過去のお知らせ(2012)

平成30年1月2日

 

 

2012年10月10日 在香港日本国総領事館    
マカオにおけるデング熱の発生について
     
  9月27日、マカオ政府衛生局は、9月だけで9例のデング熱感染報告があったことから、 3段階あるデング熱対応レベルをレベル2から最高のレベル3に引き上げることを決定しました。
  その後も感染例は続いており、10月9日現在 18例の感染が報告されています。
  在留邦人の皆様におかれましては、外出する際は(1)長袖,長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける、(2)虫除け剤や蚊帳の使用等により、屋内及び屋外において蚊に刺 されないように注意する、等に心がけ、蚊が室内にいた場合は駆除に努めるようお願いします。
 
  【参考】デング熱について
  世界中の100カ国以上で流行しており,毎年約5,000万~1億人の患者が発生していると考えられています。
  日本では,海外で感染して帰国される方(輸入症例)が毎年約100人報告されています。2011年は103人の患者が報告されており,インド,フィリピン,インドネシアでの感染事例が増加しているので注意が必要です。
  2012年6月現在,すでに58例以上が輸入症例として報告されています。
 
発生地域:アジア,中南米,アフリカなど,熱帯・亜熱帯地域に広く分布。
 
感染経路:ウイルスを保有した蚊に吸血された際に感染する。媒介蚊は日中,都市部の建物内外に生息するヤブカ類である。
 
主な症状:突然の発熱,激しい頭痛,関節痛,筋肉痛,発疹。デング熱患者の一部は重症化して,出血傾向を伴うデング出血熱を発症することがある。
 
参考情報:
    FORTH/厚生労働省検疫所「デング熱」:http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name33.html
    国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:デング熱」:http://idsc.nih.go.jp/disease/dengue/index.html
    国立感染症研究所「デングウイルス感染症情報」:http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/dengue.htm
     
 
      2012年06月04日 在香港日本国総領事館  
インフルエンザに係る対応レベルの引き上げ等について
   
 
1. 香港特別行政区政府の食品・衛生局および衞生防護中心は6月1日、「インフルエンザのパンデミックに関する対応計画」における対応レベルを"alert(警戒)"から"serious(厳重)"へ一段階引き上げ、翌2日、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)のヒトへの感染が確認されたことを発表しました。発表の要旨は以下の通りです。
 
(1) 患者は2歳、男性。広州市在住。
(2) 現在プリンセス・マーガレット病院のICUに入院、加療中だが、閉塞性水頭症をきたし病状は重篤。
(3) 患者の両親も同病院に隔離されているが、インフルエンザ検査は陰性。
(4) 患者が受診した私立医院の職員二名と同医院で接触が疑われるもう一名の患者のインフルエンザ検査も陰性。
(5) 患者は広州の家禽市場に行っているが、そこでウイルスに感染したかは現在も専門家が調査中。
(6) 患者の両親、祖母にインフルエンザの症状は無く、ヒトからヒトへと感染する可能性は低いことから、国民に冷静な対応を要請。
   
2. 日常生活上のご注意
  日頃から鳥の死骸を発見した場合は決して触ったり近づいたりしないようにして下さい。また、生きた鳥を扱う市場や農家に必要なく近づかないようにして下さい。石けんでの手洗い、うがいなど通常の衛生管理にも十分注意して下さい。
   
3. 当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ及びメールマガジンでお知らせします。鳥インフルエンザに関する以下のWebページ等もご参考下さい。
   
  ○ 外務省海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
  ○ 鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省): http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/
  ○ 海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所): http://www.forth.go.jp
  ○ 鳥インフルエンザ(世界保健機関[WHO]): http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
   
2012年01月01日 在香港日本国総領事館  
広東省深セン市における高病原性鳥インフルエンザの人感染事例の発生(患者死亡)
   
  12月31日、広東省衛生庁は、深セン市で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、同人は死亡した旨発表しましたので、関連情報をお知らせします。
 
 
1. 広東省深セン市における感染例の状況(広東省衛生庁発表)
 
(1) 患者:陳某、男性、39歳、バスの運転手、宝安沙井在住。
(2) 12月21日に発病後、12月25日に病状が重くなり入院。12月30日、広東省疾病預防控制中心(CDC)が患者の標本を検査したところ、鳥インフルエンザウィルス(H5N1型)核酸の陽性反応が確認された。
(3) 12月31日、中国衛生部専門家チームは、世界保健機関(WHO)における高病原性鳥インフルエンザの人感染病例確定診断定義及び中国の診断基準に基づき、同患者は高病原性鳥インフルエンザの感染病例であると判定した。
(4) 12月31日午後,病状が急に悪化し死亡した。
(5) これまでの調査によると、患者と濃厚な接触をした120名は全て健康である。
(6) 中国衛生部は、同患者に関する情報を直ちにWHO、香港、マカオ、台湾及び関係国に通報した。
 
 
2. 日常生活上のご注意
  日頃から鳥の死骸を発見した場合は決して触ったり近づいたりしないようにして下さい。また、生きた鳥を扱う市場や農家に必要なく近づかないようにして下さい。石けんでの手洗い、うがいなど通常の衛生管理にも十分注意して下さい。
 
3. 当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ及びメール配信サービスでお知らせします。以下のWebページ等もご参考下さい。
 
○ 在広州日本国総領事館 :https://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/index.htm
○ 外務省海外安全ホームページ : http://www.anzen.mofa.go.jp/
○ 鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省): http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/
○ 海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所): http://www.forth.go.jp
○ 鳥インフルエンザ(世界保健機関[WHO]): http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/