2009年7月23日
在香港日本国総領事館
夏休みに旅行する際、注意すべき感染症に関する情報
7月から9月までの期間には、夏休み等を利用して多くの方が旅行されることと思いますが、健康で安全に旅行し、無事に帰ってくるために、現在、注意すべき感染症及びその予防対策について、以下のとおりお知らせいたします。
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感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが重要です。基本的な感染症対策として、食べ物、飲料水、虫刺され(蚊やダニなど)、動物との接触には注意が必要です。また、新型インフルエンザについては、下記1.のとおりの注意が必要です。 |
旅行を予定されている方は、出発前に旅行プランに合わせ、渡航先での感染症の発生状況に関する最新の情報を入手し、適切な感染予防に心がけてください。 |
感染症には潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が長いものもあり(数日から1週間以上)、帰宅後しばらく経過してから具合が悪くなることがあります。その際は早急に医療機関にて受診し、渡航先、滞在期間、動物との接触の有無などについて必ず申し出てください。 |
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1.新型インフルエンザ(A/H1N1)
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2009年4月に発生が確認された当初は、メキシコから米国、カナダなど北米地域を中心に感染例が報告されていましたが、2009年5月以降、日本を含めて世界に拡大しており、冬場を迎えた南米やオーストラリアなどでは患者が急速に増加しています。世界保健機関(WHO)によると2009年7月現在までに世界117か国18地域で約95,000人の発症者(死亡者429人)が報告されています。
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○ |
発生地域:北米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、中南米など
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○ |
感染要因:感染した人の咳、くしゃみなどとともに放出されたウイルスを含む飛沫を吸い込む飛沫感染、または感染した人が咳・くしゃみを手で押さえた後などに他のもの(机、ドアノブ、つり革など)に触ってウイルスが付着した面に健康な人が手で触れた後に目、鼻、口などに触れる接触感染 |
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○ |
主な症状:1~7日(多くは1~4日)の潜伏期間ののち、突然の高熱、咽頭痛、咳・くしゃみ、鼻水、下痢、筋肉痛など |
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○ |
感染予防:ホームページなどで流行情報を確認し、発生している地域では人混みを避ける。外出後には手洗いとうがいを励行する。症状がある人との濃厚な接触を避ける。濃厚な接触が避けられない場合はマスクを着用する。 |
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一般的には比較的軽症で回復する場合が多く、また発症後早期の抗ウイルス薬(オセルタミビル、ザナミビルなど)使用が有効とされています。 |
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基礎疾患(慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、糖尿病などの代謝性疾患、ステロイド内服などによる免疫不全など)がある方、妊婦や幼児では感染した際に重症化する危険が高いとされ、注意が必要です。 |
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出発前にインフルエンザ様の症状があらわれた方は、旅行を延期・中止するなどして、感染を拡大させないための対応が重要です。 |
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○ |
参考情報: 厚生労働省「新型インフルエンザ関連対策情報」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
国立感染症研究所感染症情報センター「新型インフルエンザA(H1N1)」
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/index.html
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2.動物由来感染症 |
犬、サル、げっ歯類(注)、鳥類をはじめとする動物との接触によって人が感染する病気(動物由来感染症)です。
(注:哺乳類に属する動物の分類群で、マウス、ラット、リスなど、ネズミの仲間) |
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(1) |
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鳥インフルエンザ(H5N1)
H5N1亜型インフルエンザウイルスを病原体とする鳥インフルエンザ(H5N1)は、東南アジアを中心に家きん(ニワトリ、アヒルなど)での発生が報告されています。鳥インフルエンザは、感染した鳥の解体調理、飼育小屋などの閉鎖的な空間における感染した鳥との接触など、鳥の臓器、体液、糞などと濃厚に接触することによってまれに人が感染することがあります。人が感染した場合には、重篤な症状となることが多く、世界保健機関(WHO)によると、2003年11月から2009年7月1日までに世界15か国で436人の発症者(うち死亡者262人)が報告されています。
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○ |
発生地域(ヒトヘの感染):東南アジアを中心に、中東・ヨーロッパ・アフリカの一部地域など |
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○ |
感染要因:感染した鳥や臓器、体液、糞などとの濃厚な接触 |
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○ |
主な症状:1~10日(多くは2~5日)の潜伏期間ののち、発熱、呼吸器症状、下痢、多臓器不全等 |
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○ |
感染予防:
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鳥との接触を避け、むやみに触らない。 |
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生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らない。 |
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手洗いうがいの励行(特に発生国では徹底してください)。 |
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今年に入り、中国、エジプト、ベトナムの3カ国で41人(死亡者12人)の患者が発生していますが、そのうち30人(死亡者4人)は、エジプトで発生しています(2009年7月1日現在) 。 |
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エジプト政府は、6月に1才の男児2人、4才の女児1人の鳥インフルエンザ(H5N1)感染事例を報告しています(発症前に死亡若しくは衰弱した家きんに濃厚接触歴あり)。報告では全例が入院し、タミフル投与による治療を受け、既に2人は退院、1人の容態も安定しているとのことです。 |
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○ |
参考情報:
厚生労働省「鳥インフルエンザに関する情報」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
厚生労働省検疫所「高病原性鳥インフルエンザ」
http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/35_hpai.html
国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:鳥インフルエンザ」
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
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(2) |
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狂犬病は、感染動物(主として犬)に咬まれることよってその唾液からウイルスに感染し、長い潜伏期の後に発症すると有効な治療法は無く、ほぼ100%死亡します。世界における死者数は毎年5万5千人といわれています。感染後、直ちに暴露後ワクチンを接種することにより発症を防げます。
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日本では、海外で犬に咬まれ帰国後に発症し死亡した事例が2006年に2例報告されています。 |
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○ |
発生地域:世界のほとんどの地域。特にアジア、アフリカ(発生がない地域は、英国、北欧、豪州、台湾、ハワイ、グアムなど一部)。 |
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○ |
感染要因:動物(特に犬が多いですが、ネコ、アライグマ、キツネ、スカンク、コウモリ等からの感染も見られます。)からの咬傷など |
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○ |
主な症状:1~3ヵ月の潜伏期間の後、発熱、咬まれた場所の知覚異常、恐水・恐風症状、神経症状。 |
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○ |
感染予防:動物(特に犬)との接触を避ける。もしも犬などから咬傷を受けた場合は、速やかに医療機関を受診し、消毒、暴露後ワクチンの接種などを受ける。 |
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感染後、直ちにワクチン接種等による治療を開始することにより狂犬病の発症を防ぐことができます。万一、犬などの動物に咬まれた場合は、すぐに傷口を石けんと水でよく洗い、できるだけ早く現地の医療機関を受診し、傷口の消毒や必要に応じてワクチンの接種を受けましょう。帰国時には検疫所に申し出て指示を受けてください。
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○ |
2008年11月、インドネシアのバリ島で狂犬病に感染した犬が確認され、犬に噛まれたとされる住民数人が狂犬病で死亡したと報告されていますので、御注意ください。 |
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○ |
参考情報: |
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厚生労働省「狂犬病について」:
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http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/index.html |
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(3) |
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エボラ出血熱 |
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日本では感染症法で一類感染症、検疫法で検疫感染症として規定されています。
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○ |
発生地域:アフリカ(中央部~西部)
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○ |
感染要因:感染したサルの血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触でも感染する可能性はありますが、ウイルスを保有する未知の動物が媒介すると考えられています。
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○ |
主な症状:2~21日の潜伏期ののち、発熱、頭痛、下痢、筋肉痛、吐血、下血など。インフルエンザ、チフス、赤痢等と似た症状を示します。 |
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○ |
感染予防:流行地への旅行を避ける。野生動物との接触に注意する。
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2008年12月、フィリピンの養豚農場でエボラウイルスに感染した豚が発見された旨報告されています。その際に検出されたウイルスは人への病原性を示した報告がないタイプですが、念のため養豚農場にむやみに立ち入らないようにしてください。 |
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(4) |
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マールブルグ熱
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日本では感染症法で一類感染症、検疫法で検疫感染症として規定されています。
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○ |
発生地域:アフリカ(中央部~南部)
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○ |
感染経路:サルの血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触により感染する例が多いですが、ウイルスを保有する未知の自然宿主が媒介すると考えられています。最近では、コウモリから感染した可能性のある事例も報告されています。人から人への感染の多くは感染防御具(手袋・マスク)の不備によるものです。
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○ |
主な症状:3~10日の潜伏期ののち、初期には発熱、頭痛、悪寒、下痢、筋肉痛など。その後体表に斑状発疹、嘔吐、腹痛、下痢、出血傾向。
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○ |
感染予防:流行地への旅行を避ける。野生動物との接触に注意する。 |
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2008年7月、ウガンダの洞窟ツアーに参加したオランダ人旅行者が感染して重症となるケースが発生したことが報告されています。感染源と思われるコウモリのいる洞窟には立ち入らないよう御注意ください。
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○ |
参考情報:
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厚生労働省「マールブルグ病に関する海外渡航者への注意喚起について」:
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http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou25/index.html |
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3.蚊などを介して感染する感染症
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渡航先(国・地域)や渡航先での活動によって、感染する可能性のある感染症は大きく異なりますが、世界的に蚊が媒介する感染症が多く報告されています。特に熱帯・亜熱帯地域ではマラリア、デング熱、チクングニヤ熱などに注意が必要となります。
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(1)
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マラリア
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毎年世界中で約2億5000万人以上の患者、80万人以上の死亡者がいると報告されています。日本では、海外で感染して帰国される方(輸入症例)が毎年数十人報告されています。
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○ |
発生地域:アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広く分布
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○ |
感染経路:マラリア原虫を保有した蚊に刺された際に感染します。媒介蚊であるハマダラカは森林地帯を中心に夜間に出没する傾向。
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○ |
主な症状:病原原虫の種類により10日~30日の潜伏期ののち、悪寒、発熱、顔面紅潮、呼吸切迫、結膜充血、嘔吐、頭痛、筋肉痛など。迅速かつ適切に対処しなければ重症化し死亡する危険があります。
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○ |
感染予防:被服や防虫スプレー等により、ハマダラカに刺されないよう注意する。特に夜間の屋外での飲食時や外出時に蚊に刺されないよう注意してください。
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○ |
参考情報:
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厚生労働省検疫所「マラリア」: |
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http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/07_mala.html
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国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:マラリア」:
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http://idsc.nih.go.jp/disease/malaria/index.html |
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(2) |
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デング熱、デング出血熱
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世界中で25億人が感染するリスクがあり、毎年約5,000万人の患者が報告されています。 |
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日本では、海外で感染して帰国される方が毎年数十人報告されていますが、2008年は100人を超え、増加傾向となっていますので注意が必要です。 |
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○ |
発生地域:アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広く分布。 |
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○ |
感染経路:ウイルスを保有した蚊に刺された際に感染します。媒介蚊は日中、都市部の建物内にも出没します。
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○ |
主な症状:突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹。デング熱患者の一部は重症化して出血傾向がみられるデング出血熱となることがあります。 |
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○ |
感染予防:被服や防虫スプレー等によって、日中蚊に刺されないように注意してください。
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マレーシアでは2009年1月から7月4日までで、25,234症例が報告され、62人が死亡しています。
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日本では、海外で感染して帰国後に本病と診断された合計14例の事例(インドネシア2例、カンボジア1例、スリランカ1例、ボリビア1例、バヌアツ1例、東チモール1例、トンガ・マーシャル諸島1例、ベトナム1例、トンガ1例、マレーシア1例、バングラデシュ1例、タイ1例、シンガポール・マレーシア1例)が報告されています
(2009年6月1日現 在。国名は渡航先)。
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○ |
参考情報: |
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厚生労働省検疫所「デング熱」
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http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/09_dengu.html |
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国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:デング熱」 |
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http://idsc.nih.go.jp/disease/dengue/index.html |
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国立感染症研究所「デングウイルス感染症情報」 |
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http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/dengue.htm |
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(3) |
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チクングニヤ熱
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東南アジアや南西アジア、特にインド洋沿岸の国々で流行しており、2006年にはインドで約140万人の感染者が報告されています。 |
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日本では、海外で感染して帰国後にチクングニヤ熱と診断された事例がスリランカから2例、インドから2例、マレーシアから2例、インドネシアから4例の合計10例が報告されています(2009年5月31日)。 |
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○ |
発生地域:東南アジア(マレーシア、タイ、インドネシア、シンガポールなど)、インド、パキスタン、スリランカ等のインド洋島嶼国、アフリカ。2007年にはイタリアで流行。
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○ |
感染経路:ウイルスを保有した蚊に刺された際に感染します。
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○ |
主な症状:2~12日(通常4日~8日)の潜伏期ののち、突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹。関節痛は急性症状消失後も数ヶ月続くことが多い。
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○ |
感染予防:被服や虫除けスプレー等によって、日中、建物内のみならず屋外でもヤブカ類に刺されないように注意してください。 |
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○ |
マレーシアでは、2009年1月から7月4日までで既に2,873人の患者が報告されています 。 |
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○ |
シンガポールでは、2009年第25週までで299人の患者が報告されています。 |
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○ |
タイでは、2009年第11週までで10,559人の患者が報告されています。 |
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○ |
参考情報: |
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国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:チクングニヤ熱」: |
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http://idsc.nih.go.jp/disease/chikungunya/index.html |
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国立感染症研究所「チクングニヤウイルス感染症」: |
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http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/Aiphavirus/Chikungunyahtml.htm |
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(4) |
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ウエストナイル熱・脳炎
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鳥と蚊で感染が維持されている感染症です。北米地域で毎年数千人の感染者が報告されています。感染者の一部は重症化し脳炎を起し、まれに死亡することもあります。
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日本では、米国滞在中に感染し帰国後にウエストナイル熱と診断された事例が2005年に1例報告されています。 |
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○ |
発生地域:アフリカ、欧州南部、中東、近年では北米地域、中南米にも拡大しています。 |
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○ |
感染経路:ウイルスを保有した蚊に刺された際に感染します。媒介する蚊は多種類に及びます。 |
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○ |
主な症状:2~14日(通常1日~6日)の潜伏期のち、発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、背部痛、皮疹など。 |
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○ |
感染予防:被服や虫除けスプレー等によって、日没後、特に屋外で蚊に刺されないように注意してください。 |
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○ |
2009年4月上旬に、米国カリフォルニア州において死亡したカラスからウエストナイルウイルスが検出され、本年も米国全土で流行することが予想されています。毎年7月頃から患者が増え始め、年末まで報告が続くのが特徴です。 |
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○ |
参考情報:
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厚生労働省「ウエストナイル熱について」:
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http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou08/index.html |
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厚生労働省検疫所「ウエストナイル熱」: |
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http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/10_west.html |
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国立感染症研究所「ウエストナイルウイルス」: |
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http://www.nih.go.jp/vir1/NVL/WNVhomepage/WN.html |
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4. 食べ物、水を介した感染症 |
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渡航先や渡航先での行動内容によって、かかる可能性のある感染症はさまざまですが、最も多いのは食べ物や水を介した消化器系の感染症です。
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A型肝炎、コレラ、赤痢などは熱帯・亜熱帯地域で感染することが多い感染症です。生水、氷、サラダ、生鮮魚介類等、十分に熱処理がされていない飲食物に注意してください。
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5.その他注意すべき感染症
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上記のほかにも、動物、水、食べ物等を通じて感染する病気が多く存在します。
詳細は厚生労働省ホームページを参照ください。(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/natuyasumi/dl/2009e.pdf)
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6.海外の感染症に関する情報の入手 |
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海外の感染症に関する情報は、以下のサイトより入手することが可能です。出発前に渡航先の感染症の流行状況等に関する情報を入手することをお勧めいたします。また、日本の空港や港の検疫所においても、リーフレット等を用意し情報提供を行っていますので、ご活用ください。
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厚生労働省検疫所(海外渡航者のための感染症情報)ホームページ
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http://www.forth.go.jp/ |
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国立感染症研究所感染症情報センター(感染症別の詳細情報) |
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http://idsc.nih.go.jp/disease.html |
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外務省海外安全ホームページ(感染症関連情報) |
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http://www.anzen.mofa.go.jp/ |
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外務省ホームページ(世界の医療事情) |
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https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html |
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(問い合わせ先)
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外務省領事局政策課(医療情報)
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電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850 |
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○ |
外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
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電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902 |
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○ |
外務省海外安全ホームページ: |
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http://www.anzen.mofa.go.jp/ |
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http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
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(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。
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2009年7月17日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ:香港日本人学校中学部の臨時休校措置及び香港・マカオの状況等
1.香港日本人学校中学部の臨時休校措置について |
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香港日本人学校中学部は、新型インフルエンザの感染予防のため、臨時休校措置をとる旨発表しました。詳細については、香港日本人学校中学部ホームページ(http://www.hkjs.edu.hk/index3.html)を参照願いますが、日程は以下のとおりです。
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(1) |
7月17日(金) まで通常授業
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(2) |
7月20日(月)~23日(木)4日間臨時休校
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(3) |
7月24日(金) 一学期終業式及び学級活動(午前授業) |
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(4) |
8月24日(月) 二学期始業式(当初8月25日に予定したものを一日早める。) |
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2.香港の感染状況
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(1) |
香港政府発表によれば、7月6日~7月15日、新たに514人が新型インフルエンザに感染したことが確認されました。これまで香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は、15日午後2時30分現在総計1467人になります。
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(2) |
香港政府衛生署衛生防護センターは、新型インフルエンザ関係のホットラインを開設しております(電話番号:(852)2125-1111(英語、広東語))。
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3.マカオの状況
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(1) |
マカオ政府の発表によれば、7月6日~7月15日、新たに34人が新型インフルエンザに感染したことが確認されました。これまでマカオで確認された新型インフルエンザ感染者数は、7月15日夜現在総計90人になります。
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(2) |
マカオ衛生局は、新型インフルエンザ対応を行うため、疾病予防24時間ホットライン((853)-2856-1122(英語、広東語、北京語))を設置しております。
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(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。
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2009年7月7日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ:マカオ政府の緩和措置及び香港・マカオの状況
1.マカオ政府の緩和措置・マカオの状況 |
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(1) |
マカオ政府は、3日、新型インフルエンザに関する緩和措置を公表しました。6日より、症状の軽微な感染者等については、医師の判断により、入院・隔離措置をとらず、自宅療養となります。
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(イ) |
自宅療養の対象者は、病状が軽微であること、高リスク患者(慢性疾患、免疫系統疾患のある人や妊婦等)でないこと、薬物の正確な服用が可能なこと、自宅に看護をしてくれる人がいて、感染者の自宅療養期間中の外出を防止することができることが条件となります。
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(ロ) |
自宅療養期間中は、マカオから離れることができません。また、衛生局は定期的に感染者に電話で病状の確認をします。治療終了後、感染者は衛生局のクリニックにて再検査をします。
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(2) |
マカオ政府の発表によれば、6月29日~7月5日、新たに38人が新型インフルエンザに感染していたことが確認されました。これまでマカオで確認された新型インフルエンザ感染者数は、マカオ政府による7月5日夜の発表によれば総計56人になります。なお、感染者のうち13名は、域内感染です(その他は域外で感染の後、入境)。
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(3) |
マカオ衛生局は、新型インフルエンザ対応を行うため、疾病予防24時間ホットライン((853)―2856―1122(英語、広東語、北京語))を設置しております。
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2.香港の状況 |
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(1) |
香港政府発表によれば、6月29日~7月5日、新たに258人が新型インフルエンザに感染していたことが確認されました。これまで香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は、5日午後2時30分現在総計953人になります。
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(2) |
3日、香港政府はタミフルに耐性を有する新型インフルエンザウィルスを検出したと発表しました。タミフルに耐性を持つ新型インフルエンザウィルスは、デンマークや日本でも発見されています。
なお、リレンザは今回検出されたウィルスに対しても依然有効であることが確認されています。
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(3) |
香港政府衛生署衛生防護センターは、新型インフルエンザ関係のホットラインを開設しております(電話番号:(852)2125-1111(英語、広東語))。
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(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。
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2009年7月6日
在香港日本国総領事館
平成21年度第3回安全対策連絡協議会の概要について
新型インフルエンザの香港域内感染の発生を受けて、7月2日、当館において安全対策連絡協議会を開催しました。各参加者からは本件を巡って様々な現状報告が行われ、有意義な情報共有を行うことができました。 当館からは、香港政府が行っている感染者への対応や感染の現状などにつき最新の情報による説明が行われました。
概要は以下のとおりです。
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1.新型インフルエンザ関連状況(総領事館からの説明) |
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(1) |
香港の状況
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(イ) |
感染者数
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7月1日(14:30)現在、828人。うち、567人が既に退院。
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(ロ) |
感染者への対応 |
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6月27日、香港政府は、最新の緩和措置として、指定診察所(8ヶ所)等で診察の結果、従来は感染者はすべて入院・隔離措置が取られたが、症状が軽微な感染者については、入院・隔離ではなく、自宅療養となり、また、症状の程度により、医師がタミフルを処方するかどうかを決定する等の施策を公表した。6月29日から実施。 |
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(ハ) |
濃厚接触者への対応 |
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濃厚接触者に対して、従来は政府による直接観察下の化学予防(抗インフルエンザ薬の服用)を行っていたが、現在は行っていない(18日発表の施策)。 |
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(ニ) |
医療機関での受診について
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毎日9時から17時までは、指定された8ヶ所の診療所(https://www.hk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/bird.html#20090614b)へ。
それ以外の時間は公立病院(https://www.hk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/bird.html#20090616b)の緊急外来にて受診する。
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(ホ) |
教育機関関係情報
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香港政府は、6月12日以来、14日間に亘り、域内すべての小学校、幼稚園、保育所等を休校とした。更に、6月23日、域内すべての小学校、幼稚園の夏休みの開始を繰り上げ、夏休み前に授業は再開しない方針を示した。また、中・高等学校については、集団感染のおそれのある学校のみ休校とし、そうでない学校は期末試験が終わっていれば、夏休みに入れるとする方針とした。
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(2) |
出入境について |
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香港政府は、香港入境の飛行機内の濃厚接触者に対して追跡調査を行わない旨決定(6月18日)。また、従前同様、入境に際しての健康問診票の提出、体温測定は引き続き実施している。
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2.当地邦人関連情報
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(1) |
邦人感染者関連情報 |
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6月18日、日本人学校小学部(香港校)の児童1名及び邦人幼児1名の感染が確認されて以来、感染者数は増加していない。
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(2)
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関連活動に関する影響 |
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日本人学校小学部、4つの日系幼稚園は、香港政府の措置に伴い、12日より休校中。6月30日、小学部はこのまま夏休みに入ることを理事会決定(http://www.hkjs.edu.hk/index3.html)した。
また、香港政府は、会議、展示、公共のイベントに関しては、参加者の健康状態等に留意しつつ通常どおり開催する方針を示している(6月11日発表)。当館の関与する活動についても通常どおり実施しており、現時点で延期、中止等とした例はない。
(参考:マカオについては、現地政府のフェーズ引上げ等の措置に伴い、マカオ政府は、平成21年度日中青少年交流の一環である高校生訪日プログラム(7月上旬)に参加しないことを決定した。)
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3.当館の対応
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(1) |
当館の夜間対応電話((852)25221184(代表))は引き続き24時間体制で対応中。
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(2) |
短期滞在者の方を含め、邦人の感染例、疑い例がある場合には、当館宛に情報を頂けると幸いである。必要な場合、当館は可能な限りの支援を行う所存である。また、プライバシーに関する個人情報は一切表に出ない。
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(3) |
メール配信サービス、ホームページによる情報発信も引き続き行っている。重要であり、迅速に邦人の方々にお知らせすることが適当な情報は、ホームページだけでなく、メール配信サービスを行っている。したがって、メールでお届けする情報は重要性、緊急性を基準に或る程度しぼり込んだものなので、是非目を通して欲しい。
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(4) |
香港市民、外国人の方々に対しても、中国語、英語で我が国の関連情報を発信するように努めている。6月29日には、我が国の金子一義観光立国担当大臣が6月26日に発出した「新型インフルエンザを理由に旅行を控える必要はない」旨のメッセージを当館ホームページ: 中国語(https://www.hk.emb-japan.go.jp/chi/visa.html#16) 及び英語(https://www.hk.emb-japan.go.jp/eng/visa.html#18)に掲載した。
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4.出席者からの情報提供
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(1) |
日本人学校による状況説明
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香港政府の指示に従い小学部については、休校措置を延長し、香港政府から特段の指示が無い限り8月25日から2学期を始める予定。
また、2学期には、授業時間を延長することや土曜日に授業を行うなどしてできうる限りカリキュラムをカバーしたい。
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(2) |
日系幼稚園関係者による状況説明 |
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日本人学校の対応を見つつ、香港政府の指示に従い休校措置を延長し、香港政府から特段の指示が無い限り予定どおり二学期を開始する。 |
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(3) |
商工会議所による現状説明
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特段の問い合わせ等は受けていない。企業活動にも大きな変化はない。 |
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(4) |
航空関係者による状況説明
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旅客数は4,5,6月と月を追うごとに減少していたが、7月からは明るい兆しが見えてきた。しかしながら、前年同月比で比較すると昨年の水準には達していない。また、貨物の需要も落ちていることから、新型インフルエンザの影響も排除できないが、経済的影響による旅客数の減少ではないかと推察する。 |
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(5) |
旅行関係者による状況説明
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日本から香港へ来る観光客の減少は著しい。また、企業の出張や研修については新型インフルエンザのマニュアル(鳥インフルエンザ想定のマニュアル)に基づきWHOのフェーズにより出張等の扱いを決定している企業が多ようで、未だ回復していない。 |
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2009年6月16日
在香港日本国総領事館
香港における新型インフルエンザ域内感染の発生(身近に感染者が出た場合)
新型インフルエンザは、当地における域内感染が拡大しつつあります。身近で感染者が発生する可能性もあり、そうした場合にどのような状況になり、どのような対応が求められるかにつき、当館より香港政府に照会した結果を他の関連情報と合わせ以下のとおりご連絡いたします。
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1. |
御家族等身近な方に感染者が出た場合 |
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(1)
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香港政府は、12日時点では、感染者の家族を含む濃厚接触者(close contacts)には、(政府による)直接観察下の医学観察と化学予防を行うとしています。(感染が確認された本人には入院・隔離措置がとられますが、濃厚接触者にはとられません。) 「医学観察」とは、医師等専門家が健康状態、病状に問題がないか定期的に確認すること、「化学予防」とは、予防を目的とする抗インフルエンザ薬(タミフル・リレンザ等)の投与を意味します。なお、抗インフルエンザ薬を服用しないことを希望する場合には、濃厚接触者にも入院・隔離が行われる可能性があります。 |
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(2) |
感染者発生時の自宅の消毒等については、政府・病院当局の指示に従って下さい。 |
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(3)
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併せ、このような事態が発生した場合は、当館(領事部)にも事実関係をお知らせ下さい(代表:(852)2522-1184)。必要な場合、当館では可能な限りの支援を行いたいと思っております。また、頂いた個人情報は、厳重に管理し、一切公表いたしませんのでご安心下さい。 |
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(4) |
なお、現在政府は、濃厚接触者以外の方については追跡等の手段はとらないとの方針を掲げています。 |
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2.職場、オフィス、マンションで感染者が出た場合 |
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(1)
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香港政府は、ビルやマンションで感染者が発生した場合も、その階(フロア)全体の消毒は行いますが、建物全体を封鎖したり、該当する階(フロア)を封鎖したりすることはしない、としており、その後は同フロアも含めて引き続き通常どおりの状況となると見られます。 |
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(2)
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職場において感染者に濃厚に接触した方については、医学観察と化学予防が行われる(隔離は行われない。)と見られます。職場或いはオフィス・ビルで感染例が発生した場合には、消毒等のオフィス管理方法を含め、香港政府当局、ビル管理会社等の指示に従って下さい。 |
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3.インフルエンザ指定診療所に関する追加情報 |
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14日付で8カ所の指定診療所につきお知らせしましたが、その後、香港政府に確認したところ、以下のとおりです。 |
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(1)
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8カ所のクリニックの営業時間(週7日9:00から17:00)外に、インフルエンザの疑いがある患者が行く先は、大きな公立病院(別表)の緊急外来(AED: Accident and Emergency Department)となります。他方、8カ所のクリニックの営業時間内にこれらAEDに行っても、8カ所のクリニックに回されます。 |
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(2)
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診察費用は、(イ)香港ID保持者、香港居住者である11才未満の子供、その他医院監察局(Hospital Authority)事務局長が認めた者には45香港ドル、、(ロ)それ以外の人は215香港ドル、となります。この費用は抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ等)の費用を含みます。通訳費用は無料です。 |
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(3) |
ただし、以上は今の流行状況の下における措置ですので、今後変更があり得ます。 |
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4.学校 |
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(1)
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既に御案内のとおり、香港政府は、12~25日の14日間、域内のすべての小学校、幼稚園、保育所、特別学校の休校を発表しました。その間、すべての集会、課外活動、試験は中止となります(政府は、6月23日までに、学校再開か休校措置延長か等につき決定し、改めて発表する予定です。)。なお、休校期間中は、生徒は自宅待機し、人混み等に行かないよう求められています。 |
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(2)
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中学校等、上記以外のその他の学校については、新型インフルエンザ確定事例が発生した学校のみ休校になる方針ですが、13日付の報道では、「中学・高校(secondary schools)の夏休み開始を早めることも含め検討されている」としており、注意が必要です。 |
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5.その他 |
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(1)
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香港政府は、会議、展示、公共のイベントについては、参加者の健康状態と消毒に留意しつつ、通常どおり開催する方針を示しています。 |
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(2)
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交通機関、公共施設の運行、運営等についてもこれまでと変更はありません。香港政府は、交通手段、施設の掃除・消毒を更に徹底し、スタッフ、乗客等に不調のある場合にはマスクをかけるよう指導するなど呼びかけています。 |
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(3)
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香港の出入境についてもこれまでと変更はありません。従来どおり、入境時に、健康質問票記入・提出、検温(機器によるスクリーニング)等が行われます。
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6.在香港日本国総領事館は、領事・査証窓口を含め、通常どおり開館しております。
香港内での感染情報については、当館ホームページ:https://www.hk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/bird.html をご参照ください。
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7.中国大陸の情報については、在中国日本国大使館ホームページ:https://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm をご参照下さい。 |
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8.外務省感染症危険情報については外務省ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009T130 をご参照下さい。 |
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(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。 |
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16ヶ所の公立病院一覧表 |
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病院名稱
|
地址 |
電話 |
24時間対応 |
病院名稱
|
地址 |
電話 |
24時間対応 |
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Name of Clinic |
Address |
Telephone |
Name of Clinic |
Address |
Telephone |
|
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香港
Hong Kong
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瑪麗醫院
Queen Mary Hospital
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薄扶林道102號
102 Pokfulam Road, HK
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2855 3838
|
あり
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東區尤德夫人那打素醫院
Pamela Youde Nethersole Eastern Hospital
|
香港柴灣樂民道 3 號
3 Lok Man Road, Chai Wan, HK
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2595 6111
|
あり
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律敦治醫院
Ruttonjee Hospital
|
香港灣仔皇后大道東 266 號
266 Queen's Road East, Wan Chai, HK
|
2291 2000
|
あり
|
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|
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|
九龍
Kowloon
|
明愛醫院
Caritas Medical Centre
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九龍深水埗永康街 111 號
111 Wing Hong Street, Shamshuipo, KLN
|
3408 5678
|
あり
|
伊利沙伯醫院
Queen Elizabeth Hospital
|
九龍加士居道 30 號
30 Gascoigne Road, KLN
|
2958 8888
|
あり
|
|
廣華醫院
Kwong Wah Hospital
|
旺角亞皆老街147號A
25 Waterloo Road, KLN
|
2332 2311
|
あり
|
基督教聯合醫院
United Christian Hospital
|
九龍觀塘協和街 130 號
130 Hip Wo Street, Kwun Tong, KLN
|
3513 4000
|
あり
|
|
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雅麗氏何妙齡那打素醫院
Alice Ho Miu Ling Nethersole Hospital
|
大埔全安路11號
11 Chuen On Road, Tai Po, NT
|
2689 2000
|
あり
|
威爾親王醫院
Prince of Wales Hospital
|
新界沙田銀城街30-32號
30-32 Ngan Shing Street, Shatin, NT
|
2632 2211
|
あり
|
|
北區醫院
North District Hospital
|
香港上水保健路9號
9 Po Kin Road, Sheung Shui, NT
|
2683 8888
|
あり
|
瑪嘉烈醫院
Princess Margaret Hospital
|
新界瑪嘉烈醫院路 2-10號
2-10 Princess Margaret Hospital Road, NT
|
2990 1111
|
あり
|
|
博愛醫院
Pok Oi Hospital
|
新界元朗坳頭
Au Tau, Yuen Long, NT
|
2486 8000
|
あり
|
將軍澳醫院
Tseung Kwan O Hospital
|
將軍澳坑口寶寧里2號
2 Po Ning Lane, Hang Hau, Tseung Kwan O
|
2208 0111
|
あり
|
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屯門醫院
Tuen Mun Hospital
|
新界屯門青松觀路23號
23 Tsing Chung Koon Road, Tuen Mun, NT
|
2468 5111
|
あり
|
仁濟醫院
Yan Chai Hospital
|
荃灣仁濟街7-11號仁濟醫院
7-11 Yan Chai Street, Tsuen Wan, NT
|
2417 8383
|
あり
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|
|
長洲醫院
St. John Hospital
|
長洲東灣長洲醫院路
Cheung Chau Hospital Road, Tung Wan, Cheung Chau
|
2981 9441
|
あり
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2009年6月14日
在香港日本国総領事館
香港における新型インフルエンザ域内感染の発生に伴う新たな措置
11日、香港政府は、域内感染例の発生を受けて、従来の「封じ込め(containment)」後期段階から「緩和(mitigation)」初期段階への移行を宣言し、今後の措置等を発表しましたので、以下に重要点を記します。 |
詳細については香港政府や衛生防護センターのホームページ:http://www.chp.gov.hk/view_content.asp?lang=en&info_id=17160を御参照頂くか、直接御照会願います。
(参考)香港政府衛生防護センター・ホットライン(英語・広東語):(852)2125-1111 |
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1. |
13日以降、香港政府は8ヶ所のインフルエンザ指定診療所(Designated Flu Clinics)を開設しています(名称、住所、電話番号は別表参照)。 |
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インフルエンザの症状を呈している方(38度以上の発熱があり、咳及び/または喉の痛みがある)は、予約なしで直接これらの指定診療所に行くことができます。軽症の患者は、診察後抗ウイルス剤を投与されて自宅療養となり、症状の重い患者のみが指定病院に移送されて入院治療を受けます。 |
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〔診察時間〕月~日の9時~17時(祝祭日も含む)
(上記診察時間外の場合には、公立病院の緊急外来で受診して下さい。)
〔言語〕英語、広東語及び北京語
〔費用〕通常外来と同じ(香港ID所有者は45香港ドル、非所有者は215香港ドル) |
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2. |
日本語が必要な場合、これらの診療所には日本語を解する医師はいませんが、日本語通訳の手配が可能とのことですが、手配に時間を要する事を念頭に、事前に電話の上、診療所に行く等の対策をお勧めします。なお、日本語対応可能な病院(アドベンティスト、カノッサ、マチルダ等。5月1日付当館ホームページ(予防と対策)にリストが掲げてあります。)も、新型インフルエンザの疑いのあるケースの診察・治療については(1)の8カ所の診療所ないし公立病院に廻って頂くこととなる由です。 |
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3. |
また特に、妊婦、慢性病(糖尿病、肺・腎臓・心臓疾患、癌等)の患者の方におかれては、香港政府は、発熱、インフルエンザ症状が生じたらすぐ医師の診断を受ける(その際には自らの状態を申告すること)よう求めていますので、御注意下さい。
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4. |
なお、万一御本人(或いは御家族)について新型インフルエンザの感染が確定した場合には、併せ当館代表(852)2522-1184 までお知らせ下さい。
開館時間中は領事部邦人支援班へ、夜間も対応しておりますので、同代表電話へお知らせ下さい。 |
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5. |
参考 |
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(1)世界の流行状況については、外務省ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009C193をご参照下さい。 |
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(2)中国大陸の情報については、中国大使館のホームーページ:https://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/birdflu/birdflu_top_j.htmをご参照下さい。 |
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(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。 |
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別表
Hospital Authority Designated Flu Clinics and Drug Refill Clinics
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醫院管理局指定流感診所及相應之補充藥物診所
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指定流感診所
Designated Flu Clinics
|
補充藥物診所
Drug Refill Clinics
|
|
診所名稱
|
地址 |
電話 |
診所名稱
|
地址 |
電話 |
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Name of Clinic |
Address |
Telephone |
Name of Clinic |
Address |
Telephone |
|
|
|
|
|
|
|
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香港
Hong Kong
|
西營盤賽馬會普通科門診診所
Sai Ying Pun Jockey Club General Outpatient Clinic
|
西營盤皇后大道西134號
134 Queen's Road West, Sai Ying Pun
|
2859 8203
|
|
贊育醫院
Tsan Yuk Hospital
|
醫院道30號地下
G/F, 30 Hospital Road, HK
|
2589 2364
|
|
筲箕灣賽馬會診所
Shau Kei Wan Jockey Club Clinic
|
筲箕灣柴灣道8號
8 Chai Wan Road, Shaukeiwan
|
2560 0211
|
|
柴灣健康院
Chai Wan Health Centre
|
柴灣康民街1號
1 Hong Man Street, Chai Wan
|
2556 0261
|
|
九龍
Kowloon
|
九龍灣健康中心
Kowloon Bay Health Centre
|
九龍灣啟仁街9號
9 Kai Yan Street, Kowloon Bay
|
2116 2811 / 2116 2812
|
|
牛頭角賽馬會診所
Ngau Tau Kok Jockey Club Clinic
|
牛頭角定安街60號
60 Ting On Street, Ngau Tau Kok
|
2750 5410 /
2750 5411
|
|
中九龍診所
Central Kowloon Health Centre
|
旺角亞皆老街147號A
147A Argyle Street, Kowloon
|
2762 1456
|
|
紅磡診所
Hung Hom Clinic
|
紅磡差館里22號
22 Station Lane, Hung Hom
|
2353 3811 / 2353 3812
|
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南葵涌賽馬會普通科門診診所
South Kwai Chung Jockey Club General Out-patient Clinic
|
葵涌葵盛圍310號
310 Kwai Shing Circuit,
Kwai Chung
|
2615 7333
|
|
下葵涌普通科門診診所
Ha Kwai Chung General Out-patient Clinic
|
葵涌麗祖路77號
77 Lai Cho Road, Kwai Chung
|
3651 5411
|
|
|
圓洲角診所
Yuen Chau Kok Clinic
|
沙田插桅杆街29號地下
G/F, 29 Chap Wai Kon Street, Shatin
|
2647 3383
|
|
瀝源健康院
Lek Yuen Health Centre
|
沙田瀝源街9號地下
G/F, 9 Lek Yuen Street, Shatin
|
2692 8730
|
|
粉嶺家庭健康中心
Fanling Family Medicine Centre
|
粉嶺璧峰路 2 號
1/F 2 Pik Fung Road, Fanling, N.T
|
2639 4601
|
|
石湖墟賽馬會診所
Shek Wu Hui Jockey Club Clinic
|
上水石湖墟賽馬會道108至130號地下
G/F, 108-130 Jockey Club Clinic Road, Sheung Shui
|
2670 0211 / 2670 0213
|
|
仁愛普通科門診診所
Yan Oi General Outpatient Clinic
|
屯門屯利街6號地下
6 Tuen Lee Street, G/F, Tuen Mun |
2404 3700
|
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屯門社區醫療中心
Tuen Mun Community Care Centre
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屯門屯利街6號仁愛診所三樓
3/F, 6 Tuen Lee Street, Tuen Mun
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2452 0332
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<注意事項>
*上記の8カ所のインフルエンザ指定診療所は、通常の外来診察を休止します(事前に電話予約を入れていた通常外来診察の患者も含みます)。
*感染予防の観点から、インフルエンザの症状を呈していない患者は、上記以外の医療機関へかかることを勧められています。
*上記8カ所のインフルエンザ指定診療所に通っていた慢性疾患の患者は、診察カードと香港IDカードないしそれに代わる身分証明書を携行し、これまで通りの診察日に、指定の診療所(補充薬物診所Drug Refill Clinics)へ行ってください。
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鳥インフルエンザに感染したトリの確認状況(香港:’08-’09年シーズン)
表1:西側海岸で収集の鳥
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収集日時
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鳥の種類
|
場所
|
インフルエンザ検査結果
|
1
|
2009.1.29
|
ガチョウ
|
沙螺湾
|
H5N1
|
2
|
2009.1.29
|
カモ類
|
沙螺湾
|
H5N1
|
3
|
2009.1.31
|
カモ類
|
沙螺湾
|
H5N1
|
4
|
2009.2.1
|
ガチョウ
|
深屈湾
|
陰性
|
5
|
2009.2.2
|
ショウジョウサギ
|
沙螺湾
|
陰性
|
6
|
2009.2.2
|
ニワトリ
|
沙螺湾
|
陰性
|
7
|
2009.2.2
|
ニワトリ
|
沙螺湾
|
陰性
|
8
|
2009.2.2
|
ニワトリ
|
沙螺湾
|
陰性
|
9
|
2009.2.2
|
ニワトリ
|
沙螺湾
|
H5N1
|
10
|
2009.2.2
|
ニワトリ
|
深屈湾
|
H5N1
|
11
|
2009.2.2
|
カモ類
|
深屈湾
|
H5N1
|
12
|
2009.2.2
|
カモ類
|
深屈湾
|
陰性
|
13
|
2009.2.3
|
ニワトリ
|
屯門蝴蝶湾泳灘
|
H5N1
|
14
|
2009.2.3
|
ニワトリ
|
●石湾(注1)
|
陰性
|
15
|
2009.2.3
|
ニワトリ
|
●石湾(注1)
|
陰性
|
16
|
2009.2.3
|
ニワトリ
|
●石湾(注1)
|
陰性
|
17
|
2009.2.3
|
ハヤブサ
|
●石湾(注1)
|
陰性
|
18
|
2009.2.3
|
ニワトリ
|
●石湾(注1)
|
陰性
|
19
|
2009.2.3
|
腐食のため不明
|
●石湾(注1)
|
陰性
|
20
|
2009.2.3
|
カモ類
|
●石湾(注1)
|
H5N1
|
21
|
2009.2.3
|
ニワトリ
|
●石湾(注1)
|
陰性
|
22
|
2009.2.3
|
腐食のため不明
|
深屈湾
|
陰性
|
23
|
2009.2.4
|
ニワトリ
|
大澳新基街
|
H5N1
|
24
|
2009.2.4
|
腐食のため不明
|
大澳新基街
|
陰性
|
25
|
2009.2.5
|
ニワトリ
|
屯門龍鼓灘沙灘
|
陰性
|
26
|
2009.2.5
|
ニワトリ
|
屯門龍鼓灘沙灘
|
陰性
|
27
|
2009.2.5
|
ニワトリ
|
大澳深石村碼頭
|
陰性
|
28
|
2009.2.5
|
ニワトリ
|
大澳深石村碼頭
|
陰性
|
29
|
2009.2.7
|
ニワトリ
|
●石湾(注1)
|
陰性
|
30
|
2009.2.7
|
クロツグミ
|
東涌松逸街
|
陰性
|
31
|
2009.2.7
|
ニワトリ
|
深屈湾
|
陰性
|
32
|
2009.2.8
|
腐食のため不明
|
大澳新基街
|
陰性
|
33
|
2009.2.9
|
ニワトリ
|
大嶼山深石村
|
陰性
|
34
|
2009.2.10
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ユリカモメ
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大澳石仔●街海灘(注2)
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陰性
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35
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2009.2.12
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腐食のため不明
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陰性
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36
|
2009.2.12
|
腐食のため不明
|
大澳石仔●街海灘(注2)
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陰性
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37
|
2009.2.22
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屯門蝴蝶湾泳灘
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陰性
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38
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2009.3.13
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ニワトリ
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大澳沙角
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陰性
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表2:その他の場所で収集の鳥
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収集日時
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鳥の種類
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場所
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H5インフルエンザ検査結果
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1
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2009.2.2
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アオサギ
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米埔自然保護区
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H5N1
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2
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2009.2.3
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ハヤブサ
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油柑頭
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H5N1
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3
|
2009.2.5
|
ハシブトガラス
|
駿群路古窯公園
|
H5N1
|
4
|
2009.2.12
|
|
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H5N1
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5
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2009.3.3
|
|
|
H5N1
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6
|
2009.3.3
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ニワトリ
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平洲(又名東平洲)更楼石營地
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H5N1
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漁農自然護理署では毎年数千の野鳥を収集し、野鳥のインフルエンザ感染について
サンプリング調査を行っている。
注1:●石湾(●は石ヘン散)
注2:大澳石仔●街海灘(●は土ヘンに歩)

