日付けで感染源の調査結果について以下のとおり発表しました。
・2007年12月に鳥インフルエンザの感染が確認された24歳男性及びその父親(52歳)の2例の症例については、いずれもトリとの接触歴は確認されていない。
・とりあえずの判断として、今回の症例は、家庭内の密接な接触による感染であると考 えられる。
・ヒトからヒトに感染する生物学的証拠はない。
なお、このような家庭内における感染事例については、これまでインドネシア(2006年5月)、ベトナム(2005年1月他)、タイ(2004年9月)においても確認されています。
2.邦人の皆様におかれましては、引き続き不用意にトリに近づいたりせず、うがい手洗いの励行等ご注意ください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省安全ホームページ:
https://www.mofa.go.jp/anzen
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
鳥インフルエンザに感染した野鳥の確認状況('07-08年シーズン)
以下の通り頻繁に野鳥が鳥インフルエンザに感染しています。
|
発見日時
|
H5N1型
確認公表日
|
発見場所
|
鳥の種類
|
備考
|
1 |
07年11月18日 |
11月24日 |
新界 |
屯門 |
コサギ |
発見時は生きたまま捕獲。翌日死亡。 |
2 |
07年12月3日 |
12月8日 |
新界 |
屯門 |
コサギ |
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3 |
07年12月5日 |
12月13日 |
新界 |
落馬州 |
アオサギ |
発見時は生きたまま捕獲。翌日死亡。 |
4 |
07年12月17日 |
12月21日 |
ランタオ島 |
沙螺湾 |
ノスリ |
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5 |
08年1月28日 |
2月1日 |
香港島 |
南部 |
ゴイサギ |
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6 |
08年2月2日 |
2月9日 |
新界 |
元朗 |
ダイサギ |
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7 |
08年2月8日 |
2月14日 |
新界 |
落馬州 |
アオサギ |
鳥の死骸が発見された地点より半径3キロ以内に3つの養鶏場がある。
(飼育されている鶏には異常死や鳥インフルエンザの兆候は見つからなかった。) |
8 |
08年2月10日 |
2月15日 |
九龍半島 |
長沙湾 |
シキチョウ |
食品卸売市場で死骸が発見された。 |
9 |
08年2月29日 |
3月7日 |
新界 |
大埔コウ |
シキチョウ |
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10 |
08年3月8日 |
3月14日 |
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馬湾 |
ハヤブサ |
発見時は生きたまま捕獲。当日死亡。
(馬湾は、九龍半島からランタオ島にかかる青馬大橋の橋げたのある島。) |
