楊 貫一(ユエン クーン ヤット)富臨飯店菫事総経理の旭日双光章受章
令和3年4月29日
楊 貫一(ユエン クーン ヤット)富臨飯店菫事総経理の旭日双光章受章
4月29日、日本政府は令和3年(2021年)春の外国人叙勲受章者を発表しました。この中で楊 貫一(ユエン クーン ヤット)富臨飯店菫事総経理は、中華人民共和国(香港)における日本食材の普及に寄与した功績が認められ、旭日双光章を受章されました。
- 賞賜: 旭日双光章(The Order of the Rising Sun, Gold and Silver Rays)
- 功績概要: 中華人民共和国(香港)における日本食材の普及に寄与
- 氏名: 楊 貫一(ユエン クーン ヤット)Yeung Koon Yat
- 主要経歴: 富臨飯店菫事総経理
- 住所(国籍): 香港(中国)
【参考】
楊 貫一(ユエン クーン ヤット)氏は、毎年ミシュランに格付けされている香港の高級中華レストランで、昭和52年(1977年)に創業したアワビ料理専門店「富臨飯店」を経営しておられます。
同氏は、干しアワビの調理法を研究した第一人者で「アワビ王」の通称があり、日本産のアワビは生息環境が良いために乾燥させても高品質であるとして、特に岩手県産の吉浜アワビ、青森県産の大間アワビ、千葉県産の大網アワビを創業以来使用を続け、香港市民の日本産海産物の認知に大きく貢献してこられました。
平成23年(2011年)の東日本大震災の発生後、日本産アワビの生産への影響を心配した同氏は、在香港日本国総領事館や宮城県庁の支援を受けて、令和元年(2019年)、自らのレストラン関係者等を宮城県へ派遣して、現地の生産者や加工業者と意見交換を行い、引き続き三陸産のアワビを使用し続ける決意を関係者に伝えるなど、三陸の復興に積極的に関わってこられました。このように同氏は、当地における日本産食材の普及に尽力しておられます。