2009年6月30日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ:香港政府の緩和措置及び香港・マカオの状況
1.香港の新たな措置 |
(1) |
香港政府発表によれば、26~28日、新たに189人が新型インフルエンザに感染していたことが確認されました。これまで香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は、28日午後2時30分現在総計695人になります。
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(2) |
27日、香港政府は、新型インフルエンザの域内感染の拡大を受けて、29日より新たな緩和措置を実施する旨発表しました。従来の措置と異なる変更点は以下のとおりです。 |
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(イ) |
指定診察所等(14日付当館HPをご参照ください)で診察の結果、症状が軽微な感染者に対しては、入院・隔離措置をとらず、自宅療養となります。症状の程度によって、医師がタミフルを処方するか否かを決定します。症状の重い感染者には、以前同様、入院・隔離措置がとられます。 |
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(ロ) |
指定診察所では、妊婦、2歳以下の子供、その他の高リスク患者(慢性疾患、免疫系統疾患のある人)を優先的に診察し、このような高リスク患者にタミフルが処方されます。 |
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(ハ) |
症状の重い患者の同居人や、集団感染が発生した学校及び老人ホーム等の施設を対象に、濃厚接触者への追跡調査は継続されますが、その他のケースについては追跡調査は行いません。 |
(3) |
香港政府衛生署衛生防護センターは、新型インフルエンザ関係のホットラインを開設しております(電話番号:(852)2125-1111(英語、広東語))。 |
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2.マカオの状況 |
(1) |
マカオ政府の発表によれば、26~28日、新たに5人(26日2人、27日1人、28日2人)が新型インフルエンザに感染していたことが確認されました。これまでマカオで確認された新型インフルエンザ感染者数は、マカオ政府による28日夜の発表によれば総計18人になります。なお、感染者のうち2名は、域内感染です(その他は全て域外感染)。
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(2) |
マカオ衛生局は、新型インフルエンザ対応を行うため、疾病予防24時間ホットライン((853)―2856―1122(英語、広東語、北京語))を設置しております。 |
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2009年6月26日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ:香港及びマカオの状況
1.香港の状況 |
(1) |
香港政府は、25日夕刻、新たに62人が新型インフルエンザに感染していたことが確認されたこと等を公表しました。これまで、香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は総計506人になります。
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(2) |
香港政府衛生署衛生防護センターは、新型インフルエンザ関係のホットラインを開設しております(電話番号:(852)2125-1111(英語、広東語))。 |
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2.マカオの状況 |
(1) |
24~25日、マカオ政府は、新たに5人(24日4人、25日1人)が新型インフルエンザに感染していたことが確認されたことを公表しました。これまで、マカオで確認された新型インフルエンザ感染者数は総計13人になります。なお、感染者のうち1名は、感染源の特定されている域内感染です(その他は全て域外感染)。
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(2) |
マカオ衛生局は、新型インフルエンザ対応を行うため、疾病予防24時間ホットライン((853)―2856―1122(英語、広東語、北京語))を設置しております。 |
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2009年6月24日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ:マカオ警戒段階の引き上げ、香港の状況
1.マカオの状況 |
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(1) |
23日、マカオ政府は、マカオで初の域内感染が発生したことを踏まえて、インフルエンザ・パンデミック警戒段階を第5段階から最高レベルの第6段階に引き上げました。
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(2) |
マカオ政府衛生局は、200人を超える集会活動の延期及び域外旅行からマカオへ帰国した後7日間集会活動等に参加しないよう呼びかけています。また、新型インフルエンザ対策の重点を隔離予防措置から感染者の治療に置く旨発表しております。なお、教育局は、これまでの感染例が学校から発生したものではないことから、休校措置は暫くとらないとしています。
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(3) |
現段階におけるマカオ政府の新型インフルエンザ対策は以下の通りです。
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(1) |
感染者との濃厚接触者には自宅での医学観察措置がとられます。医学観察期間中(7日間)は、1日2回の体温測定が義務づけられるとともに、マカオ衛生局が1日1回確認の連絡をします。また、予防措置としてタミフルが処方されます。
なお、濃厚接触者とは、感染者の家族や感染者と一緒に食事をしたり、旅行をした人、機内では感染者の両隣り各1人と前席の3人、会社では約2メートルの範囲内にいた人を指します。 |
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(2) |
感染者の居住ビルやオフィスビルに対してマカオ政府は、隔離、消毒措置はせず、各ビルの管理者の判断に任せられます。各ビルの管理方法については、ビル管理会社等の指示に従ってください。 |
(3) |
もし、インフルエンザのような症状がでたら、仁伯爵総合病院(山頂病院)もしくは、鏡湖病院へ行ってください(他の病院や診療所にいっても検査はできません)。感染が確定した場合は、仁伯爵総合病院の隔離病棟にて入院措置がとられます。最短で5日間の入院となります。 |
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※仁伯爵総合病院
住所:Estrada do Visconde S, Januario
電話:853-2831-3731 |
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※鏡湖病院
住所:Estrada Coelho do Amaral
電話:853-2837-1333 |
(4)マカオ衛生局は、新型インフルエンザ対応を行うため、疾病予防24時間ホットライン((853)―2856―1122(英語、広東語、北京語))を設置しております。 |
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2.香港の状況
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(1) |
香港政府は、23~24日、新たに96人(23日60人、24日36人)が新型インフルエンザに感染していたことが確認されたこと等を公表しました。これまで、香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は総計444人になります。
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(2) |
香港政府衛生署衛生防護センターは、新型インフルエンザ関係のホットラインを開設しております(電話番号:(852)2125-1111(英語、広東語))。 |
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2009年6月23日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ:香港、マカオの状況
1.香港の状況
(1) |
23日、香港政府は、域内全ての小学校及び幼稚園の夏休みの開始を繰り上げ、授業再開はしない旨発表しました。また、中・高等学校(secondary schools)については、試験が終了していれば、明日以降いつでも夏休みの繰り上げを行うことができる旨発表しました。 |
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(2) |
19~22日、香港政府は、新たに129人(19日16人、20日20人、21日65人、22日28人)が新型インフルエンザに感染していたことが確認されたこと等を公表しました。これまで、香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は総計348人(域外138人、域内180人、域外・域内未確定30名)になります。
|
|
(3) |
香港政府衛生署衛生防護センターは、新型インフルエンザ関係のホットラインを開設しております(電話番号:(852)2125-1111(英語、広東語))。
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2.マカオの状況 |
(1) |
20日、22日及び23日、マカオ政府は、新たに7人(20日2人、22日2人、23日3人)が新型インフルエンザに感染していたことが確認されたことを公表しました。これまで、マカオで確認された新型インフルエンザ感染者数は総計8人になります。なお、感染者のうち1名は、感染源の特定されている域内感染です(その他は全て域外感染)。 |
|
(2) |
マカオ衛生局は、新型インフルエンザ対応を行うため、疾病予防24時間ホットライン((853)―2856―1122(英語、広東語、北京語))を設置しております。 |
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2009年6月19日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(18日:マカオ初の感染例の発生、香港の状況)
1.マカオ初の感染例の発生
(1) |
18日、マカオ政府は、マカオ初の感染例が発生した旨公表しました。感染者は、フィリピン人男性で、17日、セブ航空5J-362便(14Cに着席)にてマニラからマカオに到着、18日に感染が確定しました。同人は、現在、隔離治療を受けており、容態は安定しています。 |
|
(2) |
衛生局は、同機10列目から17列目に着席した濃密接触者の追跡を行っています。マカオ政府は、上記濃密接触者又はその所在が分かる人及び同機に搭乗していた具合の悪い乗客に対し、新型インフルエンザ緊急連絡センター24時間ホットライン(電話番号:(853)2870-0800(英語、広東語、北京語))に連絡するよう呼びかけています。 |
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(3) |
マカオ政府は、域内感染事例が発生していないことから、インフルエンザ・パンデミック警戒段階を第5段階(マカオ政府の警戒基準は全6段階)のままに留めるとしています。 |
(4) |
また、マカオ衛生局は、新型インフルエンザ対応を行うため、疾病予防24時間ホットライン((853)―2856―1122(英語、広東語、北京語))を設置しております。
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2.香港の感染状況 |
(1) |
18日、香港政府は、前日に比し新たに49人(域内感染28人、域外感染6人、未確定15人)が新型インフルエンザに感染していたことが確認されたこと等を公表しました。これまで、香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は総計221人になります(域内感染104人、域外感染102人、域内・域外が未確定15人)。 |
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(2) |
18日、日本人学校小学部(香港校)の児童1名及び邦人の幼児1名の感染が確認されました。これは、当地で邦人の方が感染した最初の例となります。なお、香港政府は域内の全ての小学校、幼稚園に対し、既に12日より2週間の休校措置をとっております。今回の感染により特別の新たな措置がとられることはありません。 |
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(3) |
香港政府は、新型インフルエンザ関係のホットラインを開設しております(電話番号:(852)2125-1111)。
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2009年6月18日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(17日:新たな感染及び香港政府の措置の公表)
1. |
香港政府は、17日、新たに54人が新型インフルエンザに感染していたことが確認されたこと等を公表しました。1日で54人(域内感染41人、域外感染13人)もの感染者が確認されたのは初めてです。これまで、香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は総計172人になります(域内感染76人(約44%)、域外感染96人(約56%))。 |
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|
域内感染が広がっております。在留邦人の皆様におかれましては、引き続き、うがい・手洗い等の感染予防対策の履行をお願い致します。 |
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2. |
香港政府は、18日からは、濃厚接触者に対する(政府による)直接観察下の化学予防を行わず、また、飛行機内の濃厚接触者の追跡措置をとらないこととする旨発表しました。感染者と同居している接触者に対しては、医学観察及び医療相談が行われます。 |
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|
香港政府は、新型インフルエンザ関係のホットラインを開設しております(電話番号:(852)2125-1111)。 |
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2009年6月17日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(11日~16日:新たな感染及び香港政府の措置の公表)
1. |
香港政府は、11日~16日、新たに58人が新型インフルエンザに感染していたことが確認されたこと等を公表しました(域内感染22人、域外感染36人)。これまで、香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は総計118人になりますが、そのうち35人は香港域内感染、83人は香港域外で感染して香港に持ち込まれたものです。 |
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2. |
5日及び16日の学生の感染確定事例を受けて、灣仔鄧肇堅維多利亞官立中學(Tang Shiu Kin Victoria Government Secondary School)は16日から、香港奥州国際学校は17日から2週間の休校措置がとられました。 |
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3. |
香港政府は、追跡調査のため、感染者との濃厚接触者(家族及び飛行機で近くの座席に座っていた者)に対して、24時間ホットライン((852)2125-1111、英語・広東語)に電話するよう求めています。 なお、香港政府は、飛行機内の濃密接触者の追跡を、これまでの感染者の前後3列から前後2列に縮小することにしました。 |
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2009年6月11日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(10、11日:香港初の域内感染例の発生)
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香港政府は、10日及び11日、初めての域内感染確定事例13人を含む15人が新型インフルエンザに感染していたことが確認されたこと等を公表しました。本件を含め、香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は総計60人になりますが、そのうち13人は香港域内感染、47人は香港域外で感染して香港に持ち込まれたものです。 |
|
|
なお、香港政府は、域内の全ての小学校及び幼稚園等を明12日から14日間休校する措置を発表しました。日本人学校小学部(香港校、大埔校)、日系幼稚園(オイスカ幼稚園、帝京幼稚園、たんぽぽ幼稚園、コーンヒル幼稚園)についても同様の措置がとられます。 |
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また、香港政府は、中学校については、新型インフルエンザ確定事例が発生した中学校のみ休校措置をとる旨発表しています。 |
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1.
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概要(※は域内感染例) |
(1)
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55歳男性(※)
5日、7日に新型インフルエンザ感染が確定していた男性(21歳)と同じパーティーに参加。8日夜、発熱等の症状を呈し、9日、衛生署に連絡、救急車で東区医院(Pamera Youde Nethersole Eastern Hospital)に搬送、隔離。 |
(2)
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16歳女子学生及び同級生11名(※)
16歳女子学生はホンハムの黄埔花園(ワンポア・ガーデン)居住。7日、発熱等の症状を呈し、10日、感染確定、プリンセスマーガレット病院に搬送、隔離。同人の通う学校(聖保禄学校/St Paul’s Convent School)は14日間(11日~24日)の休校。11日、同人の同級生11名の感染も確定。 |
(3)
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21歳女性
イギリス居住者。7日午後、ブリティッシュ航空BA025便で香港に到着。9日、ルットンジー病院に搬送、隔離。 |
(4)
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54歳女性
1月よりアメリカに滞在。8日、ロサンゼルスからソウルに向かい、9日、大韓航空KE607便(31列目)で香港に到着。10日、ルットンジー病院に隔離入院。 |
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2.香港政府は、追跡調査のため、上記の感染者との濃厚接触者に対して、24時間ホットライン((852)2125-1111、英語・広東語)に電話するよう求めています。 |
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(注)
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本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。 |
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2009年6月10日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(9日:新たな感染の公表)
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香港政府は、新たに4名の新型インフルエンザ感染が確認されたこと等を公表しました。本件を含め、香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は総計45人になりますが、全て香港域外で感染して香港に持ち込まれたものです。 |
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なお、香港政府は、域内の全ての小学校及び幼稚園等を明12日から14日間休校する措置を発表しました。日本人学校小学部(香港校、大埔校)、日系幼稚園(オイスカ幼稚園、帝京幼稚園、たんぽぽ幼稚園、コーンヒル幼稚園)についても同様の措置がとられます。 |
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また、香港政府は、中学校については、新型インフルエンザ確定事例が発生した中学校のみ休校措置をとる旨発表しています。 |
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1.
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概要 |
(1)
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27歳女性
5月28日から6月6日までアメリカとカナダに滞在、7日晩、エアカナダ航空CA007便(54列目、TG5867便とのコードシェア便)にて香港に到着。8日、Alice Ho Miu Ling Nethersole 病院に行き、隔離入院。 |
(2)
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33歳男性
4日から8日までプーケットに滞在、8日晩、ドラゴン航空KA213便(26列目)にて香港に到着。空港から直接プリンセスマーガレット病院に搬送、隔離。 |
(3)
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39歳男性
メルボルン居住者。8日午後、キャセイパシフィック航空CX134(54列目)にて香港に到着。空港から直接プリンセスマーガレット病院に搬送、隔離。 |
(4)
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15歳女性
サンフランシスコ滞在の生徒。7日朝、キャセイパシフィック航空CX873便(59列目)にて香港に到着、8日、クイーンエリザベス病院に搬送、隔離。※同人は、8日付で当館よりお知らせした感染者(14歳男子)の姉。 |
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2.香港政府は、追跡調査のため、上記の感染者との濃厚接触者に対して、24時間ホットライン((852)2125-1111、英語・広東語)に電話するよう求めています。 |
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(注)
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本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。 |
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2009年6月9日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(8日:新たな感染の公表)
香港政府は、新たに3名の新型インフルエンザ感染が確認されたこと等を公表しました。本件を含め、香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は総計41人になりますが、全て香港域外で感染して香港に持ち込まれたものです。
1.概要
(1)27歳女性
27日からロサンゼルスに滞在、5日朝、キャセイパシフィック航空CX881便(18列目に着席)にて帰国。7日、廣華病院に行き、隔離入院。
(2)28歳女性 ※
28日からロサンゼルスに滞在、5日朝、キャセイパシフィック航空CX883便(60列目に着席)にて帰国。7日、プリンスオブウェールズ病院に行き、隔離入院。
(3)19歳男性
6日に公表した別の患者と同じ学校に通うスイスへの留学生。7日、チューリッヒからスイス国際航空LX138便(23列目に着席)にて帰国。空港から直接プリンセスマーガレット病院に搬送。
2.香港政府は、追跡調査のため、上記の航空便の搭乗者など濃厚接触者に対して、24時間ホットライン((852)2125-1111、英語・広東語)に電話するよう求めています。
なお、※を付した感染者については、香港到着後12時間以上経過してから症状を示したことから、香港政府は搭乗便の乗客の追跡等は行わないこととしています。

2009年6月8日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(5~7日:新たな感染の公表)
香港政府は、新たに8名の新型インフルエンザ感染が確認されたこと等を公表しました(5日0名、6日3名、7日5名)。本件を含め、香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は総計38人になりますが、全て香港域外で感染して香港に持ち込まれたものです。
1.6日公表分
(1)20歳女性
スイスから帰った留学生。ジュネーブからロンドンを経由し、5日午後2時頃、英国航空BA025便(34列目に着席)にて到着。空港から直接プリンセスマーガレット病院に搬送。
(2)18歳男性
トロントから帰った留学生。4日、キャセイパシフィック航空CX827便(34列目に着席)にて帰国。熱の症状が見られたため空港衛生官に止められたが、本人は健康に異常はないと主張したことから、一旦、馬鞍山(Ma On Shan)の自宅に帰宅。翌5日、火炭(Fo Tan)の入境事務所に向かった後、プリンスオブウェールズ病院で検査を受け、隔離入院。
(3)25歳女性 ※
5月23日からカナダに滞在し、3日、バンクーバーからキャセイパシフィック航空CX839便にて帰国。5日午後に咳、6日朝に発熱の症状が見られたことから、医師の診察を受け、プリンセスマーガレット病院に行き、隔離入院。
2.7日公表分
(1)20歳男性 ※
ロンドンから帰った留学生。4日、英国航空BA027便にて帰国。5日夜、頭痛、発熱の症状を示し、6日に医師の診察を受け、クイーンメアリー病院に隔離入院。
(2)32歳男性
6日、マニラからドラゴン航空KA912便(24列目に着席)にて到着。空港から直接プリンセスマーガレット病院に搬送。
(3)14歳男子
サンフランシスコから帰った生徒。7日午前6時半頃、キャセイパシフィック航空CX873便(59列目に着席)にて帰国。空港から直接プリンセスマーガレット病院に搬送。
(4)21歳女性
ロサンゼルスから、ソウルを経由して、5日朝、大韓航空KE603便(48列目に着席)にて到着。その後、咳等の症状を示したことから、6日、医師の診察を受け、クイーンエリザベス病院に隔離入院。
(5)23歳女性
本年2月からマニラに滞在。5月31日に咳等の症状を示したが、その後回復。7日、セブパシフィック航空5J108便(20列目に着席)にて到着。空港から直接プリンセスマーガレット病院に搬送。
3.香港政府は、追跡調査のため、上記の航空便の搭乗者など濃厚接触者に対して、24時間ホットライン((852)2125-1111、英語・広東語)に電話するよう求めています。
(なお、※を付した感染者については、香港到着後12時間以上経過してから症状を示したことから、香港政府は搭乗便の乗客の追跡等は行わないこととしています。)

2009年6月5日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(4日:新たな感染の公表)
香港政府は、4日、新たに3名の新型インフルエンザ感染が確認されたこと等を公表しました。本件を含め、香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は総計30人になりますが、全て香港域外で感染して香港に持ち込まれたものです。
1.概要
(1)11歳男子
ボストン在住。3日、シカゴからユナイテッド航空UA895便(23列目に着席)にて到着。空港から直接プリンセスマーガレット病院に搬送。
(2)6歳男子
オーストラリア在住。5月31日、メルボルンからキャセイパシフィック航空CX168便(69列目に着席)にて到着。屯門のホテルに滞在し、4日、プリンセスマーガレット病院に隔離入院。
(3)40歳男性
5月18日から31日まで米国に滞在。1日、ニューヨークからキャセイパシフィック航空CX841便(20列目に着席)にて到着。同日広東省に出境、3日に香港に再入境し、プリンセスマーガレット病院に隔離入院。
2.香港政府は、追跡調査のため、上記の航空便の搭乗者など濃厚接触者に対して、24時間ホットライン((852)2125-1111、英語・広東語)に電話するよう求めています。

2009年6月5日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(広東省で3例の二次感染者の発生)
1.5月29日から6月2日にかけて、中国衛生部ホームページは、広東省で3例の新型インフルエンザの二次感染者が発生した旨等の公表をしました。 事例の詳細については、広州総領事館HP(https://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/index.htm)をご覧下さい。
2.新型インフルエンザは世界中で感染が拡大しております。今般、広東省において二次感染者が発生したことにより、今後、中国本土でも感染がさらに拡大する可能性が考えられます。特にご出張等で中国本土へ行かれる在留邦人の皆様におかれては引き続き中国国内の状況に関する関連の情報に注意しつつ、手洗い、うがいの励行等の感染防止対策の一層の徹底をお勧めします。

2009年6月4日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(3日:新たな感染の公表)
香港政府は、3日、新たに1名の新型インフルエンザ感染が確認されたこと等を公表しました。
これまでに香港で確認された新型インフルエンザ感染者数は27人になりますが、全て香港域外で感染して香港に持ち込まれたものであり、コミュニティ・レベルの感染には至っていないと判断されています。
1.新たに判明した新型インフルエンザ感染者の概要は次の通りです。
34歳男性。ニューヨークからキャセイパシフィック航空CX831便(アメリカン航空AA6091便とのコードシェア便。34列目に着席)に搭乗し、2日、香港に到着。エアポートエクスプレスで中環(Central)まで移動し、湾仔(Wan Chai)の自宅までタクシーで移動。3日、頭痛・発熱等の症状を示したことから病院に向かい、現在は、パメラ・ユード・ナザソール東区病院(Pamela Youde Nethersole Eastern Hospital)に隔離入院中。
2.香港政府は、追跡調査のため、上記感染者と同じ航空便の前後3列以内(31~37列)に着席した乗客等の濃厚接触者に対して、24時間ホットライン((852)2125-1111、英語・広東語)に電話するよう求めています。
3.また、香港政府は、先月28日に香港に到着したキャセイパシフィック航空CX889便の搭乗者に対しても、上記ホットラインに連絡するよう求めています(同便搭乗客で、香港から福建に移動した8名が、新型インフルエンザに感染していたことが判明したため。)。

2009年6月3日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(2日:感染者の公表)
香港政府は、2日、新たに3名の新型インフルエンザ感染例の発生等を公表しました。
これらを含め、これまでに香港で確認された新型インフルエンザ感染例は26人目になりますが、全て香港域外で感染して香港に持ち込まれたものであり、コミュニティ・レベルの感染には至っていないと判断されています。
1.2日、香港政府は、3名の新型インフルエンザ感染が判明したと公表しました。
(1)8歳男子
プエルトリコ在住。家族らとともに、ニューヨークからキャセイパシフィック航空CX831便に搭乗し、29日、香港に到着。エアポートバスで親類の住む粉嶺(Fanling)に移動。1日、発熱の症状を示して、北区病院(North District Hospital)に隔離入院。
(2)19歳男性
サンフランシスコ在住。30日、シンガポール航空SQ1便にて帰国し、黄大仙(Wong Tai Sin)の実家に滞在。31日に発熱等の症状を示し、1日、廣華病院に隔離入院。
(3)20歳男性
ニューヨークの学生。28日、キャセイパシフィック航空CX889便にて帰国。1日夜、発熱等の症状を示し、ユナイテッドクリスチャン病院に隔離入院。
2.香港政府は、上記の3名の感染者は、いずれも香港到着後12時間以上経過してから症状を示したことから、搭乗便の乗客の追跡は行わないとしています。濃厚接触者に関しては追跡調査を実施することとし、24時間ホットライン((852)2125-1111、英語・広東語)に電話するよう促しています。
(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。

2009年6月1日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(31日までの感染者の公表)
香港政府は、5月29日に5例、30日に3例の新型インフルエンザ感染例の発生等を公表しました。
これまでに香港で確認された23例の感染確定事例は、全て香港域外で感染して香港に持ち込まれたものであり、コミュニティ・レベルの感染には至っていないと判断されています。
1.29日、香港政府は、5例の新型インフルエンザ感染が判明したと公表しました。
(1)21歳女性
米国留学生。友人とともに、28日、キャセイパシフィック航空CX881便(43列目に着席)にてロサンゼルスから帰国、エアポートバスにて青衣(Tsing Yi)の自宅に帰宅。
(2)21歳女性
サンフランシスコで勤務。29日、シンガポール航空SQ1便(エアインディアAI8001便及びUSエアウェイズUS5402便とのコードシェア便。41列目に着席)にてサンフランシスコから到着、空港から救急車にて屯門病院(Tuen Mun Hospital)に搬送され、隔離。
(3)21歳男性
マサチューセッツの学生。友人とともに、24日、韓国ソウルに向け出発、26日に大韓航空KE607便にて香港に到着、28日に発熱等の症状を呈したため、タクシーで北区病院(North District Hospital)に入院。なお、同人は香港到着後12時間以上経過してから症状を示したことから、同便の乗客の追跡は行わない。
(4)24歳男性
27日、(下記(5)とともに)コンチネンタル航空CO099便(24列目に着席)にてニューヨークから到着。25日には頭痛及び発熱の症状を呈していたが、自然治癒した。香港到着後、エアポートバスにて同人の親類宅に移動、28日にタクシーでパメラ・ユード・ナザソール東区病院(Pamela Youde Nethersole Eastern Hospital)に入院。
(5)19歳女性
上記(4)とともに香港に到着。28日に発熱等の症状を示し、(4)とともに入院。
2.30日、香港政府は、3例の新型インフルエンザ感染が判明したと公表しました。
(1)21歳男性
5月15日から27日まで米国に滞在。28日、コンチネンタル航空CO099便(23列目に着席)にてニューヨークから到着。エアポートエクスプレスで青衣に移動し、そこからタクシーで葵青(Kwai Tsing)の自宅に帰宅。
(2)8歳男子
米国在住。30日、シンガポール航空SQ1便(39列目に着席)にてサンフランシスコから到着。機内にて発熱等の症状を示し、空港から救急車にてプリンセスマーガレット病院に搬送され、隔離。
(3)19歳女性
米国留学生。28日夜、ニューヨークから帰国し、エアポートバスで東区の自宅に帰宅。29日午後、発熱等の症状を示し、ミニバスでパメラ・ユード・ナザソール東区病院に向かい、隔離。なお、同人は香港到着後12時間以上経過してから症状を示したことから、同便の乗客の追跡は行わない。
3.香港政府は、追跡調査のため、上記感染者(但し、1.(3)及び2.(3)を除く)と同じ航空便の前後3列以内の同乗者に対して、24時間ホットライン((852)2125-1111、英語・広東語)に電話するよう促しています。
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2009年5月29日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(香港11~15例目の感染者)
27日、28日、香港政府は、11~15例目の新型インフルエンザ感染例の発生を公表しました。これまでに香港で確認された15例の感染確定事例は、全て香港域外で感染して香港に持ち込まれたものであり、コミュニティ・レベルの感染には至っていないと判断されています。
1.27日、4歳男児
感染者は、親族とともに、12日から20日までバンクーバーを訪問、21日から24日まで韓国に滞在し、咳、鼻水、発熱の症状を呈しました。香港には24日15時頃、大韓航空KE613便で到着(40列目に着席)し、エアポートバスで屯門の自宅(兆麟苑:Siu Lun Court)に帰宅しました。
2.27日、女性1名
25日に新型インフルエンザ感染が確認されていた2人の子供(当館注:27日付の当館からお知らせでお伝えした8、9例目)の母親の感染の確認例。
3.28日、17歳女子学生
上記1.の感染者に同行したいとこの感染例。
同人は、27日には学校(匯基書院:United Christian College/ 東九龍)にて卒業式の予行演習に参加しており、衛生防護センターは同人と密接に接触した学生と先生の健康状態を追跡しています。
また、同校は28日から6月10日までの2週間休校となりました。
4.28日、18歳女性 トロントで就学中の学生。同人と母親及び兄は、26日、エア・カナダAC015便(5列目に着席)にてトロントから香港に到着し、エアポート・エクスプレスでセントラルに移動、その後、自家用車で渣甸山(Jardine’s Lookout)の自宅に戻りました。
5.28日、20歳女性
米国就学中の学生。同人と両親は、25日、コンチネンタル航空CO99便で、ニュージャージー州から香港に到着、その後、エアポートバスにて九龍城(Kowloon City)の自宅に戻りました。
6.香港政府衛生防護センターは、24時間ホットライン((852)2125-1111、英語・広東語)を設置しております。
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2009年5月27日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(香港8,9,10例目の感染者)
25日及び26日、香港政府は、8~10例目の新型インフルエンザ感染例の発生を公表しました。現在までに香港では10例の感染確定事例が確認されていますが、全て香港域外で感染して香港に持ち込まれたものであり、コミュニティ・レベルの感染には至っていないと判断されています。
1.25日、香港政府は、4歳の香港人の男の子と、1歳半のその妹が新型インフルエンザに感染していたことが判明したと公表しました。
感染した2名とその両親は、7日から23日までの間、ニューヨーク、マサチューセッツ、ニュージャージーを訪問し、24日にニューヨークから香港に到着したキャセイパシフィック航空CX841便(アメリカン航空AA6073便とのコードシェア便)の41列目に座っていました。女の子は23日から鼻水の症状が始まり、男の子は香港到着後に同様の症状を示しました。この2名と両親は空港からエアポートエクスプレスを利用して香港島セントラルに移動し、そこからタクシーで自宅(キャベンディッシュ・ハイツ)に戻り、25日朝まで自宅で過ごし、翌朝、タクシーでレパルスベイの診療所まで移動しました。2名は、診療所から救急車でプリンセスマーガレット病院に搬送、隔離されており、症状は安定しているとのことです。また、両親とドメスティック・ヘルパーも、症状は呈していないものの、検査のため同病院に入院しています。
衛生署は、追跡調査のため、同便の38列目から44列目の間に座っていた乗客、乗務員等に同署ホットライン((852)2125-1111)に電話するよう促しています。
2.26日、香港政府は、56歳香港人女性が新型インフルエンザに感染していたことを確認していたことが判明したと公表しました。
感染者は、10日から22日までの間、サンフランシスコ、セントルイス、サンホセを訪問し、23日にサンフランシスコから香港に到着したキャセイパシフィック航空CX873便(アメリカン航空AA6117便とのコードシェア便)で帰国しました。同人は、飛行機に搭乗した際は若干鼻水が出る程度の症状であり、機内では51列目に座り、マスクを着用していました。同行の夫も19日から20日には喉の痛みがありましたが、香港に戻る前に治癒しており、機内ではマスクを着用していました。両名は、香港到着後にエアポートバスにて馬鞍山(Ma On Shan)の自宅に戻り、25日に電話による医師のアドバイスで病院に向かい、26日に検査が陽性であることが判明しました。感染者はプリンセスマーガレット病院に搬送、隔離されており、家族も検査のため同病院に入院しています。
衛生署は、追跡調査を行っており、同便の48列目から53列目の間に座っていた乗客と乗務員、他の濃厚接触者に対し、同署ホットライン(上述)に連絡するよう促しています。
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2009年5月26日
外務省
日本国内における新型インフルエンザの状況
~在外邦人のみなさまへ~
1.日本における感染状況
現在の日本国内における感染状況については、
国立感染症研究所・感染症情報センター(日本国内の報告数、日本の流行地(和・英))をご覧ください。また、厚生労働省等より最新の情報を入手してください。
厚生労働省新型インフルエンザ電話相談窓口:
03-3501-9031(午前9時~午後9時)
厚生労働省(新型インフルエンザ対策関連情報)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
2.日本入国の際の検疫の状況
22日より、検疫方法が変更になりました。
●これまで、米国(本土)、カナダ及びメキシコからの到着便については、すべて機内検疫を行ってきましたが、検疫前の機内からの通報で新型インフルエンザ様症状がある乗客(有症者)がいた場合のみ行うこととなりました。
● 感染が確認された乗客の濃厚接触者については、停留措置から、外出自粛を伴う健康監視(保健所から定期的に連絡)を行うこととなりました。
(1)まん延国・地域(米国(本土)、カナダ及びメキシコ)からの到着便について
⇒検疫前の機内からの通報で新型インフルエンザ様症状がある乗客(有症者)がいる場合
(1)機内検疫を実施し、有症者及び濃厚接触者(周囲にお座りの方)を特定します。(それ以外の方は、降機していただき、検疫ブースにてサーモグラフィーによる体温確認と健康状態質問票の確認・回収を行います。)
(2)濃厚接触者については、座席において健康状態質問票を確認させていただいた上で、症状がなければ入国し、健康監視措置の対象となります。
(3)有症者については、診察・検査の結果、感染が確認された場合には隔離(入院)措置の対象となります。
⇒検疫前の機内からの通報で有症者がいない場合
(1)検疫官が機内に乗り込み、健康状態質問票への正確な記載を機内アナウンスにて呼びかけます。
(2)呼びかけの上で、有症者がいない場合には、検疫ブースにてサーモグラフィーによる体温確認と健康状態質問票の確認・回収を行います。
(2)まん延国以外の国からの来航便について
検疫ブースにてサーモグラフィーによる体温確認と健康状態質問票の確認・回収を行います。
※健康監視とは、入国した後の一定期間体温その他の健康状態について居住・滞在先を管轄する保健所から確認を行うものです。
3.新型インフルエンザ発生国・周辺地域から日本に帰国された邦人子弟等について
感染が確認された国・地域から帰国された子弟が、就学の機会が適切に確保されるよう、文部科学省としても対応しております。詳細はお住まいの市町村教育委員会にお問い合わせ頂くか、または文部科学省にお問い合わせください。
文部科学省新型インフルエンザ電話相談窓口:
03-6734-2957(午前9時~午後6時30分)
文部科学省(文部科学省における新型インフルエンザ対策について)
http://www.mext.go.jp/a_menu/influtaisaku/index.htm
(了)

2009年5月25日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(香港で7人目の感染者を確認)
1.24日、香港政府衛生署は、香港で7人目の新型インフルエンザ感染者の確定事例が発見された旨公表しました。
2.感染者は21歳の女子学生で、5月22日、米国から韓国に到着、同日夜に大韓航空KE607便(デルタ航空DL7897便とのコードシェア便)にて香港に到着しました。座席は44列目でマスクを着用していました。同人は、5月14日から20日までニューヨークに滞在し、20日にニューヨークからアトランタへ移動、21日(米国時間)にアトランタを出発、ソウルを経由して香港に22日22時頃到着しました。
3.政府スポークスマンによると、感染者は香港への帰途、喉の痛みを感じ、翌朝に発熱、広華病院に行ったとのことです。当時の状況は安定しており、24日プリンセス・マーガレット病院に入院しました。同人の家族4名も広華病院にて検査を受けましたが、いずれも結果は陰性でした。
4.衛生署は現在、KE607便41列から47列にいた乗客を追跡中です。また、22日にKE607便に搭乗していた旅客に対し、健康状態を把握するため、衛生署のホットライン: ((852)2125ー1111) に早期に連絡するよう呼びかけています。
5.香港政府は、新型インフルエンザの症状を呈した方からの照会を受けるためのホットライン(電話番号:(852)2125-1111))を開設しています。
(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。

2009年5月25日
在香港日本国総領事館
5月19日付新型インフルエンザ(豚由来型)に係る戦略と管理 ~「封じ込め」後期及び「緩和」初期段階~
イントロダクション(抄訳)
【1.本文書は、新型インフルエンザ(HSI: Human Swine Influenza)に係る最近の事態の発展に照らして、5月12日付「戦略と管理」ペーパーをアップデートしたものである。】
新型インフルエンザの傾向(抄訳)
【2.(略)
3.香港では厳格な入境時対策が取られているものの、米国、カナダ、英国、日本から、一日平均13,000人の旅客が到着しており、域内感染が拡大するのは時間の問題であろう。】
WHO総会の最新情報
4.現在、WHO総会がジュネーヴにて開催中であり、新型インフルエンザの世界的パンデミックに対する取組について議論がなされているところであることから、我々は新型インフルエンザに対する専門家の一次情報を入手した。それによれば、この新型ウイルスは今のところ比較的穏やかで、変異は限定的であり、オセルタミヴィル(商品名:タミフル)は未だに化学予防に有効である。メキシコ以外での死亡率はほぼ季節性インフルエンザと同等である。既にウイルスの国内感染が深刻である一部の国では、パンデミックの緩和に季節性インフルエンザと同様の施策を採用している。ほとんどの国での決定的な成功要因は、早期診断による治療と隔離と、濃厚接触者の早期追跡による医学検査や監督である、オセルタミヴィルによる予防が理想的である。
新型インフルエンザ~香港の経験
5.香港のこれまでの新型インフルエンザの経験、特に、3例の感染患者への治療と、全ての濃密接触者への化学予防の実施は、封じ込め措置を効果的に実施するのに必要となる地域特有の科学的論拠を経験的に提供してくれた。これまでの香港における経験の蓄積では、隔離されていた400人以上の濃密接触者は、化学予防の実施の有無に関わらず、ウイルスの感染症状や陽性反応を示していない。また、これらの濃密接触者と接触した人については、感染のリスクは明らかにわずかである。報告によれば、症状が発現する前であれば、感染者のウイルスの量と二次感染のリスクはとても低い。感染患者への治療からは、オセルタミヴィルを投与した場合、特に、マスクの着用、手洗いなどの個人の衛生予防策と合わせて行った場合には、患者のウイルスの量と二次感染のリスクは充分低いレベルに抑制できるということが判っている。
「封じ込め」後期段階
6.新型インフルエンザが世界的なパンデミックに向けて進行し、ウイルスが北米において広域拡散し、最近では近隣国日本にも地域内感染の傾向を見せつつ伝播してきていることから、恐らく、我々は疾病対策戦略の「封じ込め」措置の最終段階にいると判断される。最初の新型インフルエンザの地域内発生(注1:7日以内に感染地域への旅行歴がある、又は、感染確定者と接する等といった感染ルートが確認できない地域内感染事例の発生のこと)は時間の問題であり、それは、我々の戦略上、緩和が優先される「緩和」段階に移行するべきであることを意味する。その段階へはもうすぐ移行することになるかもしれないが、その前に、「封じ込め」の最終段階として、域内に流入してくる感染事例による伝播を可能な限り封じ込め、域内感染を遅らせるという目標を維持し続けたい。
7.この点に関し、以下の点を考慮しつつ、封じ込め対策の有効性のレビューを行った。
(1)域内感染が明らかである国からの旅行者の数が多い傾向にある。
(2)WHO総会による新型インフルエンザの最新情報では、今のところ、症状は比較的穏やかで、遺伝子変異は限定的である。
(3)隔離と治療による我々自身の経験によって確認された化学予防の有効性。
8.封じ込め施策の目的を合理的に達成するには、(a)個人的防護措置も行いつつ、化学予防を堅持すること、(b) 必要に応じて病状に対する医学観察と隔離を行うこと、が必要であると考えられる。そこで、新しい科学的観察や、世界的及び地域的状況の進展に基づき、濃厚接触者の隔離に代わるものとして、直接観察型化学予防(DOC)+医学的観察を、それぞれの状況に応じて運用するよう、接触管理に対する一般ガイドラインを改良した。詳細は別表A:( https://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/docs/20090525Anotes.pdf)参照。
9.DOC+医学的観察とは、衛生局が特定したクリニックに対し、化学予防と健康診断を求めて、日々報告を行う。これによって、化学予防を自分で行うとともに、衛生署による感染の病状の確認を確保することが可能となる。DOC+医学的観察の対象者は、DOC+医学的観察の要求条件に忠実に従う義務を負い、そうでなければ隔離される。医学的観察下にある人々に対しては、できる限り外出を避けること、マスクをつけること、良い衛生環境を保つこと、などの個人保護対策に関する強い忠告がなされる。DOC+医学的観察を順守できない人には隔離は継続されることとなり、その場合、隔離は状況が保障される例外的な状況下で適用されることもあり得る。
学校についての特別な考慮
10.学校は依然として特に考慮すべき重要な点である。地域的感染を遅らせる慎重な方策として、初の地域的な新型インフルエンザ感染例(注1参照)が発生した場合、まず第一にすべての小学校、幼稚園、保育園は14日間までの期間閉校し、適切にレビューを行っていく。閉鎖期間中は、子供の面倒を見てもらう代替的措置を見つけることが難しい親の要求があれば、必要に応じて、学校を開くことはある。ただし、その場合、感染を最小限に抑えるため密集した集まりを避けるよう考慮される。
「緩和」初期段階
11.初の地域的な新型インフルエンザ感染例の発生は、時間の問題となっている。それが発生した際には、域内感染はまだ早期であるものの、「緩和」初期段階に入ることになる。新型インフルエンザ関係の最新情報を踏みながら、感染拡大のペースを遅らせるため、この初期緩和策段階においても、患者との濃厚接触者に対して、医学監察と化学予防医療投与を引き続き行う。なお、コミュニティ感染が進んでいたとしても、患者との全ての接触者の科学的な追跡はもはや不可能となり、濃厚接触者の感染リスクは一般市民のそれとほぼ同じになる。新型インフルエンザとの接触の管理に関する初期緩和策段階におけるガイドラインは別表B:( https://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/docs/20090525Bnotes.pdf)参照。
12.上記の通り、緩和段階で実施される公衆衛生対策措置は、疾病進行に適切な範囲で実行される。
・積極的な宣伝と基本的対策の実施;手洗いやマスクの着用などの個人予防対策、病気になったに対するケア、環境衛生管理、等
・社交距離;学校の閉鎖、職場の緊急対応、大型集会中止、等
・患者治療用や、医療従事者及び公共サービス従事者の治療に対する化学予防用としての抗インフルエンザ薬備蓄の投与
・可能であれば、ワクチン投与
・医療に対する需要増に対応するため、民間とNGOを動員
・民間企業によるビジネス運営持続の対応措置の実施
・自己管理;感染者は、回復後も最低48時間自宅待機
・異なる市民グループ間のリスクコミュニケーション
13.域内での初感染例の発生時点で、上記10.の休校措置以外に、下記の特別措置も採用する。
(1)直ちに、病院管理局の下で、インフルエンザの症状を呈する患者向けの指定診療所7か所を開設、他の疾病を持つ人等の高リスク患者を対象とした抗ウイルス医療等を提供する。
(2)各政府機関・自治体・市民団体・学校・ボランティアの協力を得て、地域の清掃と環境衛生の働きかけを一層強化する。
(3)コミュニティ内での各関係者・団体・事業者の連携を目指し、新型インフルエンザの対応に関する戦略と対策についての説明会を行う。各対象グループ向けにFAQを用意し、新型インフルエンザ対応策を実施するよう促す。
14.緩和段階では、更なる対策や措置が、パンデミックの進展とともに調整される。また、市内での感染が持続的で大規模になれば、隔離・検疫や、濃厚接触者に対する医学的観察はもはや適切でも現実的でもなくなり、緩和措置を優先させることになる。

2009年5月25日
在香港日本国総領事館
5月12日付「新型インフルエンザ(豚由来型)に係る戦略と管理」
戦略
1.新型インフルエンザ(HSI: Human Swine Influenza)に対する公衆衛生戦略は、2局面-「封じ込め(containment)」及び「緩和(mitigation)」-によって特徴づけられる。
2.「封じ込め」は、香港がHSIと無関係である場合或いは低レベルの地域的感染が存在する場合に当てはまる。「封じ込め」は、病気の侵入と感染を防ぐ目的での、厳格な港湾衛生措置、症例の積極的隔離、トレーシング、検疫と化学予防を含む。
3.「緩和」は、HSIの地域的感染が明白になり、封じ込め戦略がもはや適切でも実効性のあるものでもなくなった場合に当てはまる。「緩和」は、衛生措置、社会的隔離、医療資源の動員、自己静養その他の手段を通じて、病気の重症化や死亡を緩和することを目的とする。
4.香港特区政府の現在の戦略は、コミュニティにおける感染を遅らせられる限りは「封じ込め」であり、コミュニティにおける感染のののちに「緩和」を優先する。「封じ込め」から「緩和」への移行は、変化する状況を考慮に入れて段階的に行われるプロセスである。
5.香港においては、大流行の時期を正確に予言したり、「封じ込め」から「緩和」への移行をに明確に線引きすることは不可能である。他方、世界の殆どの地域がHSIの影響を受けているときに、長期的に見て香港が地域的感染から免れないという可能性はない。
「封じ込め」の段階
(異なる環境に於けるHSIの管理)
6.「封じ込め」段階では、異なる環境(香港着フライト、ホテル、自宅、職場、高齢者自宅、学校、公共の場所)によって、連絡先のトレーシングと管理を場合分けして想定した。(別表参照)
7.上記計画は、特にホテルにおける発生については、香港における最初の本件インフルエンザ発生例への対応のデータと経験、香港外の例での新たな発見を考慮に入れている。香港初の感染例が発生した5月1日以降、新たに得られた知識は以下のとおり。
(1)香港のケースから
・SARSのような大規模な環境的伝播がホテルで発生した証拠なし。
・タミフル治療が有効であり、これまで副作用はなし。
・患者の血液及び便のサンプルからはウィルスは発見されず。
・あらゆる濃厚な接触も社会的接触からも感染例は発生せず。
・検疫下に於かれた者からの呼吸系検体も環境的検体もすべて陰性。
(2)海外の例から
・ウィルスの突然変異はこれまでのところ限られている。
・飛沫感染が主な感染経緯。
・WHOの最新評価によれば、濃厚接触者のうち22~33%が感染。
・確定例のうち、入院率は5%未満、米における死亡率は0.1~0.2%。
・死亡例は稀。特に、不備な医療環境におかれた患者の中で死亡例が発生。
8.結論:この新型インフルエンザのウィルスが比較的穏やかな性質であること、大規模な環境的伝播がないこと、効果的予防の可能性に照らして、科学的見地から、ホテル全体(或いは右に相当する建築物)の全域検疫以外のオプションを追求することが合理的である。しかし、現行の「封じ込め」の目標を達成するために、確固たる措置が必要とされる。
(接触のトレーシング(追跡調査))
9.症例患者から感染するリスクに基づいて、濃厚な接触と社会的な接触の二つのカテゴリーに分けられる。
10.濃厚な接触とは、一般的にHSI案件の患者の看病をしたり、同居していたり、または呼吸の飛沫や体液のコンタクト(キス、抱擁、食事やコップのシェア、身体検査、または飛沫感染が起こりうる他の方法)があった可能性が高い場合を意味する。この接触は、感染者の側を通った場合や、待合室やオフィスで症状のある患者の近くに座った場合などは含まない。しかし実際はそれぞれの状況を考慮して決定しなければならない。
11.社会的な接触とは、濃厚な接触の条件を満たさず、他の接触方法のあった人のことを指す。
12.現行法は、衛生当局者に対して、実際の状況に応じて、一番適した措置をとるように定めているが、一般には、
(a) 濃厚な接触者は、隔離や化学予防のようなより厳格な公衆衛生措置の下に置かれ、また、
(b) 社会的な接触者は医学観察、個人的衛生状態の観察、科学的予防を必要とするが、右は個別ケースに応じて決定される必要がある。
13.隔離と医学監視は通常、最後の接触から7日間の期間が必要とされる。この期間は科学的証拠によって左右される。
(学校についての特別な考慮)
14.小さな子供はHSI感染において特に重要であるため、学校は考慮すべき点として大変重要である。北米の例では、学校での流行は一般的である。HISの広がりは、他の呼吸系疾患ウイルスと同様、小さい子供にとっては特に重大である。小さな子供のHSIの臨床的な重大性はまだ不確定なことが多い。
15.慎重な措置として、初の地域的なHSI案件が発生した場合には(例:過去7日間に他国へ行ったり、症例がある者との接触がないような条件下で発生した場合)、すべての小学校、幼稚園、保育園は14日間までの期間は閉校し、適切にレビューを行っていく。
「緩和」の段階
16.封じ込めフェーズから緩和フェーズへの過渡期は、必然的に緩やかな、段階を追ったプロセスである。右は、毎日の新規感染例件数、実際の感染拡大数で示される大流行の進行、入院、死亡率で示される病気の重大性、医療サービスの負担、資源のキャパシティ、封じ込めの有効性、一般社会への幅広い考慮に依存する。
17.香港内での地域的感染が持続的かつ明白になると、隔離と検疫はもはや適切でも実効的でもない。
18.緩和フェーズは、下記の公共衛生対策措置が取られる可能性がある。
・基本的措置の積極的宣伝と採用
-手洗いやマスク着用などの個人予防対策;
-病気になった者の個人健康管理;
-環境の衛生管理など
・社会的距離化
-休校、職場の緊急対応、大型集会の中止など
・病院管理局の経営する指定クリニックが、インフルエンザ症状を呈する病人を優先順位付けし、治療する前線となる
・患者の治療、並びに医療作業者及び公共部門の基本的サービス提供者の感染予防のための抗インフルエンザ薬の備蓄投与
・可能であれば、ワクチン管理
・需要急増に対応する医療上のキャパシティを増大するため、民間とNGOsを動員
・民間企業はビジネスの持続対策措置を実施
・自己管理対策の実施-罹患した者は回復後最低48時間以上は家に居ること
・各コミュニティ間のリスク・コミュニケーション
19.適当な公共衛生対策措置の選択は、地域での大流行の重大性如何による。もし大流行が重大であればより厳しい措置が必要であるが、そうでない場合、一般の季節性インフルエンザ対策に相当する措置を取る。ここで注意するべきは、香港では、季節性インフルエンザでですら、毎年約1,000の死亡例が出ていることである。
20.他方、早期段階では不確定要因があるため、異なる住民グループ間で病気の重大性が異なる可能性がある。その他、コミュニティの期待も重要な考慮要素である。「緩和」段階の早期段階では予防措置が有効である。地域的大流行の特徴が判明してくれば、措置も適切に調整しうる。

2009年5月23日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(香港で新たな2例の感染者を確認(香港で5例目))
1.23日、香港政府衛生署は、香港で新たに2名の新型インフルエンザ感染者の確定事例が発見された旨公表しました。これで香港での確定事例は6名となります。
2.新たな感染者は、キャセイ・パシフィック航空CX831便(アメリカン航空AA6091便とのコードシェア便)でニューヨークから22日に香港に到着した旅客1名及びユナイテッド航空UA869便(USエアウェイズUS6465便とのコードシェア便)でサンフランシスコから同じく22日に香港に到着した旅客1名です。
3.衛生処職員は空港で同2名(男性1名、女性1名)の発熱を発見し、救急車でプリンセス・マーガレット病院に移送し隔離治療を行いました。現在、病状は安定しているようです。
4.衛生署は、CX831便30列から34列に搭乗していた乗客、UA869便27列から53列に搭乗していた乗客及び2名の感染者と同じキャビンにいた担当乗務員を追跡中です。また、衛生署は、上記の便に搭乗した旅客に対し、当局が健康状況を把握できるよう衛生署ホットライン((852)2125-1111)に早期に連絡するよう呼びかけています。
5.香港政府は、新型インフルエンザの症状を呈した方からの照会を受けるためのホットライン(電話番号:(852)2125-1111))を開設しています。
(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。

2009年5月22日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(香港で4例目の感染者を確認)
1.22日、香港政府は、香港で4人目の新型インフルエンザ感染者の確定事例が判明したと公表しました。
2.この感染者は19歳の米国への香港人留学生で、5月18日にキャセイパシフィック航空CX831便にてニューヨークより香港に戻りました。
台湾で初めて感染が確認された事例と同じ便であり、当該感染者は43列目に座り、台湾の感染者は41列目に座っていました。
感染者との濃厚接触者は、検査中又は追跡調査中である由です。
3.香港政府は、新型インフルエンザの症状を呈した方からの照会を受けるためのホットライン(電話番号:(852)2125-1111))を開設しています。
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2009年5月21日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(マカオの予防措置強化について)
1.18日、マカオ特別行政区政府は、日本で新型インフルエンザの地域的感染が発生したことを受けて、インフルエンザ・パンデミック警戒段階を第4段階から第5段階に引き上げ、次の予防措置を強化する旨発表しました。(当館注:マカオ政府の警戒基準は6段階あり、今回発出された第5段階はヒトからヒトへの集団感染が始まった場合に発出することとしているもの。)
(1)水際対策
・北米及び日本に留学しているマカオ人に対して、予防措置をとり、発症の徴候が見られる場合、現地の医療機関に相談し、長距離交通機関は利用しないよう呼びかける。
・北米の3国の他、日本においても地域レベルの感染が発生したことから、マカオ国際飛行場において特に日本直行便の乗客の検疫を強化する。
・臨時検疫所の準備を進め、今後の必要時期に備える。
(2)学校対策
・域内の全ての学校等に対し、以下の予防措置の強化を呼びかける。
・父兄が毎日通学前に生徒の体温を測定する、或いは各学校の入り口で検温を行う。
・教師等は毎日2回、生徒の健康状態を検査する。
・換気施設及び共用施設の消毒を強化する。
・学校間活動の延期、団体活動の減少を検討し、必要に応じて、文化活動やスポーツ活動の前には生徒の健康状態を検査する。
(3)医療機関対策
・既定の対応マニュアルに従い、レベルを1段階引き上げる。
・仁伯爵総合病院(山頂病院)は通常診察を停止し、特別な申請のあった者のみ受け付ける。
住所:Estrada do Visconde de S,Januario
電話: 853-2831-3731
・病院に立ち入る者は全てマスクを着用する。
(4)地域及び個人対策
・公共施設の換気と良い衛生状態の維持を呼びかける。
・大きな社会文化活動は延期し、必要に応じて、参加者の健康状況を検査する。
・メディア等を通じて、個人予防措置を呼びかける。
*マカオにおける新型インフルエンザに関する質問及び緊急連絡先
マカオ衛生局: 853-2856-1122 (英語・広東語・ポルトガル語)
2.マカオにおける新型インフルエンザ関連情報は以下のとおりです。
(1)入国に際して
サーモグラフィーによる発熱者の確認及び5月2日より健康質問票の提出が義務づけられています。
(2)病院関係
・発熱等の症状がある方は、上記1.(3)の病院にて診察を受けてください。 (注意:病院に行かれる際には、マスクを着用する等感染リスクには十分ご注意ください。)
・また、診察の結果によっては、直ちに入院措置がとられたり、コロアン島にある隔離施設(黒沙青年旅社、伝染病康復中心等)に隔離される可能性も排除できませんので、念のため最小限の携帯物(携帯電話(充電器)、着替え等)をご用意ください。
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2009年5月20日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(中国政府の検疫措置等について)
現在、中国政府は、新型インフルエンザの水際対策を強化しており、感染者が発生した国からの航空機に対する検疫措置、感染疑い例者に対する医学観察措置等を実施しています。 中国本土にご出張、ご旅行に出かけられる方のため、ご参考までにお知らせ致します。
1.中国政府の検疫措置は概ね以下のとおりです。
・ 機内(場合によっては機外の検疫ブース)で健康申告カードが配布され、当局への提出が求められます。
・ 飛行機から降りた全ての乗客は、サーモグラフィーが設置されたポイントを通過し、発熱やインフルエンザ症状が確認されると、当局から指定された場所において医学監察が行われます。医学監察の期間は7日間です。
※中国政府の検疫措置の詳細(主に北京首都空港)については、こちら 「在中国日本国大使館ホームページ緊急情報「新型インフルエンザ問題について(No.12:中国政府の検疫措置等)」をご参照ください。
2.また、検疫措置のうち、中国入境時に記入する健康申告カードが5月18日に改訂されました。健康申告カードの記載事項は以下の事項です。
・ 姓名、性別、生年月日、国籍、パスポート番号、目的地、到着便名(フライト、船、列車、バス)、到着便の座席
・ 中国国内での7日間の旅程、乗り継ぎ便名、中国国内の電話連絡先、緊急連絡先の名前及び電話番号
・ 7日以内に中国を離れる場合の期日、出発便名(フライト、船、列車、バス)、目的地
・ 過去7日間に滞在した国及び都市、インフルエンザ症状がある者と密接な接触があったか。
・ その他以下の症状があるか(発熱、咳、喉の痛み、筋肉痛、関節痛、鼻づまり、頭痛、腹痛、下痢、嘔吐、鼻水、呼吸困難、だるさ、その他の症状)
※健康申告カードの詳細については、こちら 「在中国日本国大使館緊急情報新型インフルエンザ問題について(No.16:北京空港での健康申告カード提出)」をご参照ください。
また、健康申告カードの見本は こちら をご覧下さい。
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2009年5月19日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(中国本土第4例、広東省初の感染者確定例)
1.5月19日、中国衛生部は、広東省にて1名の新型インフルエンザ感染者が確認されたと発表しました。中国での感染確定者は、四川省1名、山東省1名、北京市1名を含め合計4名となりました(なお、四川省と山東省の各1名は既に回復の上退院しています。)。
(1)5月19日午前、中国疾病予防センター及び衛生部により確定例と診断されました。
(2)広東省衛生部門は5月15日T810列車にて同患者と同じ車両に乗っていた乗員乗客に対して追跡調査を行い、密接接触者に対しては医学監察措置を開始しています。広州総領事館が広東省衛生庁に確認したところ、医学監察の対象となる乗員乗客、密接接触に日本人はいないとのことです。
なお、当地報道によれば、当該中国人は、14~15日の香港滞在中に、旺角の帝京酒店(ロイヤルプラザ・ホテル)に宿泊し、外出等を行った由で香港政府は追跡調査等を行っています。
2.この他、5月19日、中国衛生部はホームページにて、チベット自治区において新型インフルエンザ感染疑い例が発生したことを発表しています。
3.お問い合わせ先
本件に関するお問い合わせは、在中国日本国大使館対策室(電話:(010)6532-2357、(010)6532-1507、当面平日9:00-17:45)にお願いします。
(関連ホームページ)
○在中国日本国大使館
https://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/birdflu/birdflu_top_j.htm
○在広州日本国総領事館
https://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/index.htm
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○世界保健機関(WHO)ホームページ(新型インフルエンザ関連)
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/ (英語)
○CDC(米国疾病予防対策センター)
http://www.cdc.gov/h1n1flu/ (英語)
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/shininful.html
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2009年5月18日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(香港で3例目の感染者を確認)
1.17日、香港政府は、香港で3人目の新型インフルエンザ感染者の確定事例が発見されたと公表しました。
2.この感染者は、米国に留学している広東出身の23歳男性で、16日夜にキャセイ・パシフィック航空CX831便(アメリカン航空AA6091便とのコードシェア便)で、ニューヨークから香港に到着いたしました。
3.米国滞在中の14日から咳と鼻水の症状が出ていたとのことで、15日にニューヨークを出発した後、機内で発熱もしたことから、機内ではマスクを使用していました。この感染者が咳の症状を申告したことと、発熱をしていたことから、空港の衛生担当者に身柄を確保され、空港からプリンセス・マーガレット病院に直接搬送されて隔離措置がとられたとのことです。
4.この感染者は、搭乗機の60列目に座っていたことから、香港政府では、前後3列以内(57列から63列まで)に座っていた搭乗客と担当した乗務員の所在を該当する人は香港政府のホットライン((852)2125-1111)に連絡するよう呼びかけています。なお、香港政府は、17日までに、搭乗客22名と乗務員1名の所在を確認しており、23日まで隔離すると発表しています。
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2009年5月13日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(香港で2例目の感染者を確認)
1.13日、香港政府の梁卓偉(マシュー・リョン)食物及衛生局副局長と曾浩輝(トーマス・ツァン)衛生防護センター総監は記者会見を行い、今月11日にサンフランシスコから香港に到着したキャセイパシフィック航空(CX)879便に搭乗していた24歳の香港人男性1名がインフルエンザA(H1N1)型に感染していたことが確認されたと公表しました。
2.この感染者は、5月6日に発熱、8日に咳、喉の痛みが現れ、11日にCX879便で香港に到着し、空港のクリニックから指定病院のプリンセス・マーガレット病院に直接搬送されました。感染者の病状は落ち着いている由です。香港政府は、感染者が一般市民と密接な接触をしていないことから、市民への感染の危険は低いとしています。
3.空港に感染者の出迎えに来ていた家族ほか濃厚接触者は、レディ・マクレーホース・ホリディ・ビレッジ(the Lady McLehose holiday village:西貢所在の隔離施設)に隔離されています。
4.また、飛行機の中で、感染者(R62)の前後3列以内に座っていた搭乗客については追跡調査が終了しており、対象者51名のうち45名は既に香港を離れており、6名は現在隔離されています。
5.香港政府は、感染者と同便に搭乗した乗客で、インフルエンザの症状がみられる場合は、ホットライン(電話番号:(852)2125-1111)まで連絡をするよう呼びかけていますので、お知らせします。
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2009年5月12日
在香港日本国総領事館
「新型インフルエンザ関連情報(12)」(5月12日正午)
12日正午時点における最新の関連情報は以下のとおりです。
【ポイント】
(香港) 「緊急対応段階(Emergency Response Level)」(3段階の「上」)のまま
(中国本土)
★11日、中国衛生部は、中国国内で1名の新型インフルエンザ感染者が確認された旨発表。
(わが国) 「第一段階(海外発生期)」(海外でインフルエンザが発生した状態)
★現時点で、我が国における発生例は4名。
|
【本文】
1.国際社会、WHO
○11日GMT0600時点のWHO公式発表
30カ国が公式に感染、計4694件の症例。内訳はメキシコ1626(うち48名死亡。以下同じ)、米2532(3)、加284(1)、コスタリカ8(1)、ブラジル8、コロンビア3、エル・サルバドール4、パナマ15、アルゼンチン1、グァテマラ1、日本4、中国本土1、中国香港1、韓国3、豪1、NZ7、イスラエル7、英47、アイルランド1、独11、仏13、伊9、オーストリア1、蘭3、デンマーク1、ノルウェー2、スウェーデン2、スイス1、スペイン95、ポルトガル1。
2.中国本土
○5月11日、中国衛生部は、中国国内で1名の新型インフルエンザ感染者が確認されたと発表しました。
(1)該当者は30歳の中国人男性で、米国セントルイスからミネアポリス、成田経由で9日未明北京に入り、その後、四川省成都に向かう国内線(9日四川航空3U8882便)で発熱等の症状が出、検査を経て、四川省の感染症指定機関に搬送されていました。
(2)同人が登場していた成田発北京行きNW29便(5月9日午前1時30分北京着)に同乗していた日本人25名のうち追跡の結果、確認がとれた人々は、別途接触のあった日本人とともに、北京、西安、武漢で医学観察下に置かれています。
※中国本土の状況については、在中国日本国大使館のホームページ(https://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm)を常時御覧下さい。
3.香港
○11日付香港政府プレスリリース
香港政府は、新型インフルエンザ感染が確定した日本人4名と同じ8日成田着ノースウェスト25便に搭乗した後香港に向かった中で行方のわからなかった19名の所在が新たに明らかになった旨発表しました。
うち8名は、9日時点で既に確認された2名の乗客ととともに、15日までプリンセス・マーガレット病院等で隔離される予定です。隔離者10名のうち9名は現段階では新型インフルエンザ検査に陰性であり、残り1名が検査中の由です。
なお、隔離者10名の中に日本人はいません。
19名のうち7名は既に香港を離れ、4名は日本人感染者とは接触の事実がない旨判断されました。
○11日正午付:衛生防護センター(CHP)情報(http://www.chp.gov.hk/files/pdf/Daily_update_on_swine_influenza_bilingual.pdf )
(イ)4月25日以来、条件(当該地域に旅行し、発熱等の症状を呈した者)に符合してCHPに報告された例:73件
(ロ)うち新型インフルエンザ陰性反応:64件
(ハ)隔離され、結果待ちの者:8件
(ニ)新型インフルエンザ陽性反応:1件(香港初の感染例のメキシコ人を指す。)
※(参考)香港政府衛生署衛生防護センターの24時間ホットライン:852-2125-1111
(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。

2009年5月7日
在香港日本国総領事館
平成21年度第2回海外安全対策連絡協議会の概要について
昨今の新型インフルエンザの発生を受けて、5月5日、当館において安全対策連絡協議会を開催しました。各参加者からは本件を巡って様々な質問及び意見が出され、忌憚のない意見交換を行うことができました。
概要は以下のとおりです。
1.新型インフルエンザ関連状況(総領事館からの説明)
(1)5月1日晩、香港において初の新型インフルエンザ感染者(25才メキシコ人男性旅行者)が出た。香港政府はアラートを「重大対応段階」(3段階の中)から「緊急対応段階」(上)に引き上げた。「重大対応段階」時の運営委員会は、周一嶽(ヨーク・チョウ)食物衛生局長官及び次官級政府官員より組織されるが、「緊急対応段階」の運営委員会は、曾蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官及び閣僚(長官)級メンバーより組織される。
(2)一方、香港社会は落ち着いている。ヨーク・チョウ長官も、市民に日常生活を維持するようによびかけており、特に学校等を閉鎖することはない旨発言した。健康な市民に対してはマスクの着用も義務づけていない。香港コミュニティで感染が拡大すれば対処ぶりを変更するとのことである。香港政府は、パニックに陥る必要はないが、落ち着いて生活するよう市民に呼びかけている。
2.総領事館の体制と対応(総領事館からの説明)
(1)当館は、5月1日晩、佐藤総領事を本部長とする「緊急対策本部」を設置し、全館体制で新型インフルエンザ対策に取り組むこととした。全館体制とは、通常、政治・経済等の業務を行っている館員も、既存の組織図を越えて、インフルエンザ関連業務を優先して取り組むということである。
(2)一方、通常どおり社会活動を行うという香港政府の対応を踏まえ、当館でも、領事窓口、文化交流活動、各種行事含め通常どおり館務を行っている。領事窓口では、館員は、現地職員を含めマスクを着用して館務を行っている。但し、状況が悪化した場合等は、領事窓口を縮小することもあり得るのでご承知置きありたい。その可能性に備え、旅券、届出等必要な手続があれば、早めに手続を行っておくようお勧めする。
(3)本件につき、閉館時間中にも邦人の皆様と連絡が取れるように、当館では(1)通常の夜間対応(総領事館代表:852-2522-1184。音声案内に続き「9」を押す。)として、新型インフルエンザにつき疑問点等あれば、必ず館員が電話に出て応対する。
(4)当館では、重要な情報は従来同様メール配信にて随時お知らせしていく。メール配信は、在留届と共に、当館HPにても登録できるので、在留邦人の皆様にも是非ご周知いただきたい。
(5)メトロパークホテルに邦人宿泊客8名が隔離されているが、いずれの方も比較的元気な状態である。当館からは、毎日2回電話にて連絡を取りあい、必要物資等の差し入れも行っている。昨4日、ヨーク・チョウ長官と曾浩輝(トーマス・ツァン)衛生防護センター所長が各国領事団向けに説明会を行い、ホテル宿泊客の隔離は5月8日に解除される旨説明があった。
(6)(別添資料に基づき日本語対応可能な病院を紹介した後)病院に行く場合は、二次感染を防ぐためマスクを着用すること、万が一隔離された時に備え、最小限の携帯物(携帯電話と充電器、着替え等)用意されることをお勧めする。
3.主な質疑応答等
Q:日本人学校の保護者の大きな関心は、病院への行き方について。必ずしも日本人でなく、日本語ができない親御さんもおられるが、どこの病院に行けばよいか。
A: 比較的大きな公立、私立の病院は発熱外来があるので直接行って構わない。小さなクリニックは、受け入れ可能か否かを含め確認する必要があるので事前に電話予約をしたほうがよい。病院に行く場合は、万一隔離された場合に備え、携帯電話や充電器、着替え等、最小限の準備をされることをお勧めする。また、二次感染を防ぐためマスクの着用をお勧めする。何か疑問点があったら、保護者が日本人の場合は、当館が開設したホットラインに、保護者が日本人以外だったら、衛生防護センターのホットライン(2125-1111)に相談するようご案内いただきたい。また、万一、病院に収容されることになった場合は領事館までご一報いただきたい。
Q:香港政府には2000万以上のタミフルの備蓄があり、総領事館でもタミフルの備蓄があると報道されているが、実際はどのように患者にタミフルの受け渡しをするのか。
A:香港政府は、外国人を含め、香港に住む全ての人々に配布できる十分なタミフルがあり、現在も備蓄を増やしている状況との由。香港の法律では、タミフルは処方箋がないと出せないことになっている。第一義的には、タミフル配布は香港の法律に従う必要がある。トーマス・ツァン衛生防護センター所長(医師)に、予防の為にタミフルを処方するのは可能かと訊いたことがあるが、「お勧めしない」との回答であった。タミフルは、医者の指示に従う必要があり、かつ、不注意に予防的に服用するとウィルスに耐性を持たせてしまう惧れがあるからとのこと。当館の当面のやり方としては、医者の指示に従い、適切な時に、適量を処方してもらうように勧めるということである。
Q:感染者及びメトロパークホテルの現在(5月5日午前時点)の状況を聞きたい。
A:メキシコ人感染者は現在、安定した状況である。その他に、新型インフルエンザに感染した例は発生していない。上海発香港着のMU505便で、メキシコ人感染者の前後3列の乗客は検査の結果、いずれも陰性であった。また、感染者に密接な接触のあった4人も、いずれも陰性であった。
Q:昨日のニュースで、ヨーク・チョウ長官が記者会見で爆発的な感染は避けられない旨発言したと報道されていたが、本当か。
A:昨日の同長官の領事団への説明会では、警戒を怠ってはいけないとの発言はあったが、爆発的感染は避けられないとの発言はなかった。他の領事団より、ホテル封鎖解除となる8日以前に感染拡大が起こったらどうするかとの質問があったが、ヨーク・チョウ長官は、その可能性は高くないと発言していた。但し、カナダで発生した人から豚への感染事例を引用し、ウィルスが突然変異により強毒性になる可能性もある旨発言していた。
Q:今回、香港行きの飛行機の中でメキシコ人感染者から前後3列の乗客が停留させれられ、メトロパークホテルの宿泊客も隔離措置されている。これらの措置について、香港政府は基準を定めているのか。また、香港に来る場合には健康でも停留させられる可能性がある旨、邦人に対して広く周知する必要があるのではないか。
A:ヨーク・チョウ長官は、停留・隔離措置についての統一基準について言及していない。但し、宿泊客の待遇についてはとても気遣っており、香港の観光施設の優待券等各種特典を宿泊客に用意しているとのことであった。
感染症というものは、いつ発生し、どのように展開するか分からない。もちろん、邦人の方の香港への渡航の際の参考となるように、現在の状況、事実を広く説明する必要はあると思う。
(その他のご意見、コメント)
・香港はSARSの経験もあり、香港政府は拡散防止のため努力しているが、例えば、中国本土の感染者の可能性につき、中国政府がSARS時のように情報を隠している可能性もあるので心配している。先程、日本語対応可能な病院について紹介してもらったが、そのうち、「カノッサ病院」は地元では「フランス病院」との呼び名が一般的なので、邦人にも知らせたほうがよいと思う。
・日本では連日、メトロパークホテルに邦人宿泊客が隔離されているニュースが報道されており、日本人にとって香港は危険なイメージの場所となっている。香港旅行キャンセルも多い様子である。総領事館からは、日本人に向けて、危険なニュースのみならず、例えば検査対象者の「陰性」判明など、香港の安全性を示すプラスのニュースを流してほしい。

2009年5月3日
在香港日本国総領事館
「新型インフルエンザ関連情報(11)」(5月3日正午)
【ポイント】
☆香港政府は、2日時点で、「現時点は学校閉鎖のタイミングではない」旨決定しています。詳細は【本文】を御覧下さい。
(国際社会、WHO)
★16カ国が公式に感染、計658件の症例。内訳はメキシコ397(うち16名死亡)、米160(うち1名死亡)、加51、コスタリカ1、中国香港1、韓国1、NZ4、イスラエル3、英15、独6、仏2、オーストリア1、蘭1、デンマーク1、スイス1、スペイン13(2日GMT1800時点のWHO公式発表)。(※メキシコは検体確認検査が進んだため、感染数が激増。)
(香港) 「緊急対応段階(Emergency Response Level)」(3段階の「上」)
(わが国) 「第一段階(海外発生期)」(海外でインフルエンザが発生した状態)
★現時点で我が国内での感染例はなし。
|
【本文】
1.香港政府関連情報
(1)現地学校の扱い
○2日、マイケル・スワン教育局局長は、プレスに対して以下のとおり発言しました(香港政府記事資料:http://www.info.gov.hk/gia/general/200905/02/P200905020217.htm)。
・これまで症例は一例であり、ウイルスは現地で伝播していない。従って、政府当局は、現時点は学校閉鎖のタイミングではないと決定した。
・我々は状況を緊密にモニターしており、もし事態が悪化すれば、即座に断固たる行動を取る。
・政府当局は、学校が反インフルエンザの措置を取る上で支援する。学生の父母は、毎日学生の検温を行い、もし体調不良があれば自宅に留まるべきである。
○2日午後、PYラム衛生署長は記者会見で以下のとおり発言しました(香港政府プレス・リリース:http://www.info.gov.hk/gia/general/200905/02/P200905020239.htm)。
・我々の観点からは、休校を勧告する科学的理由はない。一方、我々は状況をモニタリングしており、教育局と密接に協力して感染封じ込めのため厳格な措置をとる。もし香港でウイルス伝播、感染の証拠があれば、我々は学校閉鎖を真剣に再考する。
(2)2日付:香港-深セン間の検疫強化(香港政府プレス・リリース:http://www.info.gov.hk/gia/general/200905/02/P200905020221.htm)
香港、深セン衛生・検疫機関は、2日午後8時より、羅湖(Lo Wu:香港-深セン国境)からの入国客に対し、香港・深セン出入境健康申告フォームの提出を求める旨発表しました。同フォームは入管チェック前に集められる由。
(3)保健局・衛生署関連
○2日14:27時点:保健局スポークスマン記者会見(香港政府プレス・リリース:http://www.info.gov.hk/gia/general/200905/02/P200905020242.htm)
・メキシコ人感染者は病状安定。同人と密接な接触のあった4名は隔離。近くの座席だった飛行機乗客36名のうち7名は出国、その他は隔離。
・衛生防護センターのホットライン(2125-1111)は、4月30日の設置以来698件の相談を受付。メキシコ人をホテル→リットンジー病院に乗せたタクシー運転手も同ラインに相談、特定。
○ 2日正午付:衛生防護センター(CHP)情報
(http://www.chp.gov.hk/files/pdf/Daily_update_on_swine_influenza_bilingual.pdf)
2日には、新たに7例がCHPに報告された。
(イ)25日以来、条件(当該地域に旅行し、発熱等の症状を呈した者)に符合してCHPに報告された例:21件
(ロ)うち新型インフルエンザ陰性反応:15件
(ハ)隔離され、結果待ちの者:5件
(ニ)新型インフルエンザ陽性反応:1件
注:邦人の方々におかれましては、当館に来訪される際も含めて、外出時はマスクを着用されるようお願い申し上げます。
帰宅後は手洗い、うがいの励行をするようお願いいたします。
(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。

2009年5月3日
在香港日本国総領事館
感染症危険情報(対象には、感染例発生が確認された香港が含まれておりますので、御注意下さい。5月2日改訂)午後5時現在
2日付で、外務省が以下の「感染症危険情報」を発出したところ(外務省HP)お知らせいたします。
なお、この『感染症危険情報』の対象には、感染例発生が確認された香港が含まれておりますので、御注意下さい。
●メキシコ以外で新型インフルエンザの感染が確認されている国及び地域に渡航を検討されている方は、渡航先の感染状況及びWHOの情報等最新情報を入手し、十分注意してください。
●また、これらの国に滞在される方は、今後WHOの情報にも留意しつつ、感染防止対策を徹底するとともに、感染が疑われた場合には速やかに医療機関で受診してください。
(注意)
○5月2日午前9時現在、メキシコ以外でWHOにより感染が確認されている国及び地域(11カ国、1地域 ※は今回追加した国及び地域):
米国、カナダ、スペイン、ニュージーランド、イスラエル、英国、ドイツ、オーストリア、オランダ、スイス、※デンマーク、※香港
注:同日午後9時現在、フランス及び韓国が追加されています。
○独自に感染確認を公表している国(2か国 ※は今回追加した国):
コスタリカ、※フランス (注:同日午後9時現在、感染が確認されています。)
○今後感染が確認される国が増える可能性がありますので、最新情報の入手に努め、新たな感染国となった国への渡航についても、同様に十分注意願います。
☆詳細については、下記の内容をよくお読み下さい。
1.概況
(1)WHOは4月30日(日本時間)、新型インフルエンザのパンデミック警戒レベルをフェーズ4から5に引き上げました。
(2)WHO事務局長は、その理由として、一つの地域内の複数の国及び地域において持続した感染拡大が継続していると述べています。
(3)つきましては、メキシコ以外で新型インフルエンザの感染が確認されている国及び地域に渡航を検討されている方は、渡航先の感染状況及びWHOの情報等最新情報を入手し、十分注意してください。また、これらの国及び地域に滞在されている方は、今後WHOの情報にも留意しつつ、感染防止対策を徹底するとともに、感染が疑われた場合には速やかに医療機関で受診してください。
(注意)
○5月2日午前9時現在、メキシコ以外でWHOにより感染が確認されている国(11カ国、1地域 ※は今回追加した国及び地域):
米国、カナダ、スペイン、ニュージーランド、イスラエル、英国、ドイツ、オーストリア、オランダ、スイス 、※デンマーク、※香港
注:同日午後9時現在、フランス及び韓国が追加されています。
○独自に感染確認を公表している国(2か国 ※は今回追加した国):
コスタリカ 、※フランス (注:同日午後9時現在、感染が確認されています。)
○今後感染が確認される国及び地域が増える可能性がありますので、最新情報の入手に努め、新たな感染国となった国及び地域への渡航についても、同様に十分注意願います。
2.感染防止対策
下記の点に留意し、感染防止に努めてください。
(1)十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。
(4)ウイルスは粘膜を介して感染するので、うかつに目、鼻、口などの粘膜部分に手で触れない。
(5)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、迷わず現地の医療機関の診療を受ける。
3.到着時に高熱、咳症状がみられる場合には最寄りの、医療機関に相談してください。(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの医療機関に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。)。
注:邦人の方々におかれましては、当館に来訪される際も含めて、外出時はマスクを着用されるようお願い申し上げます。
帰宅後は手洗い、うがいの励行をするようお願いいたします。
((問い合わせ先)
○外務省豚インフルエンザ相談窓口
電話:(代表)03-5501-8000 (内線)4625、4627、4629
○外務省領事局海外邦人安全課
東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5140
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版):http://www.anzen.mofa.go.jp/i/
(関連ホームページ)
○厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp
○農林水産省ホームページ
http://www.maff.go.jp/
○世界保健機関(WHO)ホームページ(豚インフルエンザ関連)
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/ (英語)
(注)本件情報は、当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。

2009年5月3日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザ(屯門におけるH5N1型鳥インフルエンザに感染していたドバトの死骸の発見)午後6時現在
2日、香港政府は、屯門(Tuen Mun)で4月27日に発見されたドバト(feral pigeon)の死骸を検査した結果、H5N1型鳥インフルエンザウィルスの検査について陽性であった旨公表しました。
この野鳥の死骸については、香港政府が4月29日に、初歩的検査によってH5型ウィルスに感染している疑いがあるとして公表していたものです。
香港政府は、本公表にあわせて、あらためて、市民に対し、衛生環境の維持等に対する注意喚起を行いました。
在留邦人の皆様におかれましては、当館メール配信サービス、ホームページを参照するなど、香港政府の対応につきましても、引き続き情報を収集してください。
なお、本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。

2009年5月2日
在香港日本国総領事館
感染症広域情報(新型インフルエンザの流行( 第3報5月2日付))午後6時現在
2日、外務省が以下の「感染症広域情報」を発出したところ(外務省HP:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009C138)お知らせ致します。
本件について、現時点の香港の感染例も含まれています。
皆様には、今後も様々な情報に注意しつつ、冷静に対応いただくようお願いいたします。
(感染症広域情報)
1.2009年4月30日、世界保健機関(WHO)は、パンデミック警戒レベルを現在のフェーズ4から5へ引き上げました。
メキシコについては、別途、「感染症危険情報」を発出しています。メキシコへの渡航を予定している方は、不要不急の渡航は延期してください。また、メキシコ滞在中の方は、不要不急の外出は控え、十分な食料・飲料水の備蓄とともに、安全な場所にとどまり、感染防止策を徹底してください。なお、今後は出国制限が行われる可能性又は現地で十分な医療が受けられなくなる可能性がありますので、メキシコからの退避が可能な方は、早めの退避を検討してください。
また、メキシコ以外で新型インフルエンザの感染が確認された国・地域(14カ国・地域)に対しても、別途、「感染症危険情報」を発出しています。渡航を検討されている方は、渡航先の感染状況及びWHOの情報等最新情報を入手し、十分注意してください。また、これらの国に滞在される方は、WHOの情報にも留意しつつ、感染防止対策を徹底するとともに、感染が疑われた場合には速やかに医療機関で受診してください。
2009年5月2日8時(日本時間)現在、感染が確認された旨政府当局またはWHOが発表した国・地域は以下の通りです。メキシコ及び米国を除き、各国・地域とも死亡者はありません。
(1)WHOが同時点で公表している感染状況は以下の通りです。
感染が確認された国 13カ国・地域、感染者数 367人
メキシコ
|
感染者数
|
156人
|
(うち 9人死亡)
|
米国
|
感染者数
|
141人
|
(うち 1人死亡)
|
カナダ
|
感染者数
|
34人
|
|
スペイン
|
感染者数
|
13人
|
|
英国
|
感染者数
|
8人
|
|
ニュージーランド
|
感染者数
|
4人
|
|
ドイツ
|
感染者数
|
4人
|
|
イスラエル
|
感染者数
|
2人
|
|
オーストリア
|
感染者数
|
1人
|
|
オランダ
|
感染者数
|
1人
|
|
スイス
|
感染者数
|
1人
|
|
香港
|
感染者数
|
1人
|
|
デンマーク
|
感染者数
|
1人
|
|
(2)現地政府が発表している国
フランス
|
感染者数
|
2人
|
(フランス政府発表)
|
コスタリカ
|
感染者数
|
2人
|
(コスタリカ政府発表)
|
また、5月2日午前8時現在、感染疑いがある国は以下のとおり(報道含む。25ヶ国)です。
インド、韓国、シンガポール、オーストラリア、アイルランド、チェコ、ノルウェー、ベルギー、フィンランド、ポーランド、ポルトガル、リトアニア、ルーマニア、ロシア、アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、コロンビア、チリ、パナマ、ブラジル、ベネズエラ、ボリビア、南アフリカ。
2.新型インフルエンザとは、動物のインフルエンザウイルスがヒトの体内で増えることができるように変化し、継続的にヒトからヒトの感染がみられるようになったもので、このウイルスが感染して起こる疾患を新型インフルエンザといいます。
今般、メキシコや米国等で感染が確認された豚インフルエンザ(H1N1亜型)は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する法律」第6条7号に規定する新型インフルエンザに位置づけられたところです。
3.豚由来インフルエンザがヒトに感染した場合、発熱、倦怠感、食欲不振、咳など、通常のインフルエンザ症状があらわれます。また、鼻水、咽頭痛、吐気、嘔吐や下痢などの症状を訴える患者もいます。
4.感染防止策
下記の点に留意し、感染防止に努めてください。
(1)十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。
(4)ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手で触れない。
(5)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医療機関を受診する。
5.到着時に高熱、咳症状がみられる場合には最寄りの医療機関に相談してください。(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。)。
香港政府24時間対応ホットライン 2125-1111(英中国語対応)
(問い合わせ先)
○外務省豚インフルエンザ相談窓口
電話:(代表)03-5501-8000 (内線)4625、4627、4629
○外務省領事局海外邦人安全課
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5140
外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版):http://www.anzen.mofa.go.jp/i/
(関連ホームページ)
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○世界保健機関(WHO)ホームページ(新型インフルエンザ関連)
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/(英語)
○CDC(米国疾病予防対策センター)
http://www.cdc.gov/swineflu/
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html
(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。

2009年5月2日
在香港日本国総領事館
「新型インフルエンザ関連情報(10)」(5月2日正午)
【ポイント】
☆感染予防、病院等の情報については、当館より5月1日付でメール及びHPで御案内している「新型インフルエンザ(予防と対策)」を御参照下さい。
(国際社会、WHO)
★13カ国が公式に感染、計367件の症例。内訳はメキシコ156(うち9名死亡)、米141(うち1名死亡)、加34、中国香港1、NZ4、イスラエル2、英8、独4、オーストリア1、蘭1、デンマーク1、スイス1、スペイン13(1日GMT2330時点のWHO公式発表)。
※2日正午の報道(NHKニュース)では、韓国政府は韓国内感染例の発生を公表。
(香港) 「緊急対応段階(Emergency Response Level)」(3段階の「上」)
★1日午後8時、香港政府は香港滞在中のメキシコ人男性1名が新型インフルエンザに感染したと確認した旨発表。同時に、フェーズを「厳重対応」から「緊急対応」に引き上げ。
(わが国) 「第一段階(海外発生期)」(海外でインフルエンザが発生した状態)
★現時点で我が国内での感染例はなし。
|
1.香港政府関連情報
○1日晩付:D.ツァン行政長官及びヨーク・チョウ食物衛生局長官の記者会見発言(概要)
1.ツァン行政長官の発言(香港政府HP:http://www.info.gov.hk/gia/general/200905/01/P200905010235.htm )。
(1)香港において、第1例の新型インフルエンザ(H1N1)感染事例が確認されたところ、お知らせする。
(2)感染者のメキシコ人は、昨4月30日13時に東方航空公司MU505で、メキシコから上海経由で香港に到着した。その後発熱し、30日午後8時にルットンジー(Ruttonjee)病院の診断を受けた。本1日午後、衛生署の予備検査で陽性反応が出、本日午後8時、香港大学は本件が新型インフルエンザ感染事案である旨確認した。病人はすでにルットンジー病院に隔離され、現在の状況は安定している。
(3)かかる状況下、自分(ツァン長官)は衛生署署長の提案を受け、流行フェーズを「厳重」から「緊急」に引き上げた(当館注:3段階フェーズの「中」から「上」への引き上げを意味する)。また、香港での感染拡大を防止するため、衛生署署長は予防・制限疾病条例を行使し、同人の宿泊していたワンチャイ・メトロ・パーク・ホテルを隔離した。
(4)強調する必要があるが、市民におかれては、パニックに陥らないで頂きたい。我々はパニックに陥る必要はない。現在採っている緊急措置は、新型インフルエンザが香港に拡散しないよう有効に封じ込めるためのものである。その他の公衆活動、学生の登校、公衆の展覧、体育活動及び一切の社交、社会、経済及び商業活動はすべて通常通り行い得る。ただし、関連組織や主催団体は、公衆衛生措置を強化する必要がある。
(5)今から、自分(ツァン長官)が適時適切に対応委員会を指揮する。香港特区政府は、あらゆる能力をもって新たな感染症に対抗する。
2.ヨーク・チョウ食物及び衛生局長官発言(香港政府HP:http://www.info.gov.hk/gia/general/200905/02/P200905020014.htm )
(1)4月30日に、メキシコ・シティから上海経由で13時に香港に着いた25才のメキシコ人が市内ワンチャイ(湾仔)のメトロ・パーク・ホテルに宿泊していたが、本5月1日20時、新型インフルエンザに感染していたことが判明した。同ホテルは、封鎖されている。また、(感染の惧れがある)該当する人々も7日間隔離される。
(2)同人は発熱していたが、容態は安定している。また、同行の2名は検査を受けているが症状は出ていない模様。
(3)同人が乗った飛行機の前後3列の乗客についても追跡している。それらの人々の病院検査及び隔離を行う用意がある。他の乗客及び客室乗務員についても、チェックのため申し出ることを呼びかける。
(4)香港市民には、冷静を呼びかけたい。
○1日午後8時30分付:衛生防護センター(CHP)情報(http://www.chp.gov.hk/files/pdf/Daily_update_on_swine_influenza_bilingual.pdf )
5月1日には、新たに5例がCHPに報告された。
(イ)25日以来、条件(当該地域に旅行し、発熱等の症状を呈した者)に符合してCHPに報告された例:14件
(ロ)うち新型インフルエンザ陰性反応:10件
(ハ)隔離され、結果待ちの者:3件
(ニ)新型インフルエンザ陽性反応:1件
3.我が国政府の関連情報
外務省より、5月1日付広域情報「新型インフルエンザの流行について(第2報)」が発出されました
(外務省HP:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009C137 をご覧下さい)。
*但し、香港は含まれていません。
(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。

2009年5月1日
在香港日本国総領事館
香港初の感染者が確認されました(予防と対策)
1.香港政府(衛生署衛生防護センター)は、5月1日、香港初の新型インフルエンザ感染例が発生し、香港政府のアラートが「緊急対応(Emergency Response)に引き上げられました。
香港政府は、以下の手段を取るよう勧めています(同日晩付ホームページ: http://www.chp.gov.hk/view_content.asp?lang=en&info_id=16615)。
(1)個人的な予防のためには、以下の手段が本質的に重要です。
○頻繁に手を洗うこと
○くしゃみ、咳をする場合には鼻と口を覆うこと(咳エチケットの励行)
○口、鼻、眼を触らないこと
○インフルエンザの症状を示す場合には、マスクをかけ、医師の診察を受けること
○室内換気を維持し、自宅、環境を清潔にし続けること
(2)学校の運営等については、引き続き政府の発表に御注意下さい。
2.なお、衛生防護センターは、新型インフルエンザホットライン(電話番号:2125-1111)を設置し、24時間対応可能な体制を取っています。(英語・中国語対応)。
3.また、日本語対応可能な病院は以下のとおりです。
(1)アドベンティスト病院(港安医院)
日本語ホットライン(月~金 9時から17時まで):(852)2835-0509
代表電話:(852)3651-8888
(2)カノッサ病院(嘉諾撒医院)
日本語ホットライン(月~金 9時から17時まで、土 9時から13時まで):(852)2825-2150
代表電話:(852)2522-2181
(3)香港サナトリウム(養和病院)
日本語の出来るスタッフへ連絡:(852)2835-8606
代表電話:(852)2572-0211
(4)マチルダ国際病院(明徳医院)
日本語ホットライン(月~金 9時から17時まで):(852)2849-1573
代表電話:(852)2849-0111
詳しくは、下記アドレスをクリックしてください。(病院の情報は2ページ目です。)
https://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/docs/contact_list.pdf
4.病院に行かれる際には、必ずマスクを着用する等感染のリスクには十分御注意下さい。マスクは通常のマスク (必ずしもN95マスクである必要はありませんが、ガーゼは避けてください。)でも予防効果があります。
また、診察の結果によっては、直ちに隔離されたり専門病院に移送される可能性も排除できませんので、念のため最小限の携帯物(携帯電話(充電器)、着替え等)をご用意下さい。
(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。

2009年5月1日
在香港日本国総領事館
香港初の新型インフルエンザ感染例の発生
1.5月1日、香港政府は、香港初の新型インフルエンザ感染例が発生した旨発表しました。
2.曾蔭権(ドナルド・ツァン)香港行政長官及び周一嶽(ヨーク・チョウ)食物及衛生局長官が、香港で発生した新型インフルエンザ感染例について記者会見を行いました。概要をまとめると以下のとおりです。
(1)4月30日に、メキシコ・シティから上海経由で13時に香港に着いた25才のメキシコ人が市内ワンチャイ(湾仔)のメトロ・パーク・ホテルに宿泊していたが、5月1日20時、新型インフルエンザに感染していたことが判明した(同ホテルは封鎖されている模様)。
(2)同人と同行者2名は、病院に移送された。同人は発熱していたが、容態は安定している。また、同行の2名は検査を受けているが症状は出ていない模様。
(3)香港市民には、パニックに陥らないよう平静を呼びかけたい。
(4)香港は、3段階の対応レベルの最高段階である「緊急対応レベル(Emergency Response Level)」に引き上げた。
3.当館としては、本件を受け、佐藤総領事を本部長とする対策本部を立ち上げ、情報収集にあたっていますが、引き続き在留邦人の皆様におかれては、引き続き情報をフォローしていただくようお願いいたします。
(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。

2009年5月1日
在香港日本国総領事館
「新型インフルエンザ関連情報(9)」(5月1日正午)
【ポイント】
(国際社会、WHO)
★11カ国が公式に感染、計257件の症例。内訳はメキシコ97(うち7名死亡)、米国109(うち1名死亡)、カナダ9、オーストラリア1、ニュージーランド3、イスラエル2、英国8、ドイツ3、オランダ1、スイス1、スペイン13(30日GMT1700時点のWHO公式発表)。
※1日正午の報道(NHKニュース)では、コスタリカを含む12カ国456件(数的根拠は不明)。
(香港) 「重大対応段階(Serious Response Level)」(3段階の「中」)
(わが国) 「第一段階(海外発生期)」(海外でインフルエンザが発生した状態)
★1日未明、舛添厚生労働大臣は記者会見で、国内初の「疑い例」が出た旨発表。
患者は横浜市在住の17歳男子高校生。現在、新型インフルエンザ感染かどうか検査結果待ち中(報道ベース)。
★1日、新型インフルエンザ対策本部第2回会合開催。上記「疑い例」の国内発生につき、対応を協議。 |
【本文】
我が国政府の関連情報(政府全体)
○1日付報道(NHK正午のニュース)によれば、1日未明、舛添厚生労働大臣は記者会見で、国内初の「疑い例」が出た旨発表しました。患者は横浜市在住の17歳男子高校生で、3月10~25日、研修旅行のため加ブリティッシュ・コロンビア州に渡航し、25日JAL017便で成田に帰国した由です。現在、ウイルスが新型インフルエンザかどうか、検査結果を待っているところです。
(注意)本「疑い例」は、30日晩に当館の発出したメール情報「成田着の日本人女性の陽性反応情報」とは別の例となります。この女性のケースは、報道によればその後遺伝子検査で新型インフルエンザには感染していなかったことが判明しています。
○1日午前、新型インフルエンザ対策本部第2回会合が開催され、上記「疑い例」の国内発生につき、対応を協議しました(1日付報道(NHK正午のニュース)。
(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方は
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2009年5月1日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ:香港政府の対策(空港検疫、学校)
新型インフルエンザ問題に関し、30日、香港政府は、空港における健康申告制度の開始、及び教育局が全学校に対して予防措置の強化を重ねて要請したことについて、プレス・リリースを発出しました。その概要は以下のとおりです。
1.30日、空港における健康申告制度を開始(http://www.info.gov.hk/gia/general/200904/30/P200904300323.htm)
・香港国際空港への到着客に対し、到着時に健康申告表(Health Declaration Form)を手交。旅客は入管前に記入、提出。
・38℃以上の熱のある旅客は、旅行経歴、症状を評価され、必要であれば更なる検査のため病院に向かう仕組み。
・また、税関通過後、新型インフルエンザにかかる小冊子を配布。
2.教育局は学校に対し、予防措置の強化を重ねて要請(http://www.info.gov.hk/gia/general/200904/30/P200904300324.htm)
30日、教育局は、全学に対して再度レターを発出、WHOのフェーズ5への格上げに伴い、警戒を怠らぬよう要請。可能な限り早期に清掃と消毒を徹底し、海外で休暇を過ごす場合には子女の健康に注意するよう父母に促すことを求めた。
その他の具体的内容以下のとおり:
・学校は、呼吸器疾患或いは職員・生徒の長期欠勤が観察された場合、保健局Central Notification Officeに対する現行の報告システムに従うこと。
・1名でも学生或いは職員に新型インフルエンザ感染が確認された場合、衛生防護センターは当該学校の閉鎖につき勧告を考慮。また、同センターはその後の状況によって地域範囲の休校を決定。
(レターの詳しい内容は、教育局ホームページ(www.edb.gov.hk)の"What's New"に掲載。)
(http://www.edb.gov.hk/)
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2009年4月30日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ発生に伴う領事窓口取扱いについてのご案内
29日、WHOが「フェーズ4」から「フェーズ5」に引き上げました。香 港政府の対応等は今後近々協議される見込みです。感染者は、現時点では、当地を含む周辺国に発生していないため、現段階(4月30日現在)では、領事窓口業務の事務取扱に変更はありませんが、今後の推移によっては、領事窓口業務の事務取扱を縮小し、緊急と判断される案件のみの取扱いとなりますので、あらかじめご理解・ご協力をお願い申し上げます。
その場合には、改めて当館ホームページ及びメ-ル配信サービスでご案内致します。なお、旅券については、有効期限及び保管場所をいま一度確認の上、必要な方は、早めの切替更新手続きを検討願います。
(注:旅券の切替更新は、満了日の一年前から申請できます。)。
(参考)「フェーズ5」:かなりの数のヒト・ヒト感染があることの証拠がある。
在留邦人の皆様へのお願い
(1) 引き続き情報を収集し、冷静に事態の推移及び関連の情報に注意することが必要です。在留邦人の皆様におかれては、総領事館ホームページ、メール配信サービスや関連報道のチェックをお願いします。
(2) また、交通機関が発達した現在ではいつ感染が拡大するか予測がつきませんので、各自が意識を高めて状況の変化に対応できるよう以下の準備と確認をお願いいたします。
(イ) 今後の事態の変化によっては、人混みにでる場合にはマスクの着用なども考慮する。
(ロ) 手洗い、うがいを励行する。
(ハ) 食料、水、医薬品などの備蓄品の確認。
(ニ) 帰国を含む突発事態にも対応できるよう、旅券、現金(香港ドル、日本円)、クレジットカード、海外旅行傷害保険証書、医薬品類、その他最小限必要な手荷物を普段から手元に置いておくようお願いします。

2009年4月30日
在香港日本国総領事館
「新型・豚インフルエンザ関連情報(8)」(~4月30日午後)
4月30日午後6:30時点の把握情報は以下のとおりです。
【ポイント】
(香港) 「重大対応段階(Serious Response Level)」のまま。
★香港政府は本30日にパンデミック準備運営委を開催。香港政府は、(1)フェーズ6になるか(2)香港が感染例を確認した場合、即時に「緊急段階(Emergency Level)」に移行する旨の方針を提示。
★30日正午時点で、感染地域に旅行後発熱等症状を示した例として新たに2例が報告。1例は陰性。1例は検査結果待ち(衛生防護センター30日正午)。
(わが国) 「第一段階(海外発生期)」(海外でインフルエンザが発生した状態)
★30日、新型インフルエンザ対策本部幹事会を開催。我が国として、WHOによるフェーズ5への引き上げによって直ちにこれまでの方針を根本的に変更することはないが、更なる取組強化等で一致。
|
1.香港政府関連情報
○30日、ヨーク・チョウ食物衛生局長官は、香港政府として、(1)フェーズ6になるか或いは(2)香港が感染例を確認した場合、即時に「緊急段階(Emergency Level)」に移行する旨の方針を提示しました。
・香港政府は同日、パンデミック準備運営委を開催し、同長官は直後の記者会見で、18の地区評議会議長と協議、各地区に対し衛生・予防措置の向上費用として少なくとも50万香港ドルを割当てるとし、右を含め、衛生・予防向上のため1,000万香港ドルの予算支出を表明しました。
・また、明5月1日より、すべての香港空港到着客に義務付けられている健康申告表の記入を、他の辺境管理ポイントでも実施する予定です。
(http://www.news.gov.hk/en/ )
○30日午後、D.ツァン行政長官はプリンセス・マーガレット病院視察後に記者会見を行い、香港は現状を高度に警戒しており、必要な場合にはいつでも「緊急段階」に移行する準備がある、香港は十分な対策準備ができている旨発言しました。(http://www.info.gov.hk/gia/general/200904/30/P200904300242.htm )
○30日正午時点の衛生防護センター情報取りまとめ(http://www.chp.gov.hk/files/pdf/Daily_update_on_swine_influenza_bilingual.pdf )
30日、新たに2例が報告され、1例は陰性、1例は検査結果待ち。
(イ)25日以来、条件(当該地域に旅行し、発熱等の症状を呈した者)に符合して同センターに報告された例:9件
(ロ)うち豚インフルエンザ陰性反応:8件
(ハ)隔離され、結果待ちの者:1件
(ニ)新型・豚インフルエンザ陽性反応:0件
2.我が国政府の関連情報
(1)政府全体
○30日付官房長官記者発表「新型インフルエンザ対策本部幹事会の開催について」 (内閣官房 http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2009/04/30_a.html )
30日、標記対策本部幹事会(内閣危機管理監主催の局長級会議)が開催され、官房長官、厚生労働大臣も出席しました。
幹部会では、フェーズ5引き上げにつき説明し、我が国としては、今回のフェーズの引き上げによって直ちにこれまでの方針を根本的に変更することはないが、感染の拡大状況に応じて水際対策を更に徹底するとともに、更に感染拡大や我が国に感染が発生する場合、速やかに必要な措置が必要である旨認識が一致しました。
(2)外務省
○30日付感染症危険情報(メキシコ以外で新型インフルエンザ感染が確認されている国)を発出。(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009T074 )
(注)本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。

2009年4月30日
在香港日本国総領事館
「新型・豚インフルエンザ関連情報(7)」(~4月30日午前)
4月30日午前8:30時点の把握情報は以下のとおりです。
【はじめに】
現地時間29日22時過ぎ、WHOは「フェーズ5」への移行を決定しました。
(「フェーズ5」とは、WHOによれば、少なくとも2カ国以上の間のヒトからヒトへの感染が発生している状態であり、殆どの国は影響を受けていない現状であるものの、パンデミックが差し迫っていることを示す強いシグナルである旨定義されています。)
香港政府は、これを受け、30日にも警戒対応水準の変更(現在は3段階あるうちの第2段階である「重大対応段階(Serious Response Level)」)を含めて対策を検討する予定です。
このインフルエンザの症状等については、WHO等もいまだ公式な見解を出していない状況です。当館としては、引き続き情勢を注視して情報把握に努め、今後とも関連情報を迅速に提供して参ります。邦人の皆様におかれては、引き続き情報をフォローして頂くようお願いいたします。
【ポイント】
(国際社会・WHO)
★WHO、フェーズ4から「フェーズ5」への移行を決定。
★9カ国が公式に感染、計148件の症例。内訳はメキシコ26(うち7名死亡)、米91(うち1名死亡)、加13、豪1、NZ3、英国5、独3、イスラエル2、スペイン4(WHO29日 GMT1800時点)。
※28日メキシコ政府発表では、感染者(疑い例含む)数2498人(うち159人死亡)。
(香港) 「重大対応段階(Serious Response Level)」
★政府は、WHOの上記決定を受け、本30日にパンデミック準備運営委を開催し、警戒対応水準の変更を含め対応を協議予定。
★25日以降に感染地域に旅行後発熱等症状を示し、検査を受けたものは7名。29日正午時点で、すべて新型・豚インフルエンザではないと判明。
★29日、野生ハトの死骸からH5型鳥インフルエンザウイルス発見。
(わが国) 「第一段階(海外発生期)」(海外でインフルエンザが発生した状態)
【本文】
1.国際社会、WHO関連情報
○29日付マーガレット・チャンWHO事務局長声明(WHOホームページ http://www.who.int/mediacentre/news/statements/2009/h1n1_20090429/en/index.html )
ジュネーブ時間29日22時過ぎ、チャンWHO事務局長はWHO本部にて緊急記者会見を行い、現在得られているすべての情報の評価及び専門家との協議を経て、パンデミック・インフルエンザの警報フェーズを4から5に引き上げることを決定した旨発表しました。
2.香港政府関連情報
(1)30日午前0431、ヨーク・チョウ食物衛生局長官は以下のとおり発言しました。
「香港政府としては、30日にパンデミック準備運営委を開催し、WHOの上記決定に照らして、フェーズ変更を含め政府の対応につき協議する予定である。」
(2)29日付で、衛生防護センター(CHP)は感染地域から戻る旅行者用ホットラインを設置しました(関連情報 http://www.info.gov.hk/gia/general/200904/29/P200904290344.htm)。
CHPは、感染地域からの帰国後7日以内にインフルエンザ様の症状を呈した患者の照会を受けるため、ホットライン2125-1111を設置。
同ホットラインは本30日午前9時から開設、24時間体制で運用。
3.その他
29日午後9時付香港政府発表によれば、同日、4月27日に屯門で発見された複数の野生のハトの死骸からH5型鳥インフルエンザウィルスが発見されました。
(香港政府 http://www.info.gov.hk/gia/general/200904/29/P200904290329.htm)
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2009年4月30日
在香港日本国総領事館
新型・豚インフルエンザ関連情報(6)香港政府の取組
28日、ヨーク・チョウ香港政府食物衛生局長官が、同日朝のパンデミック準備運用委員会第2回会合において、関係政府部門と対策を協議した後、記者会見を行い、本件に係る香港政府の取組につき説明しました。その内容は以下のとおりです。
1.香港市民への不要不急の感染地域への渡航(特にメキシコ)の呼びかけ
香港市民に対し、不要不急の感染地域、特にメキシコへの渡航を控えるよう忠告する。また、メキシコをはじめとする感染地域から家族、友人等が来港する場合、もし、彼らが病気の場合、旅行は控えるよう忠告する。
2.水際検疫の強化
今週後半に、香港に入境する者に対して、健康申告書の提出を義務づける。香港入境後に病状が現れた場合、病人の隔離、治療、感染ルートの追跡を行い、香港域内でのウィルス拡散を防ぐ。 検疫官を香港へ到着した飛行機へ乗り込ませ、検査を行うことは考えていない。健康申告を行うことが最も妥当である。飛行機に病人がいた場合は、乗客リストに基づき追跡調査する。健康申告をして住所、電話番号が判明している場合は、彼らと接触を図る。
3.学校・教育関係
教育局は、昨日、全ての幼稚園、小、中学校に予防措置、緊急事態対策の強化を要請、また、疑わしい例が発見された場合は政府に通告するよう求めた。
香港にて比較的大規模な感染が発生した場合、若しくは、学校内で1例又は1例以上の病例が発生し、拡散の可能性がある場合には、休校を勧告する。
4.ある地域においてパンデミック等が発生した場合
隔離施設を稼働し、感染した市民を隔離し、香港中の学校を休校にする可能性がある。既に、各関係部門に対応できるように指示した。
病例が1~2例の場合は病院で隔離をする。病例が増加した場合、必要であれば、SARSの時のようにキャンプを設置する可能性も排除しない。病院の体制については、病人が爆発的に増加した場合は、緊急ではないと思われる患者数を減らし、隔離場所を確保する可能性もある。
5.香港で感染例が発生した場合の香港政府の対応
現在、正確な診断の為に2~3日必要とする検査を、ここ数週間で1日以内に短縮するよう研究している。感染例が発生した場合は、患者への治療を行うと同時にウィルス研究を行う。その後、当該患者が接触した人、患者の搭乗した飛行機(の乗客)等を追跡調査する。もし、患者に密接に接触した者がいたら、隔離を要求する。
6.大陸との関係等
(1)香港、大陸、マカオ当局との間では、いずれかの地域で感染例が発見された場合は、すぐに連絡をとりあうことになっている。
(2)ゴールデン・ウィーク中も、香港は水際での体温検査を続けるが、大陸側も同様の検査を行う。今朝、両地域(注:香港と大陸)の市民に病気になったら旅行しないよう呼びかける旨大陸側当局と話し合った。
7.マスクの供給
必要時には、政府は市民へのマスクの供給が可能。政府は十分な備蓄をしている。
8.タミフルの備蓄
十分なタミフルとリレンザの備蓄がある。香港の備蓄は他の国・地域より良い状態にある。
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2009年4月29日
在香港日本国総領事館
感染症広域情報(新型インフルエンザの発生(豚インフルエンザ (H1N1亜型)の感染状況について))
本件について、現時点ではメキシコを除いて死者はでておらず、ウイルスの毒性等の特徴ははっきりわかっていません。皆様には、今後も様々な情報に注意しつつ、冷静に対応いただくようお願いします。
1.2009年4月28日、世界保健機関(WHO)は、メキシコ、米国等において発生していた豚インフルエンザ(H1N1亜型)について、ヒトからヒトへの感染がみられる状態となったとして、インフルエンザのパンデミック警戒フェーズを現在のフェーズ3から4へ引き上げました。
メキシコについては、2009年4月28日付で感染症危険情報を発出していますので、メキシコへの渡航を予定している方は、不要不急の渡航は延期してください。また、メキシコ滞在中の方は、不要不急の外出は控え、十分な食料・飲料水の備蓄とともに、安全な場所にとどまり、感染防止策を徹底してください。なお、今後は出国制限が行われる可能性又は現地で十分な医療が受けられなくなる可能性がありますので、メキシコからの退避が可能な方は、早めの退避を検討してください。
感染が確認された又は疑いがある旨政府当局またはWHOが発表した国は以下の通り(6カ国)です。メキシコを除き、各国とも死亡者はありません。
メキシコ
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感染者数
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26人
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(うち 7人死亡)
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(4/27 WHO発表)
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感染疑い者数
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1,995人
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(うち149人死亡)
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(4/27 メキシコ政府発表)
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米国
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感染者数
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41人
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(4/27 WHO発表)
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感染疑い者数
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64人
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(4/27 CDC(米国疾病管理予防センター)発表)
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カナダ
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感染者数
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6人
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(4/27 WHO発表)
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スペイン
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感染者数
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1人
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(4/27 WHO発表)
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感染疑い者数
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20人
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(4/27 スペイン保健・社会政策省)
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英国
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感染者数
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2人
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(4/27 英国保健省)
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感染疑い者数
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25人
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(4/27 英国保健省)
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フランス
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感染疑い者数
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4人
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(4/26 フランス保健省)
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その他、4月28日現在、感染疑いがある国・地域は以下のとおり(18ヶ国・地域)です。
タイ、韓国、香港、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、イタリア、スイス、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フランス、ベルギー、イスラエル、アルゼンチン、グアテマラ、コロンビア、ブラジル、ペルー
2.新型インフルエンザとは、動物のインフルエンザウイルスがヒトの体内で増えることができるように変化し、継続的にヒトからヒトの感染がみられるようになったもので、このウイルスが感染して起こる疾患を新型インフルエンザといいます。
今般、メキシコや米国等で感染が確認された豚インフルエンザ(H1N1亜型)は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する法律」第6条7号に規定する新型インフルエンザ等感染症に位置づけられたところです。
3.豚インフルエンザがヒトに感染した場合、発熱、倦怠感、食欲不振、咳など、通常のインフルエンザ症状があらわれます。また、鼻水、咽頭痛、吐気、嘔吐や下痢などの症状を訴える患者もいます。
4.感染防止策
下記の点に留意し、感染防止に努めてください。
(1)十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。
(4)ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手で触れない。
(5)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医療機関を受診する。
5.到着時に高熱、咳症状がみられる場合にはもよりの医療機関にご相談下さい(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの医療機関に相談し、感染地域に渡航していた旨を伝えてください。)。
(問い合わせ先)
○外務省豚インフルエンザ相談窓口
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)4625、4627、4629
○外務省領事局海外邦人安全課
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5140
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版):http://www.anzen.mofa.go.jp/i/
(関連ホームページ)
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkkaku-kansenshou04/index.html
○世界保健機関(WHO)ホームページ(豚インフルエンザ関連)
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/(英語)
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)
http://www.moff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html

2009年4月29日
在香港日本国総領事館
「新型・豚インフルエンザ関連情報(5)」(~4月29日午前)
【ポイント】
(国際社会・WHO)
★7カ国が公式に感染(墨26(うち死亡7)、米64、加6、NZ3、英国2、イスラエル2、スペイン2)。(WHO28日GMT1915時点)
※27日メキシコ政府発表では、感染疑い者数1995名(うち149名死亡)。
※他国の死者はなし。
(香港) 「重大対応段階(Serious Response Level)」(3段階のうち中間の第2段階)
★これまで当該地域に旅行後発熱等症状を示し、検査を受けたものは7名。うち3名は27日時点でシロ。残り4名が結果待ち
(28日食物衛生局長官の発言)。
(我が国) 「第一段階(海外発生期)」(海外でインフルエンザが発生した状態)
★28日0800、麻生総理を本部長とする「対策本部」を立上げ、同日第1回会合開催。
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【本文】
1.香港政府関連情報
(1)28日、ヨーク・チョウ食物衛生局長官がパンデミック対策運営委員会を開催。
チョウ長官は、同委員会後プレスに対し、不要不急のメキシコへの渡航を控えるよう呼びかけ、
今週後半以降、飛行機旅客への健康申告義務付け、初等・中等学校、幼稚園等への更なる警戒、監視要請等香港政府の取組を説明しました。
(詳細は追って紹介します。香港政府ホームページ:http://www.info.gov.hk/gia/general/200904/28/P200904280306.htm)
(2)28日付衛生防護センタースポークスマン発言
(香港政府ホームページ:http://www.chp.gov.hk/content.asp?lang=en&info_id=16652&id=116 4人の検査結果待ち患者の背景等につき説明があります。)
(3)28日付労工局発雇用者、被雇用者への予防措置のアドヴァイス
(香港政府ホームページ: http://www.info.gov.hk/gia/general/200904/28/P200904280282.htm)
(4)衛生防護センター(CHP)の情報取りまとめアップデート
(http://www.chp.gov.hk/files/pdf/Daily_update_on_swine_influenza_bilingual.pdf)も併せ御覧ください。
なお、28日正午時点の香港感染関連情報は以下のとおりです。
(イ)25日以来、条件(当該地域に旅行し、発熱等の症状を呈した者)に符合してCHPに報告された例:7件
(ロ)うち豚インフルエンザ陰性反応:2件
(ハ)他種インフルエンザ陽性反応:1件(H3型)
(ニ)隔離され、結果待ちの者:4件
(ホ)豚インフルエンザ陽性反応:0件
2.我が国政府関連情報
(1)政府全体
○28日0800、内閣に、内閣総理大臣を本部長とする新型インフルエンザ対策本部が設
置され、同日、第1回会合が開催されました。
同対策本部で示された「基本的対処方針」のうち、在留邦人の皆様に直接関係すると思われる措置の項目は以下のとおりです。
(その他情報は、内閣官房ホームページ: http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/flu/swineflu/index.html を御覧ください。)
「一.国際的な連携を密にし、諸外国における罹患の状況、WHOや諸外国の対応状況、新型インフルエンザウイルスの特徴等に関する情報収集に最大限の努力を払い、国民に迅速か つ的確な情報提供を行うとともに、問い合わせに対し、厚生労働省・外務省や自治体等の相談窓口において適切に対処する。
二.在外邦人に対し支援を行うこと及びウイルスの国内侵入をできる限り防止することを目的として、以下の水際対策を実施する。
(一)メキシコへの渡航延期を勧告する感染症危険情報の発出
(ニ)メキシコ等の在外邦人に対する情報提供、タミフルが医療機関から払底した場合の在外邦人への提供等支援の強化
(三)メキシコからの邦人の帰国を支援するための諸対策の推進
(四)検疫・入国審査の強化、空港における広報活動の強化
(五)メキシコからの入国者に関する査証審査の厳格化
(六)発生国から入国した感染者や感染したおそれのある者に対する隔離・停留及び空港等における警備強化」
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在留届を提出しておられる方はhttps://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/docs/20080704_EmailDelivery_banner.pdf からお申し込みできます。

2009年4月29日
在香港日本国総領事館
新型・豚インフルエンザ発生に伴う注意事項
28日、WHOは、世界的に広がっている新型の豚インフルエンザについて、これまでの「フェーズ3」から「フェーズ4」に引き上げると発表しました。
在留邦人の方々におかれては、引き続き情報をこまめに入手すると共に、下記の感染症予防、備蓄、旅券等の点について今一度ご確認ください。
1.インフルエンザの感染様式と予防(各インフルエンザ共通)
(1)インフルエンザの感染形態は、飛沫感染と接触感染です。咳によりウイルスを含んだ微水滴は口から約2メートル飛散し、それによる感染があります(飛沫感染)。また、人は1日約80回自身の顔面を手で触ります。インフルエンザに罹った人が咳をする際に、口を押さえた手でドアのノブ等を触り、そのノブを触った次の人が汚染した手で顔を触ることで感染します(接触感染)
(2)予防の方法としては、インフルエンザに罹った人は咳エチケットを守る(テッシュで口を覆い、人のいない方向に向かって咳をし、汚染したテッシュは捨てる)、マスク(注1)をする(飛沫を防ぎ感染を広げない効果もあります)、手洗い(注2)及びうがいを励行する等が有効です。
(注1)マスクは、サージカルマスク(不織布で出来た蛇腹状使い捨てマスク)を正しく装着する。鼻の形状に合わせマスク上部のワイアを固定し、蛇腹を開いてあごの下まで覆う。
(注2)手洗いは、手の甲、手指の間、親指、手のひらのしわと指先、手首を10秒以上行う。
2.備蓄
備蓄とは、「新型インフルエンザが蔓延している際に外出しない。」という、一番の感染予防をするための準備をすることです。具体的物品リストは別紙のとおりです。
(内閣官房「個人、家庭及び地域における新型インフルエンザガイドライン」より。)
(1)準備する食料品(2週間程度)
(2)消毒薬(塩素系、アルコール系)
基本的に手で触れるもの全て(ドアノブ、電化製品のリモコン、トイレの排水ボタン等)を消毒する。吐瀉物を拭き取った後も消毒してください。
(3)体温計、サージカルマスク(蛇腹になっている使い捨てマスク)、使い捨て手袋(鼻をかんだティシュなど捨てるときに使用)、石けん、液状ソープ、ポリ袋(ゴミをいれるため)など
(4)薬の備蓄(持病を持っている方の薬を含む。)
(5)飲料水(1日/人 3リットル必要とされている。)
3.その他の注意事項
(1)帰国を含む突発事態にも対応できるよう、旅券、現金(香港ドル、日本円)、クレジットカード、海外旅行傷害保険証書、医薬品類、その他最小限必要な手荷物を普段から手元に置いておくようお願いします。
(2)特に、旅券については、有効期限及び保管場所をいま一度確認願います。 総領事館では、今後の状況によっては、窓口に来られる申請者の方々の感染リスクを最小限にするために、入館の制限を行うこともありますので、旅券の有効期限が迫っている方におかれては、切替更新の手続きを検討願います。(注:旅券の切替更新は、満了日の一年前から申請できます。) 流行時に窓口で申請等を行う場合は、当館ホームページの案内をご覧ください。
4.本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出しておられる方はこちらからお申し込みできます。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
○厚生労働省ホームページ(豚インフルエンザ情報は、緊急情報に掲載されています。
http://www.mhlw.go.jp/
○内閣官房「新型インフルエンザガイドライン」(備蓄についても詳しく掲載されています。)
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/guide/090217keikaku.pdf
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2009年4月28日
在香港日本国総領事館
「豚インフルエンザ関連情報(4)」(4月28日午後)
28日午後16:00時点の標記情報のアップデートにつきお知らせ致します。
なお、メール配信サービスについて、サーバーがビジー状態で配信が遅れており、御迷惑をおかけしております。
(外務省の取組)
1.感染症危険情報(メキシコ)の発出
28日、メキシコについて、以下の感染症危険情報が発出されました(詳細はhttp://www.pubanzen.mofa.go.jp/をご参照ください。)。
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《渡航者向け》
《在留邦人向け》
:
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「不要不急の外出は控え、十分な食料・飲料水の備蓄とともに、 安全な場所にとどまり、感染防止対策を徹底してください。」 |
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「今後、出国制限が行われる可能性又は現地で十分な医療が受けられなくなる可能性がありますので、メキシコからの退避が可能な方は、早めの退避を検討してください。」 |
---------------------------------- ------------------------------
※ 本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
※ 本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
※ 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。
2.外務省報道発表「メキシコ及び米国等における新型インフルエンザの発生に関する外務省緊急対策本部の設置について」の発出(内容以下のとおり。
詳細はhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/21/4/1191162_1096.htmlをご参照ください)。
「メキシコ及び米国等における新型インフルエンザの発生に関しては、WHOにおいてフェーズ4が宣言され、国境を越えた感染拡大が懸念されていることにもかんがみ、
外務省として国際的発生状況の把握、海外に滞在する日本人の方々への情報提供等の支援、ウイルスの我が国国内への侵入防止等の対策につき、
内閣官房を始めとする関係省庁とも連携・協力し、外務省として総合的な対策を推進していく必要があることから、本28日8時、外務大臣を長とする緊急対策本部を立ち上げました。」
(◆ 内容についてのお問い合わせ先
外務省 緊急対策本部(内線:4155番、3055番)
TEL+81-3-5501-8000)
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2009年4月28日
在香港日本国総領事館
新型・豚インフルエンザ関連情報/4月28日午前
4月28日午前10:00時点の把握情報は以下のとおりです。
【ポイント】
1.WHO:27日深夜(日本時間)、WHOは「フェーズ4」への格上げを決定。
2.香港:
○「重大対応段階(Serious Response Level)」のまま。
○感染者は0。27日時点で3例の感染懸念があったものの、検査結果は陰性。
3.我が国:上記事態を受け、厚生労働省は、墨、米、加で「感染症の予防及び感染症の患者に対する法律」に規定する新型インフルエンザ等感染症の発生を宣言。
【本文】
1.WHO関連情報
○27日付WHO事務局長声明(http://www.who.int/en/)
WHO事務局長は、インフルエンザのパンデミック・アラートを現行のフェーズ3からフェーズ4に引き上げる旨決定。
2.香港政府関連情報
○28日0500付で、ヨーク・チョウ食物衛生局長官が上記WHO決定を受けて以下のコメントを発表(http://www.info.gov.hk/gia/general/today.htm)
香港は既に「重大対応段階」を発動しており(注:三段階の対応レベルの中間段階)、十分な予防措置を実施していることから、増加するリスクに対応できる状態にある。
パンデミック準備運用委員会は、本日午前、再度会合を開いて更なる措置が必要か否かを検討することとなっており、その後に発表がなされることとなる。
(参考)本件については、香港政府衛生防護センターの情報アップデート(http://www.chp.gov.hk/view_content.asp?lang=en&info_id=16615)も併せ適宜御参照下さい。
コンパクトに纏まっており、有用です(英・中)。
3.我が国政府全体の関連情報
(1)厚生労働省
○上記事態を受け、厚生労働省は、墨、米、加で「感染症の予防及び感染症の患者に対する法律」に規定する新型インフルエンザ等感染症の発生を宣言。
(厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/)
(2)外務省
○28日8時、外務大臣を長とする外務省緊急対策本部を設置
(https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/21/4/1191162_1096.html)。
(参考)その他、関連の外務省渡航情報等は http://www.anzen.mofa.go.jp/ をご参照下さい。

2009年4月27日
在香港日本国総領事館
メキシコ及び米国の一部の州におけるH1N1亜型由来豚インフルエンザの発生について(No.2)
1.26日、香港政府は、メキシコ及び米国における豚インフルエンザ感染事例の発生に鑑み、当地のパンデミック・インフルエンザに関する警戒レベルを
「警戒対応段階(Alert Response Level)」から「重大対応段階(Serious Response Level)」(注)に引き上げた旨発表しました。
( http://www.info.gov.hk/gia/general/200904/26/P200904260183.htm)
本件に関する香港政府発表をまとめれば以下の通りです。
合衆国のヒト豚インフルエンザ発生の報告及びメキシコでの同大量発生に鑑み、これがパンデミックの初期段階であるかどうかにつき非常に注視している。
そのため、パンデミックに向けた緊急準備プランを発動させた。本日、パンデミック準備運用委員会の第一回会合を開催し、以下のことを決定した。
・警戒レベルを「警戒対応段階」から「重大対応段階」に引き上げた。
・一両日中に、豚インフルエンザを要報告疾病リストに掲載することとし、医師がこの症状を扱う場合には衛生署に報告することを義務付ける。
・入境箇所での警戒を高める。特に感染地域からの旅客については、体温検査を含む健康検査とアドバイスを行う。
・市民の理解促進及び情報提供を増進する。
・WHOによれば、新しいウイルスは新たなDNA情報を有するとのことから、ヒト豚インフルエンザの検査を確定させるには、更に2、3日必要となる。
我々は新しい検査方法を研究し、必要に応じ、より効果的な検査体制を構築する。
・(中国の)中央政府保健省、WHO及び他の国の保健機関との連携を継続する。
・これは新規のウイルスであるため、現段階ではワクチンが確立されていない。我々はこの分野の開発状況を注視し、効果的なワクチンが出来次第、これを購入するよう努める。
・このウイルスは実際には豚から直接感染するものではなく、豚肉を経由して感染するものでもないことから、豚肉を消費した市民が感染することはないと確信している。
しかし、そうではあるものの、我々は域内の農場及びと殺場の監視を強化し、これらで働く者の防護に努める。
(注)香港政府は、パンデミック・インフルエンザに対する緊急対応措置を3つの段階に分け、WHOのフェーズ1から3に相当する場合を「警戒対応段階」、フェーズ3かつ香港域内で家禽又はヒトが感染した場合を「重大対応段階」、フェーズ4以上の場合を「非常時対応段階(Emergency Response Level)」としている。今回はこの定義に当てはまらないが、本件の緊急度に鑑み、「重大対応段階」を適用。
2.当館では、引き続き状況を注視して情報把握に努め、今後、関連情報を迅速に提供していく予定です。皆様におかれましても引き続き関心をもって本件をフォローして頂くようお願いします。
*メキシコ及び米国の一部の州におけるH1N1亜型由来豚インフルエンザの発生に係る外務省の渡航情報は、http://www.anzen.mofa.go.jp/ をご参照ください。

2009年4月26日
在香港日本国総領事館
メキシコ及び米国の一部の州におけるH1N1亜型由来豚インフルエンザの発生について
1.25日付で外務省より以下の渡航情報が出されていますので、メキシコ及び米国への渡航を予定されている方は十分注意願います。
2.現時点では、WHOは新型インフルエンザのフェーズを変更していません(フェーズ3のまま)が、今後、変更される可能性もあります。
なお、WHO発出のプレス・リリース(25日付WHO事務局長声明)によれば、WHOは、25日に緊急委員会を開催し、フェーズの変更については更なる情報が必要であると認識する一方で、現状は国際社会の懸念する公衆衛生緊急事態(a public health emergency of international concern)である旨決定しました。右を受けて、WHOよりすべての国に対して監視強化が勧告されることになります。
3.また、香港政府は、25日付でプレス・リリースを発出し、同政府は本件に鑑み、国境管理及び公衆衛生研究施設の監視を強化する旨公表するとともに、関連地域への渡航を計画する際には最新の情報を考慮し、防護措置を取るよう呼びかけています。
4.当館では、引き続き状況を注視して情報把握に努め、今後、関連情報を迅速に提供していく予定です。皆様におかれましても引き続き関心をもって本件をフォローして頂くようお願いします。
【渡航情報(スポット)】
メキシコ及び米国の一部の州:H1N1亜型由来豚インフルエンザの発生について
1.WHO(世界保健機関)事務局は、米国及びメキシコで発生している豚インフルエンザについて、これまで両国で確認されているものとは異なるH1N1亜型豚由来インフルエンザによるものであることを発表しました。WHOはまた、動物由来ヒトへの感染が見られる点、地理的に離れた場所でいくつかのコミュニティーにまたがって発生している点、通常のインフルエンザに比較的感染しにくい年齢層の感染が見られること等から警戒を強めています。
・米国カリフォルニア州、テキサス州で計7人の豚インフルエンザの感染が確認され、また9件の疑い例が報告されている。
・メキシコでは、4月23日までに882件以上のインフルエンザに類似した感染例が疑われており、そのうち62人が死亡している。
・メキシコの感染例のうち、18件については、H1N1亜型の豚由来インフルエンザである旨カナダの研究機関において確認され、さらに内12件については、米カリフォルニア州のH1N1亜型インフルエンザと遺伝子的に同一である旨についても確認された。
・このH1N1亜型由来豚インフルエンザはこれまで豚・ヒトともに検出されていない。
2.メキシコ、米国(メキシコとの国境周辺のカリフォルニア州・テキサス州)では、人込みを避け、衛生管理にも十分注意してください。また、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には検疫所の健康相談室にお申し出ください(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。)。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)
【渡航情報(スポット)】
メキシコ:H1N1亜型由来豚インフルエンザの発生について(注意喚起:その2)
1. 4月25日現在、メキシコにおいてインフルエンザと似た症状を示す比較的重い呼吸器疾患が流行しています。メキシコ厚生大臣は記者会見で、これまでメキシコ全国で1,004人の症例があり、4月23日までに68人が死亡(うち、20人の死因がインフルエンザであることを確認済み)していること及び以下の対策をとったことを発表しました。
なお、死亡した20人の地域別内訳は、メキシコ市13人、サン・ルイス・ポトシ州4人、バハ・カリフォルニア州2人、オアハカ州1人とされています。
(1)メキシコ政府は100万人分の抗インフルエンザウイルス薬を備蓄しており、インフルエンザと診断された患者に投与する。
(2)マスクの配布を開始する。
(3)豚肉を摂取してもウイルス感染はしない。
(4)週末も病院での診察が可能となるようにした。
(5)メキシコ市では、公的行事、宗教行事、サッカーの試合等、多くの人が集まる行事を中止した。
また、WHOによれば、メキシコにおける症例は、動物のインフルエンザウイルスが人に感染した症例であること、地理的に離れた場所で流行が広がっていること、
通常みられない年齢層が罹患していること等から、これらの事例は非常に危惧される事例です。
2.つきましては、メキシコに渡航を予定されている方は、報道等より現地の最新情報の入手に努めつつ、事態が沈静化するまでの間、渡航の是非について検討してください。
また、メキシコに滞在されている方は以下の点に留意し、衛生管理及び感染予防に努めてください。
(1)十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。
(4)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、迷わず現地の医療機関の診療を受ける。
3.4月24日より、メキシコ市国際空港において、出国者に対して健康申告書の提出を義務づけています。
4.また、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には検疫所の健康相談室にお申し出ください(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。)。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○外務省領事局海外邦人安全課
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
〇外務省ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
携帯版:http://www.anzen.mofa.go.jp/i/
○在メキシコ日本国大使館
所在地:Paseo de la Reforma No.395, Col. Cuauhtemoc,
06500 Mexico, D.F., Mexico
電話:(52-55)5211-0028
FAX:(52-55)5207-7743
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp/
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009C132
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/
○Avian influenza(世界保健機関〔WHO〕)
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/

2009年4月23日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザ警戒レベル引き下げ
15日、香港政府は鳥インフルエンザに関する警戒レベルを「重大対応段階(Serious Response Level)」から「警戒対応段階(Alert Response Level)」(最低レベル)に引き下げたと発表しました。
警戒レベルは引き下げられましたが、当地においては1年を通して鳥インフルエンザが発生する可能性がありますので、在留邦人の皆様におかれては、感染防止にご留意いただくとともに、今後の感染状況等につきご注意願います。
(注)香港政府は、鳥インフルエンザに対する緊急対応措置を3つの段階に分け、WHOのフェーズ1から3に相当する場合を「警戒対応段階」、フェーズ3かつ香港域内で家禽又はヒトが感染した場合を「重大対応段階」、フェーズ4以上の場合を「非常時対応段階(Emergency Response Level)」としています。
●参考情報
・鳥インフルエンザ感染防止のための注意事項については https://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/bird.html#20080331note をご参照ください。
・香港における鳥インフルエンザに感染したトリの感染状況(’08-’09年シーズン)はhttps://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/bird.html#2009_check_list をご参照ください。
・鳥・新型インフルエンザに関する日本政府、香港政府及びWHO情報は、https://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/bird.html#20070129 をご参照ください。

2009年4月23日
在香港日本国総領事館
世界の鳥インフルエンザ流行状況(09年4月現在)
当地、中国を含む世界における鳥インフルエンザの流行状況(09年4月現在)につき、世界保健機構(WHO)、国際獣疫事務局(OIE)より、月例の情報更新がまいりましたので、お知らせいたします。 在留邦人の皆様におかれましては、他国におけるものも含め、高病原性インフルエンザ(H5N1型)の発生状況について、引き続きご注意ください。
1.最近の流行状況
2003年11月以来、東南アジア、中央アジア、欧州などの広い地域において高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)が発生しています。現在も引き続き、世界各地でトリからトリへの感染やトリからヒトへの感染が確認されていますので、御注意ください。最近の感染状況は以下のとおりです。
(1)ヒトへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況
2009年3月3日以降、世界保健機関(WHO)は、エジプト(アレキサンドリア県、メノフィア県、アシュート県、ケナ県)において4人が感染したことが確認された旨発表しました。
当館注:下線部は「09年3月現在」のお知らせからの更新箇所。以下同じ。
2003年以降でヒトへの感染が確認されている国は、以下のとおりです。 (2009年3月30日現在:出典 WHO)

(2)トリへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況
国際獣疫事務局(OIE)は、2009年2月27日以降、インド(西ベンガル州)、バングラデシュ(ネトコロナ県、ガイバンダ県)、ベトナム(カマウ省(2月26日)、ソクチャン省)、ドイツ(シュタルンベルク郡(1月10日))において、トリへのH5N1型鳥インフルエンザの感染が確認された旨発表しました。その他、香港政府によると、東平州沖でトリへのH5N1型鳥インフルエンザ感染が確認されています。
現在までに、H5N1型鳥インフルエンザの発生が確認されている国・地域(62か国・地域)は以下のとおりです。
アジア(16): インド、インドネシア、カンボジア、タイ、韓国、中国、香港、日本、ネパール、 パキスタン、バングラデシュ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス
欧州(26): アゼルバイジャン、アルバニア、イタリア、ウクライナ、英国、オーストリア、カザフスタン、 ギリシャ、グルジア、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、スロバキア、
セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フランス、ブルガリア、ポーランド、 ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルーマニア、ロシア
中東(9): アフガニスタン、イスラエル、パレスチナ、イラク、イラン、クウェート、サウジアラビア、トルコ、 ヨルダン
アフリカ(11):エジプト、ガーナ、カメルーン、コートジボワール、ジブチ、スーダン、トーゴ、 ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン
2.感染地域でトリに接触した日本人が、発熱や咳症状を発症して帰国した事例(結果的にはH5N1型ウイルスに感染していなかった。)も確認されていますので、鳥インフルエンザの発生国・地域では不用意にトリに近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。また、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には、検疫所の健康相談室にお申し出ください。帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
3.各国・地域におけるヒトへの感染状況等の詳細については、各在外公館のホームページを御参照ください。
また、日本国内、香港政府及びWHOの各ホームページは、https://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/bird.html#20070129 してください。

2009年4月20日
在香港日本国総領事館
世界の鳥インフルエンザ流行状況(09年3月現在)
当地、中国を含む世界における鳥/新型インフルエンザの流行状況(09年2月現在)につきお知らせします。
在留邦人の皆様におかれましては、他国におけるものも含め、高病原性インフルエンザ(H5N1型)の発生状況について、引き続きご注意ください。
1.最近の流行状況
2003年11月以来、東南アジア、中央アジア、欧州などの広い地域において高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)が発生しています。現在も引き続き、世界各地でトリからトリへの感染やトリからヒトへの感染が確認されていますので、御注意ください。最近の感染状況は以下のとおりです。
(1)ヒトへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況
2009年2月3日以降、世界保健機関(WHO)は、ベトナム(ニンビン省、クアンニン省)において2人が感染(うち2人死亡)、エジプト(スエズ県、メニア県及びファイユーム県)において3人が感染したことが確認された旨発表しました。
当館注:下線部は前回お知らせからの更新箇所。以下同じ。
2003年以降でヒトへの感染が確認されている国は、以下のとおりです。 (2009年3月2日現在:出典 WHO)

(2)トリへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況
国際獣疫事務局(OIE)によると、2009年1月29日以降、インド(西ベンガル州)、中国(新疆ウイグル自治区)、香港、ネパール(ジャパ郡)、バングラデシュ(ダッカ県)、ベトナム(クアンニン省、カマウ省、ゲアン省、クアンチ省、ニンビン省、ソクチャン省、ハウザン省、バクニン省、バクリュウ省、カインホア省)、ラオス(ポンサリー県)において、トリへのH5N1型鳥インフルエンザの感染が確認されています。
現在までに、H5N1型鳥インフルエンザの発生が確認されている国・地域(62か国・地域)は以下のとおりです。
アジア(16) |
:
|
インド、インドネシア、カンボジア、タイ、韓国、中国、香港、日本、ネパール、 |
|
|
パキスタン、バングラデシュ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス |
欧州(26) |
:
|
アゼルバイジャン、アルバニア、イタリア、ウクライナ、英国、オーストリア、カザフスタン、 ギリシャ、 |
|
|
グルジア、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、スロバキア、セルビア、チェコ、 |
|
|
デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フランス、ブルガリア、ポーランド、 ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルーマニア、ロシア |
中東(9) |
:
|
アフガニスタン、イスラエル、パレスチナ、イラク、イラン、クウェート、サウジアラビア、 トルコ、ヨルダン |
アフリカ(11) |
:
|
エジプト、ガーナ、カメルーン、コートジボワール、ジブチ、スーダン、トーゴ、ナイジェリア、 |
|
|
ニジェール、ブルキナファソ、ベナン |
(3)その他、日本(愛知県)において、H7N6型鳥インフルエンザウイルス(弱毒性)が確認された旨、我が国農林水産省は公表しました。
2.感染地域でトリに接触した日本人が、発熱や咳症状を発症して帰国した事例(結果的にはH5N1型ウイルスに感染していなかった。)も確認されていますので、鳥インフルエンザの発生国・地域では不用意にトリに近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。また、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には、検疫所の健康相談室にお申し出ください。帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
3.各国・地域におけるヒトへの感染状況等の詳細については、各在外公館のホームページを御参照ください。
また、日本国内、香港政府及びWHOの各ホームページは、https://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/bird.html#20070129 してください。

2009年2月13日
在香港日本国総領事館
ランタオ島等で収集された鳥の検査結果
1.2月6日付でお知らせしました「香港におけるH5鳥インフルエンザウイルスに感染していた疑いのあるトリの発見」につき、7日、香港政府漁農自然護理署は検査結果を下記のとおり公表しました。
先週ランタオ島にて収集された3羽のニワトリと1羽のアヒル、2日に米埔自然保護区(Mai Po Nature Reserve)で収集されたアオサギ、3日に●湾(●はクサカンムリに全。Tsuen Wan)で発見されたハヤブサ及び屯門(Tuen Mun)で発見された1羽のニワトリの計7羽について、検査の結果、H5N1型鳥インフルエンザに感染していたことが判明した旨公表した。
同署は、7日、香港内にある82の村落を検査したが、無許可での家禽飼育は見つかっていない。\
2.在留邦人の皆様におかれては、引き続き死んだ家禽及び野鳥には近づかない、生きた鳥を扱う市場や農家には近づかない、うがい手洗い等の感染防止にご留意いただくとともに、今後の感染状況等につきご注意願います。
香港における鳥インフルエンザに感染したトリの感染状況(’08-’09年シーズン)はこちらをご参照ください。
鳥・新型インフルエンザに関する日本政府、香港政府及びWHO情報は、こちらをご参照ください。
*本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。

2009年2月6日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザ(香港におけるH5鳥インフルエンザウイルスに感染していた疑いがあるトリの発見)
今般、香港政府より下記のとおり当地において、過去数日間に発見された3羽の鳥の死骸が、H5鳥インフルエンザウイルスに感染している疑いがあること等が発表されました。
在留邦人の皆様におかれては、引き続き死んだ野鳥には近づかない、生きた鳥を扱う市場や農家には近づかない、うがい手洗い等の感染防止にご留意いただくとともに、今後の感染状況等につきご注意願います。
1.H5型鳥インフルエンザ・ウイルスの感染の疑いがあると判明したのは、アオサギ(Grey Heron)、ハヤブサ(Peregrine Falcon)、ニワトリの3羽。
2.アオサギは、米埔自然保護区(Mai Po Nature Reserve)で2日に発見された。半径3km以内に養鶏場が一つあり、漁農自然護理署は速やかに当該農場を検査したが、鶏に異常死や鳥インフルエンザの症状は見られなかった。予防的措置として、米埔自然保護区は6日より21日間閉鎖される。
3.ハヤブサは●湾(●はクサカンムリに全。Tsuen Wan)で、ニワトリは屯門(Tuen Mun)で、3日に発見された。どちらの発見場所からも、半径3km以内に養鶏場はない。
4.その他、5日、屯門(Tuen Mun)で2羽のニワトリの死骸が発見されており、検査される。
5.1日から4日の間にランタオ島で発見された20羽の鳥の死骸については、3羽のニワトリと2羽のアヒルが、初期的検査の結果、H5型ウイルスの感染が疑われ、更なる検査が行われており、1羽のアヒルがH5N1型検査に陽性、7羽の鳥はH5型検査に陰性、残る7羽については検査が続けられている。
6.さらに、5日、ランタオ島で、1羽のニワトリ、1羽のアヒルの死骸も発見されており、H5型ウイルス検査が行われる。
なお、本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
鳥インフルエンザに関する情報は当館ホームページで随時お知らせしておりますので、../itprtop_ja/ を御参照ください。

2009年2月6日
在香港日本国総領事館
世界の鳥インフルエンザ流行状況(09年2月現在)
当地、中国を含む世界における鳥/新型インフルエンザの流行状況(09年2月現在)につきお知らせします。
在留邦人の皆様におかれましては、他国におけるものも含め、高病原性インフルエンザ(H5N1型)の発生状況について、引き続きご注意ください。
1.最近の流行状況
2003年11月以来、東南アジア、中央アジア、欧州などの広い地域において高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)が発生しています。現在も引き続き、世界各地でトリからトリへの感染やトリからヒトへの感染が確認されていますので、御注意ください。最近の感染状況は以下のとおりです。
(1)ヒトへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況
2008年12月26日以降、世界保健機関(WHO)は、2008年12月にインドネシア(バンテン州、西ジャワ州)において2人が感染(うち2人死亡)、2008年12月及び2009年1月に中国(北京、山東省、山西省、湖南省、新疆ウイグル自治区、貴州省、広西チワン族自治区)において8人が感染(うち5人が死亡)、2009年1月にベトナム(タインホア省)において1人が感染、エジプト(モノフィーヤ県及び10月6日県)において2人が感染したことが確認された旨発表しました。
2003年以降でヒトへの感染が確認されている国は、以下のとおりです。
(2009年2月2日現在:出典 WHO)
インドネシア、ベトナム、エジプト、中国、タイ、トルコ、カンボジア、
アゼルバイジャン、イラク、パキスタン、ラオス、ナイジェリア、
バングラデシュ、ミャンマー、ジブチ。計15か国
感染者数 404人(うち、254人死亡)
(2)トリへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況
国際獣疫事務局(OIE)によると、2008年12月26日以降、インド(西ベンガル州、シッキム州)、バングラデシュ(ガジプール県、ナトーレ県、クリグラム県、ダッカ県、チッタゴン県)、ベトナム(タイグエン省、タインホア省)、ネパール(ジャパ郡)において、トリへのH5N1型鳥インフルエンザの感染が確認されています。ネパールにおける発生が確認されたのは今回が初めてであり、トリへのH5N1型鳥インフルエンザの発生国・地域は62カ国・地域となりました。
現在までに、H5N1型鳥インフルエンザの発生が確認されている国・地域(62か国・地域)は以下のとおりです。
アジア(16): インド、インドネシア、カンボジア、タイ、韓国、中国、香港、日本、ネパール、
パキスタン、バングラデシュ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス
欧州(26): アゼルバイジャン、アルバニア、イタリア、ウクライナ、英国、オーストリア、カザフスタン、
ギリシャ、グルジア、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、スロバキア、
セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フランス、ブルガリア、ポーランド、
ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルーマニア、ロシア
中東(9): アフガニスタン、イスラエル、パレスチナ、イラク、イラン、クウェート、サウジアラビア、トルコ、
ヨルダン
アフリカ(11):エジプト、ガーナ、カメルーン、コートジボワール、ジブチ、スーダン、トーゴ、
ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン
2.感染地域でトリに接触した日本人が、発熱や咳症状を発症して帰国した事例(結果的にはH5N1型ウイルスに感染していなかった。)も確認されていますので、鳥インフルエンザの発生国・地域では不用意にトリに近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。また、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には、検疫所の健康相談室にお申し出ください。帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
3.各国・地域におけるヒトへの感染状況等の詳細については、各在外公館のホームページを御参照ください。また、日本国内、香港政府及びWHOの各ホームページは、https://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/bird.html#20070129 してください。
(注)新型インフルエンザウイルスとは、動物、特に鳥類のインフルエンザウイルスが、ヒトからヒトへと感染しやすくなるよう変異し、こうした感染の結果起こる疾患が新型インフルエンザです。新型インフルエンザウイルスはいつ出現するのか、誰にも予測することはできません。人間界にとっては未知のウイルスでほとんどの人は免疫を持っていませんので、これは容易にヒトからヒトへ感染して広がり、急速な世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性があります。

2009年2月5日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザ(ランタオ島における鳥インフルエンザ(H5N1型)のアヒルとガチョウへの感染)
2月4日付で情報をお送りしました、ランタオ島でH5鳥インフルエンザに感染していた疑いがあるアヒルとガチョウの死骸が発見された件につきまして、香港政府は、1月29日と31日に発見された2羽のアヒルと1羽のガチョウは、更なる検査の結果、(1)鳥インフルエンザに感染していたこと(2)ウイルスはH5N1型であったこと、が確認された旨、4日公表しました。
なお、右の3羽の死体が発見されて以後、ランタオ島周辺の検査を強化しており、新たに1日及び2日に9羽、3日に新たに9羽、4日には2羽の死体が発見され、いずれも検査が行われている旨を公表しています。
在留邦人の皆様におかれては、引き続き死んだ野鳥には近づかない、生きた鳥を扱う市場や農家には近づかない、うがい手洗い等の感染防止にご留意いただくとともに、今後の感染状況等につきご注意願います。
なお、本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームペ
http://www.anzen.mofa.go.jp
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
鳥インフルエンザに関する情報は当館ホームページで随時お知らせしておりますので、../itprtop_ja/ を御参照ください。

2009年2月4日
在香港日本国総領事館
中国における鳥インフルエンザのヒトへの感染事例(続報)
1月30日付で情報をお送りした新彊自治区及び貴州省における鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例(新彊自治区31歳女性、貴州省29歳男性)について、各省衛生庁から以下のとおり続報の発表がありました。
1.1月24日及び25日に、新彊自治区及び貴州省で高病原性鳥インフルエンザの人への感染例が確認された事案に関して、2月1日、新彊自治区衛生庁及び貴州省衛生庁は感染者との密接接触者に対して行っていた医学観察を全員解除したと発表しました。
2.一方、依然として中国大陸での鳥インフルエンザのヒトへの感染事例が複数例報告されておりますので、在留邦人の皆様におかれましては、引き続き、不用意に鳥に近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。
3.また、日頃から行える準備は以下のとおりです。今一度ご確認ください。
(1)社内やご家庭でのうがいや手洗いの励行などウイルスに感染しない対策をはかる
(2)飲料水、食料品、衛生用品(マスクや消毒石けんなど)等の備蓄及び入手経路の確認を行う
(3)旅券の有効期限及び保管場所の確認
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
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○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
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鳥インフルエンザに関する情報は当館ホームページで随時お知らせしておりますので、../itprtop_ja/ を御参照ください。
*本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。

2009年2月4日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザ(ランタオ島におけるH5鳥インフルエンザに感染していた疑いがあるアヒルとガチョウの死骸の発見)
今般、下記のとおり当地(ランタオ島)においてH5鳥インフルエンザに感染していた疑いがあるアヒルとガチョウの死骸が発見されました。
本件に関する香港政府発表をまとめれば以下の通りです。
在留邦人の皆様におかれては、引き続き死んだ野鳥には近づかない、生きた鳥を扱う市場や農家には近づかない、うがい手洗い等の感染防止にご留意いただくとともに、今後の感染状況等につきご注意願います。
1.漁農自然護理署は、ランタオ島沙螺湾(Sha Lo Wan)で発見された3羽のアヒルとガチョウの死骸から、初動の検査によってH5鳥インフルエンザ・ウイルス感染の疑いがある旨述べた。当地からは、29日にアヒルとガチョウ各1羽、31日にアヒル1羽の死骸が発見されていた。死骸が発見された場所から周囲3キロメートルには家禽飼育農場はない。現在同署は、死骸が浜辺に打ち寄せられたものか否か、遺棄されたものなのか否かを含め調査中である。
2.衛生防護センターは、死骸を発見して通報した市民6人と、死骸を処理した係員12人の合計18人が医学監察を受けており、そのうち17人には徴候はでていない、29日の死骸処理に参加した26歳の運転手1人は、1月27日に発熱と上部呼吸器の感染徴候が現れたが、死骸との接触は否定した、と発表した。また、当該運転手は死骸処理以前に病状が現れたため、鳥インフルエンザに感染した可能性は相当低いが、観察及び検査のためプリンセス・マーガレット病院に入院していると述べた。
3.ヨーク・チョウ食物・衛生局長官は、1日、大陸でここ1ヶ月あまりに8件の鳥インフルエンザのヒトへの感染事例が発生したが、鳥インフルエンザの大量の家禽への感染事例は発生していないので、家禽に対するウィルスの反応に若干変化が現れているのではないかという点に関心を持っている、今まではウィルスに感染した多くの家禽が死んだ後にヒトに広まっていたが、現状では多くの家禽が死んだわけではない、家禽がウィルスを保有しつつ症状の表れない場合があるのではないかが注目される、と述べた。
4.なお、ランタオ島沙螺湾及び深屈湾において2月1~2日の間に更に9羽の鳥の死骸が見つかり、現在、初動の検査を行っている。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
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○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
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○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
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なお、本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。

2009年2月3日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザ(湖南省における鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例の発生)
先般の北京市、山西省、山東省、湖南省、新彊自治区、貴州省及び広西壮族自治区に続き湖南省において、鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例(12月以来、中国本土では8件目)が発生しました。
上記感染地域をはじめとする中国本土に行かれる方は、今後の報道等にご注意ください。また、在留邦人の皆様におかれては、引き続き死んだ野鳥には近づかない、生きた鳥を扱う市場や農家には近づかない、うがい手洗い等の感染防止にご留意いただくとともに、今後の感染状況等につきご注意願います。
なお、本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。
1.本件に関する中国政府衛生部の発表(ホームページ)の概要は以下の通りです。
1月31日、湖南省で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、患者は治療中である。発表の主要点は以下のとおり。
(1)患者は21歳の女性。湖南省●浦県(●はさんずいに「叙」)在住。
(2)1月23日に発病し、病状が重くなった後、1月26日に●浦県(●はさんずいに「叙」)人民病院に入院、1月29日には長沙市中南大学湘雅病院に転院して治療を受けた。現在、患者の病状は基本的に安定しており、臨床症状は好転している。
(3)1月30日、中国疾病予防コントロールセンターが、患者の標本から鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認。疫学調査によれば患者は発病前に死んだ家禽との接触歴がある。
(4)感染の発生後、現地政府はこれを高度に重視し、密接接触者に対して厳密な医学監察を実行しているが、今までに異常な臨床症状は現れていない。
2.中国政府のこれまでの公表によれば、今回の事例をあわせて、中国本土に おける鳥インフルエンザの人への感染例は38例目になります。また、12月 以来、北京市、山西省、山東省、湖南省、新彊自治区、貴州省、広西自治区 の例に続く8例目の感染例(湖南省では2人目の感染例。ただしこの2例の感 染場所は別の場所です。)になります。
(問い合わせ先)
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○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
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2009年1月30日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザ(山西省、山東省及び湖南省における鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例)(続報)
1月20日及び22日付で情報をお送りした、山西省、山東省及び湖南省における鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例(山西省2歳女児、山東省27歳女性及び湖南省16歳男性)について、各省衛生庁から以下のとおり続報の発表がありました。
1.山西省(2歳女児関係)
1月23日、山西省衛生庁発表
(1)患者児童(彭某)は、22日までに発病してから16日が経過した。衛生部、山西省、太原市の医療専門家が全力で治療し、危篤状態から脱した。この6日間、病状は安定している。
(2)本感染例に関して計67名に対して医学観察を実施していたが、このうち計51名については観察期間が7日を経過し、かつ発熱等の症状がないことから医学観察を解除した。残り16名についても発熱等の症状は現れていない。
2.山西省及び山東省(密接接触者関係)
1月24日、山西省衛生庁及び山東省衛生庁は、それぞれ感染者との密接接触者に対して行っていた医学観察を全員解除したと発表しました。
3.湖南省(密接接触者関係)
1月27日、湖南省衛生庁は感染者との密接接触者(157人)に対して行っていた医学観察を全員解除した。
4.一方、最近は中国大陸での鳥インフルエンザのヒトへの感染事例が複数例報告されているところ、在留邦人の皆様におかれましては、引き続き、不用意に鳥に近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。
5.また、日頃から行える準備は以下のとおりです。今一度ご確認ください。
(1)社内やご家庭でのうがいや手洗いの励行などウイルスに感染しない対策をはかる
(2)飲料水、食料品、衛生用品(マスクや消毒石けんなど)等の備蓄及び入手経路の確認を行う
(3)旅券の有効期限及び保管場所の確認
なお、本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。
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電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
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○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所
http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
鳥インフルエンザに関する情報は当館ホームページで随時お知らせしておりますので、../itprtop_ja/ を御参照ください。

2009年1月30日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザ(新彊自治区、貴州省及び広西壮族自治区における鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例の発生)
先般の北京市、山西省、山東省及び湖南省に続き、新彊自治区、貴州省及び広西壮族自治区において、鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例が発生しました。
本件に関する中国政府衛生部の発表(ホームページ)の概要は以下の通りです。
上記感染地域をはじめとする中国本土に行かれる方は、今後の報道等にご注意ください。また、在留邦人の皆様におかれては、引き続き死んだ野鳥には近づかない、生きた鳥を扱う市場や農家には近づかない、うがい手洗い等の感染防止にご留意いただくとともに、今後の感染状況等につきご注意願います。
なお、本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。
1.新彊自治区概要(死亡例)
1月24日、新彊自治区で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、患者(1名)は死亡した旨を発表しました。発表の主要点は以下のとおりです。
(1)患者は31歳の女性。新彊自治区ウルムチ市トウ屯河区在住。
(2)1月10日に発病し、入院して治療を受けたが症状が悪化した後、1月23日早朝4時40分に死亡した。
(3)1月24日、中国疾病予防コントロールセンターが、患者の標本から鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認。疫学調査によれば患者は発病前に家禽市場との接触歴がある。
(4)感染の発生後、現地政府はこれを高度に重視し、密接接触者に対して厳密な医学観察を実行しているが、今までに異常な臨床症状は現れていない。
2.貴州省概要(重体例)
1月25日、貴州省で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、患者(1名)は重篤である旨を発表しました。発表の主要点は以下のとおりです。
(1)患者は29歳の男性。貴陽市雲岩区在住。
(2)1月15日に発病し、同日より省人民病院で治療をうけたが症状はよくならず、病状は重篤である。現在、専門家の指導のもと全力で治療に当たっている。
(3)1月25日、中国疾病予防コントロールセンターが、患者の標本から鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認。疫学調査によれば患者は発病前に家禽市場で鳥との接触歴がある。
(4)感染の発生後、現地政府はこれを高度に重視し、密接接触者に対して厳密な医学観察を実行しているが、今までに異常な臨床症状は現れていない。
3.広西壮族自治区概要(死亡例)
1月26日、広西壮族自治区で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、患者(1名)は死亡した旨を発表しました。発表の主要点は以下のとおりです。
(1)患者は18歳の男性。広西自治区北流市在住。
(2)1月19日に発病し、同日より当地の衛生院で治療をうけたが症状はよくならず、1月24日に玉林市紅十字会病院に入院した。病状は重く、全力で治療に当たったが1月26日に死亡した。
(3)1月26日、中国疾病予防コントロールセンターが、患者の標本から鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認。疫学調査によれば患者は発病前に死んだ家禽との接触歴がある。
(4)感染の発生後、現地政府はこれを高度に重視し、密接接触者に対して厳密な医学観察を実行しているが、今までに異常な臨床症状は現れていない。
4.中国政府のこれまでの公表によれば、今回の3事例をあわせて、中国本土における鳥インフルエンザの人への感染例は37例目目になります。また、今年(今シーズン)に入って、北京市、山西省、山東省、湖南省、新彊自治区、貴州省及び広西壮族自治区の例で、7例目の感染例(内死亡例は5例)になります。
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○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
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2009年1月23日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザ(続報:北京市における鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例の発生)
1.7日付で情報をお送りした、北京市における鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例(1月6日の19歳女性の死亡例)について、1月12日、北京市衛生局は感染者との密接接触者に対して行っていた医学観察を全員解除したと発表しました。
2.一方、最近は中国大陸での鳥インフルエンザのヒトへの感染事例が複数例報告されているところ、在留邦人の皆様におかれましては、引き続き、不用意に鳥に近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。
3.また、日頃から行える準備は以下のとおりです。今一度ご確認ください。
(1)社内やご家庭でのうがいや手洗いの励行などウイルスに感染しない対策をはかる
(2)飲料水、食料品、衛生用品(マスクや消毒石けんなど)等の備蓄及び入手経路の確認を行う
(3)旅券の有効期限及び保管場所の確認
なお、本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。
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○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
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鳥インフルエンザに関する情報は当館ホームページで随時お知らせしておりますので、../itprtop_ja/ を御参照ください。

2009年1月21日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザ(湖南省における鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例の発生)
先般の北京市、山西省及び山東省に続いて、湖南省で鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例が発生しました。本件に関する中国政府衛生部の発表(ホームページ)の概要は以下の通りです。
上記地域をはじめとする中国本土に行かれる方は、今後の報道等にご注意ください。また、在留邦人の皆様におかれては、引き続き死んだ野鳥には近づかない、生きた鳥を扱う市場や農家には近づかない、うがい手洗い等の感染防止にご留意いただくとともに、今後の感染状況等につきご注意願います。
なお、本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。
1.1月19日、湖南省で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、患者(1名)は重体である旨を発表しました。発表の主要点は以下のとおりです。
(1)患者は16歳の男性。学校の生徒。貴州省黔東南州在住。
(2)1月8日に発病し、病状が悪化した後、16日から湖南省懐化市に移って入院治療を行った。患者の病状は重篤であり、現在全力で治療中である。
(3)1月19日、中国疾病予防コントロールセンターが、患者の標本から鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認。疫学調査によれば患者は発病前に死んだ家禽との接触歴がある。
(4)感染の発生後、現地政府はこれを高度に重視し、密接接触者に対して厳密な医学観察を実行しているが、今までに異常な臨床症状は現れていない。
2.中国政府のこれまでの公表によれば、今回の事例をあわせて、中国における鳥インフルエンザの人への感染例は34例目になります。また、今年に入ってからは、北京市、山西省、山東省の例に続く感染例になります。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
鳥インフルエンザに関する情報は当館ホームページで随時お知らせしておりますので、../itprtop_ja/を御参照ください。

2009年1月20日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザ(中国2省における鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例の発生)
先般の北京市に続き山西省及び山東省において、鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例が発生しました。
本件に関する中国政府衛生部の発表(ホームページ)の概要は以下の通りです。
山西省及び山東省をはじめとする中国本土に行かれる方は、今後の報道等にご注意ください。また、在留邦人の皆様におかれては、引き続き死んだ野鳥には近づかない、生きた鳥を扱う市場や農家には近づかない、うがい手洗い等の感染防止にご留意いただくとともに、今後の感染状況等につきご注意願います。
なお、本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。
1.山西省概要
1月17日、山西省で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、患者(1名は)重体である。判明している今回の感染経過は以下のとおり。
(1)患者は2歳の女児。山西省呂梁市孝義市在住。
(2)1月7日に湖南省で発病し、同11日に祖父母とともに山西省に戻った。病状が悪化した後、14日に山西省フン陽病院(「フン」はさんずいに「分」)から山西省児童病院に転院し治療中であり、病状は重体である。
(3)1月17日、中国疾病予防コントロールセンターが、患者の標本から鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認。
(4)感染の発生後、現地政府はこれを高度に重視し、密接接触者に対して厳密な医学観察を実行しているが、今までに異常な臨床症状は現れていない。現在、衛生部門が疫学調査を行っている。
2.山東省概要
1月18日、山東省で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、患者(1名)は死亡した旨を発表しました。発表の主要点は以下のとおりです。
(1)患者は27歳の女性。山東省済南市在住。
(2)1月5日に発病し、入院して治療を受けたが症状が悪化した後、1月17日18時40分に死亡した。
(3)1月18日、中国疾病予防コントロールセンターが、患者の標本から鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認。
(4)感染の発生後、現地政府はこれを高度に重視し、密接接触者に対して厳密な医学観察を実行しているが、今までに異常な臨床症状は現れていない。
3.中国政府のこれまでの公表によれば、今回の事例をあわせて、中国本土における鳥インフルエンザの人への感染例は33例目、死亡は22例目になります。また、今年に入ってからは、北京市、山西省の例に続く感染例の判明になります。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
鳥インフルエンザに関する情報は当館ホームページで随時お知らせしておりますので、../itprtop_ja/ を御参照ください。

2009年1月14日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザの流行状況(08年12月現在)
昨年12月30日に香港においても軽度の鳥インフルエンザ(H9N2型)の人への感染が確認されました。これは高病原性インフルエンザ(H5N1型)とは異なるタイプのウイルスですが、在留邦人の皆様におかれましては、高病原性インフルエンザ(H5N1型)に関する発生状況について、引き続きご注意ください。
また、新型インフルエンザウイルス(注)はいつ出現するのか、誰にも予測することはできません。人間界にとっては未知のウイルスでほとんどの人は免疫を持っていませんので、これは容易に人から人へ感染して広がり、急速な世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性があります。
つきましては、他国での発生状況の情報には常に注意するようにしてください。
(注)新型インフルエンザウイルスとは、動物、特に鳥類のインフルエンザウイルスが人に感染し、人の体内で増えることができるように変化し、人から人へと効率よく感染できるようになったもので、このウイルスが感染して起こる疾患が新型インフルエンザです。
1.最近の流行状況
2003年11月以来、東南アジア、中央アジア、欧州などの広い地域において高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)が発生しています。現在も引き続き、世界各地でトリからトリへの感染やトリからヒトへの感染が確認されていますので、御注意ください。最近の感染状況は以下のとおりです。
(1)ヒトへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況
2008年12月4日以降、世界保健機関(WHO)は、2008年11月にインドネシア(リアウ州、ジャカルタ特別州)において2人が感染(うち1人死亡)、カンボジア(カンダール州)において1人が感染、同年12月にエジプト(アシュート県)において1人が感染(1人死亡)したことが確認された旨、発表しました。
(2008年12月16日現在)。
2003年以降でヒトへの感染が確認されている国は、以下のとおりです。
(2008年12月16日現在:出典 WHO)
インドネシア、ベトナム、エジプト、中国、タイ、トルコ、アゼルバイジャン カンボジア、イラク、パキスタン、ラオス、ナイジェリア、バングラデシュ、 ミャンマー、ジブチ。計15か国 感染者数 391人(うち、247人死亡)
(2)トリ等へのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況
国際獣疫事務局(OIE)によると、2008年12月4日以降、バングラデシュ(ナオガオン県、ラングプール県、ノルシンジ県)、中国(江蘇省)、香港(元朗地区)、インド(アッサム州、西ベンガル州)において、トリへのH5N1型鳥インフルエンザの感染が確認されています(但し、バングラデシュのナオガオン県及びラングプール県は、2008年9月及び11月に発生。)その他、カンボジア当局及びFAO(国際連合食糧農業機関)によると、2008年12月4日以降、カンボジア(カンダール州)及びバングラデシュ(ガジプール県、ノルシンジ県、ナトーレ県)でトリへのH5N1型鳥インフルエンザ感染が確認されています。
現在までに、H5N1型鳥インフルエンザの発生が確認されている国・地域(61か国・地域)は以下のとおりです。
アジア(15):インド、インドネシア、カンボジア、タイ、韓国、中国、香港、日本、パキスタン、バングラデシュ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス
欧 州(26):アゼルバイジャン、アルバニア、イタリア、ウクライナ、英国、オーストリア、カザフスタン、ギリシャ、グルジア、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、スロバキア、セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フランス、ブルガリア、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルーマニア、ロシア
中 東(9): アフガニスタン、イスラエル、パレスチナ、イラク、イラン、クウェート、サウジアラビア、トルコ、ヨルダン
アフリカ(11):エジプト、ガーナ、カメルーン、コートジボワール、ジブチ、スーダン、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ベナン
2.感染地域でトリに接触した日本人が、発熱や咳症状を発症して帰国した事例(結果的にはH5N1型ウイルスに感染していなかった。)も確認されていますので、鳥インフルエンザの発生国・地域では不用意にトリに近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。また、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には、空港等にある検疫所の健康相談室に相談してください。
また、帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの病院に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせたうえで、医者の指示に従ってください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
3.各国・地域におけるヒトへの感染状況等の詳細については、各在外公館のホームページを御参照ください。また、日本国内、香港政府及びWHOの各ホームページは、https://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/bird.html#20070129 してください。

2009年1月7日
在香港日本国総領事館
鳥インフルエンザ(北京市における鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例の発生)
今般、下記のとおり、北京市において、鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染事例(今シーズン初めての感染例になる。(中国政府公表))が発生しました。
本件に関する中国政府衛生部の発表及び新華社の報道の概要は以下の通りです。
北京市をはじめとする中国本土に行かれる方は、今後の報道等にご注意ください。また、在留邦人の皆様におかれては、引き続き死んだ野鳥には近づかない、生きた鳥を扱う市場や農家には近づかない、うがい手洗い等の感染防止にご留意いただくとともに、今後の感染状況等につきご注意願います。
なお、本件情報は当館メール配信サービスでも提供しております。在留届を提出している方はこちらから申し込みいただけます。
記
1.1月6日、北京市で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、同人は死亡した。判明している今回の感染経過は以下のとおり。
(1)患者は19歳の女性。福建省出身。2008年2月より北京市朝陽区三間房(当館注:東五環路の東側に位置する)に住んでいた。
(2)12月24日に発病し、27日には入院して治療をうけたが症状が悪化した後、1月5日午前7時20分に死亡した。
(3)1月5日、北京市疾病予防コントロールセンター及び中国疾病予防コントロールセンターが、患者のサンプルから鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認した。
(4)新華社の報道によれば、感染の発生後、北京市政府はこれを高度に重視し、計116名の密接接触者(家族、隣人、医療関係者等)に対して厳密な医学観察を実行しているが、これまでに臨床異常症状は現れていない。
(5)新華社の報道によれば、死亡した患者は発病前に死んだ家禽と接触しており、発病前に河北省の市場で生きた鳥を購入しているとのことです。
2.中国政府のこれまでの公表によれば、今回の事例をあわせて、中国における鳥インフルエンザの人への感染例は31例目、また死亡例は21例目になる。また、今シーズン初めての感染例になる。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
鳥インフルエンザに関する情報は当館ホームページで随時お知らせしておりますので、../itprtop_ja/ を御参照ください。
